トリックオアトリート！で遊んでたら下手なゾンビものになった件

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『トリックオアトリート！繰り返す！トリックオアトリート！』「ああくそっ、エイリアン野郎め」「よーしケツを上げろお嬢さんがた。装填してロックしろ！」「整列！整列！」「曹長！準備のできた分隊から搭乗、空中集合して火消しに向かう」「間に合いますかね」「それが仕事だ。行くぞ諸君」

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『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』「…少尉」「戦闘配置。200ｍまで待て。」『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』「ハマー43、タンゴ２。評定済目標ウルフ６シェラ15に『奴ら』だ。突破破砕撃を要求する。」『ハマー了解。弾着は90秒後』「来るぞ…狙え！」

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『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』「小隊撃て！」「メじゃないぞ！やっつけろ！」『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』「装填！」「対戦車班！前へ！」「ハマー43！弾着を寄せろ！南に50！」『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』「どんどん撃て！」

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『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』「曹長！分隊ごとに後退する！」「キムの2分隊から下げます」「任せる」「弾着寄せろ！南に50！」『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』「くそう、撃っても撃っても出てきやがる！」「クレイモア点火！」「騎兵隊はまだか！？」

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『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』「ハマー43！…ここに落とせ！」『タンゴ2、何を言っている！』「いいからやれ！少尉も曹長も死んだ！いたずらもお菓子もまっぴらだ！」

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『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』『タンゴ2…そっちに行ったときは道案内を頼む』「任せろハマー。ありがとう。」「眼下の歩兵小隊！応答しろ！」「騎兵隊か…もう遅い。俺たちはここで死ぬ。もう間に合わない。」「諦めるな！」「総員着剣！奴らに目にもの見せてやれ！」

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地表を埋め尽くす「トリックオアトリート」のうめき声。騎兵隊は搭載弾薬のほぼすべてを奴らの頭上から浴びせかけたが、どの程度役に立ったかはわからない。タンゴ2はひとり残らず死んだ。奴らに「いたずら」されてしまったのだ。旅団は避難民を収容すると、手近のビルを破壊し道路を封鎖した。

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避難民たちは南へと続く街道をひたすら歩いた。子供の数は少ない。「奴ら」の「お菓子」にされてしまったか「いたずら」されてしまったのだ。我々が今日撃つ敵は、昨日までのわが子、我が国の未来。常人に耐えられるものではない。噂では5旅団の旅団長が自殺したそうだ。内地はもっと酷い有様だ。

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『ですからね！政府が悪いんです！どうしてこんなになるまでほうっておいたのか！』朝のテレビ番組の中で浅黒い肌をした健康そうな老人がまくし立てた。「クソ団塊が、いたずらされちまえ」伍長がつぶやく。老人が老人に媚を売るのは芸の一つだが、伍長には理解出来ないらしい。と、老人の動きが止まる

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『トリックオアトリート！トリックオアトリート！』『きゃあああ！』『おい！なんだ！やめろ！』老人が吠え、奴らの一体をスタジオの床に叩きつけた。『ガキのくせに！年寄りを舐めるんじゃないよ！』次の瞬間彼は他の多数の奴らに組み伏せられ、いたずらされてしまった。「ざまぁみろ」伍長がつぶやく

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大理石でできた建物の中で、保身に走る老人たちが奴らを殺せとわめきたてる。どうしてこうなったのかは俺達の世代の責任なのだそうだ。冗談ではない。旅団は最寄りの師団に合流した。師団は政府の統制を離れ、子供とその親、または子作りが可能な世代を優先して保護している。老人は見捨てられている。

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どうしてこうなった？