コンセプト問題-3 (続き)

5/11「コンセプト問題-2 (コンセプト×クリティシズム)」( http://togetter.com/li/20180 ) の続きです。あいかわらず断片的ですが。 上記に関し@i_kenさん、@alltblさんにmentionいただいたので、その内容を追加しました。 【関連】「コンセプト問題-1 (背景)」 http://togetter.com/li/21528 【関連】「コンセプト問題-2 (コンセプト×クリティシズム)」 http://togetter.com/li/20180 続きを読む
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アイハラケンジ(アイケン) @aiharakenji_jp

さて、コンセプトの話。超遅レスだが @hkohno_abbr 氏の先日のtweetについて。「コンセプト」は便宜上のツールくらいに考える、という意見には同意。

2010-05-11 09:09:50
アイハラケンジ(アイケン) @aiharakenji_jp

「便宜」とか「方便」とか色々と言い方はあるが、自分にとっては「アリバイ」作りといったほうがしっくり来る。(これについても、かなり前にtweetしていた。企画書作りは「アリバイ」作りだ、みたいな感じで...)

2010-05-11 09:12:19
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

建築では、「アリバイ作り」は、揶揄的な意味を込めて使われることが多いのですが(笑)。例の「データ派」「社工学的アプローチ」のように、自分のintensionとかagendaでなく、「外在因がデザインを決めるのだ」みたいなものいいに対して。@i_ken 「アリバイ」作り

2010-05-11 10:34:05
アイハラケンジ(アイケン) @aiharakenji_jp

アリバイのニュアンスが若干違いますね(笑)。こちらの場合は、外在因だけではない。説明が難しいですが。。 QT @hkohno_abbr 建築では、「アリバイ作り」は、揶揄的な意味を込めて使われることが多いのですが(笑)。「外在因がデザインを決めるのだ」

2010-05-11 10:40:11
takashi ikegami @alltbl

@hkohno_abbr @ i_ken いやぼくはコンセプトは方便だとは思ってないですよ。ただ、難しいから。それに「もの」に先行するものでも、「もの」につながってるものでもない。それはまた別なんだよな、と思うだけです。

2010-05-11 10:33:23
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

便宜上のツールくらいに考えたほうがよいのでは?(少なくともデザインにおける「概念化」のプロセスとは分別するという点で)という主旨でした。RT @alltbl: @ i_ken いやぼくはコンセプトは方便だとは思ってないですよ。

2010-05-11 10:45:41
アイハラケンジ(アイケン) @aiharakenji_jp

やはり「コンセプト」はあくまでも、便宜上のツールであるこということ。厳密さや正確さを第一に問うものではない(もちろん、そこに厳密さや正確さがあることを否定するものでもない)

2010-05-11 10:27:55
アイハラケンジ(アイケン) @aiharakenji_jp

で、これは、 @hkohno_abbr 氏が言うように、theorizationとconceptは別でしょう、という話題と同じ考え。

2010-05-11 10:33:36
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

今話してるのはこれ【再】 「コンセプト問題 / クリティシズム 」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/20180

2010-05-11 10:48:01
takashi ikegami @alltbl

@hkohno_abbr コンセプトと、何を考えてるかの言語化、は同じだと思われますか?

2010-05-11 10:49:34
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

異なるものだと思います(少なくとも建築では)。RT @alltbl: @hkohno_abbr コンセプトと、何を考えてるかの言語化、は同じだと思われますか?

2010-05-11 10:51:00
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

「何を考えて行ったか(創ったか)」を考察させたり、批評させたりするトリガー(ネーミング、タイトル、アンテナのようなもの)であって、「何を考えたか」そのものの言語化ではない(それは難)、かと。RT @alltbl コンセプトと、何を考えてるかの言語化、は同じだと思われますか?

