イスラム建築のドームは進化がある。(1)

ローマ時代から連綿と続く「ドーム」建築は補強や独自性を持たせるために、いくつかの建築要素を取り入れた。
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いち @Yuichirou_bit

ドーム建築はイスラーム以前から存在していた。パンテオン神殿のドームは古代ローマ、キリスト教会だったハギア・ソフィア、サルヴィスタン宮殿にもドームはあり、イスラーム世界はそれを継承した形になる。 組積造の方形建物に円形ドームを敷くには「移行部」の補強が必要になる。多角形の壁面(続)

2023-01-12 14:00:14
いち @Yuichirou_bit

やドームに接面する場に格子状のアーチを建て中央に小さなドームを冠したり、ムカルナスと呼ばれる弧状の陶器製小片を集中させた移行部など多種多様である。 イスラエルの岩のドームは舟の座席部と水面部とに分かれる構造を採用したに木造二重構造で11世紀のウマイヤモスクに伝承されたという記述はあ

2023-01-20 23:52:11
いち @Yuichirou_bit

るが、現存していない。しかし石造の二重構造は受け継がれ、14世紀以降広く利用され、イランからエジプト等に波及していく。17世紀末~18世紀のインドのイスラーム建築ではドームが膨張した形が多くみられるようになる。またインドのイスラム建築には「チャトリ」という石を細く長く利用した柱梁構造に

2023-01-20 23:56:59
いち @Yuichirou_bit

近い建物の装飾要素が生まれている点で他国のイスラム建築との違いがあり、興味深い。詳しくは「インドのイスラム建築」というサイトに触れられている。1570年建造のファテプル・シークリーによる宮殿建築は木造建築風石造建築となっていて面白い。以下URL ne.jp/asahi/arc/ind/…

2023-01-21 00:01:08