「情報強者」の選民感

「情報強者」という表現について、否定的スタンスで書いております。 この単語を「自分のこと」として積極的に使う言説に違和感を覚えたため、呟いたツイート群です。 ブログでの該当記事は以下。 http://ryotatakimoto.blog.fc2.com/blog-entry-557.html
5
りょ @yumeyabou

「情報強者」という単語はダメだな。当事者は無意味な優越感を抱き「皆、私のようになるべき」などと勘違いする。それって実は、マスメディア記者が長年持ってきた選民感と同じものジャーナリストは自分のことを「強者」などと言わないし、みんな俺のようになれ!とも言わない。分担に過ぎない。

2011-10-28 17:03:54
りょ @yumeyabou

情報強者とは…そもそもが、「優越感を感じたくて」当事者が使い始めた言葉なんだろうな。自称でしか無い。Webで情報が広く共有されるように…などと言いながら、一方で、自分達が批判する旧メディアと同じ選民感に浸る。ツールが変わっただけで人の性(さが)が変わってない。それは残念ですよね。

2011-10-28 17:09:07
りょ @yumeyabou

「情報強者」という単語について言えることは、例えば「びっこ」という差別用語や、「ご苦労さまです」という挨拶について言われることと同じなんですよね。気にしないで使う人も多いが、一定数の人がそこに「差別性」や「優越性」を見出す以上、下手に使うのはやめた方が良い、という。

2011-10-28 17:15:10
りょ @yumeyabou

単語そのものの問題というより、それを使う人の意識の問題であるため…別の表現に置き換えれば解決、とはならない。新表現に改めて歪曲した解釈を見出す人が絶えない限り、差別語は差別語であり続け、敬遠語は敬遠語であり続け、優越語は優越語であり続ける。「出来ちゃった婚」→「おめでた婚」など。

2011-10-28 17:27:51
りょ @yumeyabou

とはいえ、新表現は歪曲イメージの拡散をリセットするという点で、効果的でもあるのですが。実際、意味は同じでも、「出来ちゃった婚」より「おめでた婚/授かり婚」と言われた方がイメージが良い…と感じる人は多いはず(私も)。それは、「デキ婚」で一度広まった負のイメージがリセットされた為。

2011-10-28 17:32:49
りょ @yumeyabou

負のイメージに染まった旧表現は、スケープゴートと言えるかも。負の意味(悪意?)を伝えたい人は、差別用語や「デキ婚」のような旧表現を使い続ける。言葉が指す意味は同じであっても、悪い意図で使いたくない人は、悪意がリセットされた新しい表現を積極的に採用していく。授かり婚おめでとう!と。

2011-10-28 17:38:51
りょ @yumeyabou

たまにテレビの生放送等で、放送禁止用語を使ってしまった人が、CM後に「先程は不適切な表現をしてしまい…今後はこのようなことが無いよう…」と謝罪する場面に出くわすと、なんともいえない気分になる。「何が不適切だったのか分からん…」「ドンマイです…」とか。

2011-10-28 17:55:39
りょ @yumeyabou

「ここまで厳密に”禁止語”にすることが、かえってその言葉の差別性を助長するんだけどな…」とな。 ブルーハーツの「終わらない歌」にも禁止用語があって、カラオケで歌うたびに「××××扱いされた日々」と表示される。 あぁ、差別用語ね。と、良くも悪くも共有され、差別語として定着する。

2011-10-28 17:57:42
りょ @yumeyabou

もしもボックスで、「バカ」も「アホ」も「左利き」も「欲求不満」も「セックス」も全て禁止用語にしてみれば、シュールな世界になるだろうなぁ…(´-`)狭量世界。原発も政治家も禁止用語に?…要するに、言葉の置き換えって根本的な対策にはなりえないと思うのでした。 くさいものになんとやら。

2011-10-28 18:01:51