intuition/直観・直感について

語の使用をめぐる対話です
6
@odg1967

今度研究会で「道徳的直観」とか言いだす香具師がいたら、「それは偏見(例「酢豚のパイナップルは道徳的にありえない」)とどう区別されるのですか」と質問してみようかと。

2010-05-12 09:41:30
Mori Tatsuya 🇺🇦 @mori_tatsuya

@odg1967 「直感と直観と直覚は違うのです(キリッ 」

2010-05-12 10:17:43
@odg1967

@mori_tatsuya 直感は全くの別物でしょうけど、直観と直覚は共に intuition ですよね?

2010-05-12 10:41:49
@odg1967

「道徳的直観」が流行ってる背景はこれやろなあ…… http://plato.stanford.edu/entries/reflective-equilibrium/

2010-05-12 10:44:43
Mori Tatsuya 🇺🇦 @mori_tatsuya

@odg1967 intuitionは直感(日常的)・直観・直覚(哲学的、訳語の違い)すべて含むと思いますがどうでしょう。こんなのもあります http://bit.ly/bItRvF

2010-05-12 11:55:58
@odg1967

@mori_tatsuya intuition の訳語に「感」を入れるのはまずいような気がするのですが……。

2010-05-12 16:19:13
Mori Tatsuya 🇺🇦 @mori_tatsuya

@odg1967 "unexplained feelings you have that something is true even when you have no evidence or proof of it."(コウビルド) feeling をどう見るかでは。

2010-05-12 18:29:15
Mori Tatsuya 🇺🇦 @mori_tatsuya

@odg1967 新和英中辞典では直観・直感いずれもintuitionです。英辞郎on the webも同じですが、日本語の説明のほうに混乱があるようです。広辞苑の「直感」は「説明や証明を経ないで、物事の実相を心でただちに感じ知ること。すぐさまの感じ。」

2010-05-12 18:33:09
@odg1967

哲学とか思想史の文脈で出てくる intuition を研究社新英和辞典に出てるからという理由で「直感」と訳すのは、プラトンの英訳に出てくる knowledge を「知識」と訳すのと同じようなものだと思うのだけど。

2010-05-12 19:41:03
@odg1967

ちなみにプラトンの英訳に出てくる knowledge を日本語で訳すとすれば、知識ではなく……

2010-05-12 19:42:24
@odg1967

類題。アリストテレスの英訳に出てくる final cause を日本語で訳すとすれば……

2010-05-12 19:43:52
@odg1967

final cause の方は英辞郎に出てるか……。

2010-05-12 19:44:55
@odg1967

というわけで、日常語とは少し違うのだけど、intuition について、direct feeling と混同するような訳語はつけない方がいいとぼくは思う。

2010-05-12 19:46:40
縮限 @contractio

これは内容というより歴史の問題ではないですかね。「「直観」は、術語としてわざわざ導入されたものなので、(日本における哲学の歴史を尊重するなら)そっちをつかいましょう」、という程度の。 RT @odg1967: * 日常語とは少し違うのだけど、intuition について *

2010-05-12 20:13:59
Mori Tatsuya 🇺🇦 @mori_tatsuya

@odg1967 先にも書きましたが、日常語と哲学用語の区別には同意しています。その上で日常語のintuitionに「直感」をあててよいかどうかという話だったと思うのですが…そして私はありだと思ってます。いかがでしょうか。

2010-05-12 20:16:01
縮限 @contractio

なんだ。日常語の話だったのですか。ならば余計な口出しでした。 RT @mori_tatsuya: @odg1967 先にも書きましたが、日常語と哲学用語の区別には同意しています。その上で日常語のintuitionに「直感」をあててよいかどうかという話

2010-05-12 20:19:40
@odg1967

@mori_tatsuya そこは見解の相違ですね。ぼくは direct feeling を想起させる「直感」という語は、日常語においても intuition の訳語として用いるべきではないと考えています。

2010-05-12 21:12:32
@odg1967

@contractio いや、非常に微妙なところです。

2010-05-12 21:12:56
縮限 @contractio

@odg1967 「議論の推移を見守りたい」話法を行使いたします。

2010-05-12 21:34:19
Mori Tatsuya 🇺🇦 @mori_tatsuya

日常レベルでも、ですか…もう辞書批判の次元に入っている気がします。 RT @odg1967 そこは見解の相違ですね。ぼくは direct feeling を想起させる「直感」という語は、日常語においても intuition の訳語として用いるべきではないと考えています

2010-05-12 22:01:59
Mori Tatsuya 🇺🇦 @mori_tatsuya

@odg1967 もちろん辞書が常に正しいというつもりはありませんが、英語でも直「感」的用法が普及している(普通に通用する)ならば「感」を排除する必要はないと思います。あるいは英語母語話者のintuitionイメージを辞書編纂者が誤解しているのでしょうか。私には何とも言えませんが

2010-05-12 22:07:14
Mori Tatsuya 🇺🇦 @mori_tatsuya

@odg1967 先に引いたコウビルドの定義 http://bit.ly/a2kRgO では、feeling but no evidence or proof とあります。evidenceをsense data(ここに右手がある)と見れば感覚世界と区別されるという解釈も…(続)

2010-05-12 22:12:33
Mori Tatsuya 🇺🇦 @mori_tatsuya

@odg1967 (続)…可能かもしれませんが、それはむしろ哲学的な意味合いが強いように思います。また直観が時と共に直感に「堕落」した(だから望ましくない)という見方もあるかもしれませんが、言語が生きたものである以上、特定の用法をカノンとすることできないのではないかと思います。

2010-05-12 22:17:16
1 ・・ 10 次へ