2010-05-11 10:58:01
takashi ikegami @alltbl

@hkohno_abbr 雪だるまをつくるときに、こんな雪だるまにしたい! ってのがコンセプトだと思うんだけど。で、雪玉転がしてるとなんか色々違ってくる。あれ、こんな雪だるまじゃないはず。これはイメージであって、コンセプトではないのでしょうか?

2010-05-11 10:56:38
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

それ(何を考えているかの言語化)も、コンセプトといってもいいのかもしれませんが(つづく) RT @alltbl alltbl 雪だるまをつくるときに、こんな雪だるまにしたい! ってのがコンセプトだと思うんだけど・・・これはイメージであって、コンセプトではないのでしょうか?

2010-05-11 11:11:12
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

.@alltbl 実際は、そのもやもやしたイメージを言語化するのは難しいわけで。それを説明しろというときにtheorizationの過程やintensionまで含めて語ろうとして出てこないという場面をよく目撃します。

2010-05-11 11:18:25
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

.@alltbl なので「コンセプト」はそれと分けて用いたほうがいいのでは?という主旨でした。それと本来の英語のconceptは、あまりそういう用い方されません(建築のクリティークの場での話しですが)。もっと形容詞的に「抽象度が上がった」というような意味で用いられることが多い

2010-05-11 11:20:32
takashi ikegami @alltbl

@hkohno_abbr なるほど。科学ではコンセプトって単語は多分つかわないと思うんですよね。実際コンセプトなくても研究できちゃう。

2010-05-11 11:24:48
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

ええ。なので、先日の福嶋さん「切断のためにコンセプトは要る」に対し、「理論化」や「概念の発見」の過程では切断要らないよね、という意味では、池上さん意見に賛同なのでした(笑)。RT @alltbl 科学ではコンセプトって単語は多分つかわない・・コンセプトなくても研究できちゃう。

2010-05-11 11:31:23
takashi ikegami @alltbl

@hkohno_abbr はい。ぼくは、科学にももっとコンセプトあってもいいと思いますよ。計算というコンセプト作るほうが,コンピュータつくるより、はるかに難しい.

2010-05-11 11:36:21
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

なるぼど。それもわかります!RT @alltbl: ぼくは、科学にももっとコンセプトあってもいいと思いますよ。計算というコンセプト作るほうが,コンピュータつくるより、はるかに難しい.

2010-05-11 11:38:10
アイハラケンジ(アイケン) @aiharakenji_jp

日本の写真がコンセプトを毛嫌いしているというのは、乱暴すぎる要約であるのでいささか気になるところではあるが、(海外の写真に比べ)日本の写真の大多数はそうである、というのであればまあ理解できなくもない。

2010-05-10 11:20:07
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

おもしろい。コンセプト論からpolyphonicな展開になってる 追ってまとめてみたいRT @i_ken (海外に比べ)日本の写真がコンセプトを毛嫌いしているように見えるのは、photographyを「写真」と翻訳してしまっていることに遠因があるように思う。

2010-05-11 11:37:13
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

デザインでコンセプトが秀逸だと思ったのは、オランダの「FRAME MAGAZINE」に出ていた、在オランダの韓国デザイナーによる"IM PERFECT" :割れた皿=新しい皿のデザイン(成果物). "I'm perfect" であり"Imperfect(未完成)” であり

2010-05-11 11:45:39
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

建築でいう〈コンセプト〉と 〈notion :理論化=theorizationによって提示される「概念」〉との違いは、イディオムにするとわかりやすいかも。「空間コンセプト(spatial concept)」と「空間概念(spatial notion)」というように。(つづく)→

2010-05-11 14:38:26
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

前者は、ある特定のモノ・コト・期限を前提としたもっと限定的なニュアンス。後者「空間概念」はそうでない。例えば、境界概念、現前性の概念etc.境界概念で言えば、槙さんの「ゴルジ体」の概念とか原さんの「有孔体」理論とか、カーンの「ルーム」、ロースの「ラウム・プラン」・・。(つづく)→

2010-05-11 14:45:48