バッファローマンの謎の手紙の元ネタ探し
ジャンプ・コミックス『キン肉マン』17巻p137より:
史上最強の男が
史上最強の男をさそい
にきた キン肉マンと
組んだのも一度なら
私と組むのも一度
機会が二度
君のドアをノック
すると考えるな
バッファローマン
バッファローマンがモンゴルマンをタッグトーナメントに誘う手紙が妙に印象に残っている。「機会が二度君のドアをノックすると考えるな」ってなんでこんな表現だったんだろ。バッファローマン意外とインテリ?
2011-10-31 22:59:10バッファローマンの「機会が二度君のドアをノックすると考えるな」の元ネタはググるとシャンフォール http://t.co/NMyhEglx という人のものだと出てくるんだけど、原語がどうだったのかどこにも書いてなくてネットだけだと真偽がよくわからない #yude
2011-10-31 23:12:24英訳したやつで Do not suppose opportunity will knock twice at your door. というのを見つけた。 #yude
2011-10-31 23:26:08(バッファローマンの手紙の元ネタ探索中)出典は『格言と反省』 Maximes et pensées らしい……と探してたら全文があった!すばらしい! http://t.co/ImdYYife #yude
2011-10-31 23:31:13@R_Kobayashi 元ネタが誰の格言かまではだいぶ前に分かってたみたいなんですが、検証されてなかったので原典あたってるところです。
2011-10-31 23:41:44(バッファ手紙元ネタ検証)ガセの可能性が出てきた! http://t.co/9NVNggJf 英語の "Do not ... door." がシャンフォールの箴言として出典なしに広まって、それが日本語訳されただけかもしれない、とのこと #yude
2011-10-31 23:51:32(バッファ手紙元ネタ検証)結局 Maximes et Pensées を全文探してもそれらしいものは見つからなかった。2chのログの通り、シャンフォールのものとされる出所不明の英語の格言が日本語訳されたものと考えるのが良さそう。 #yude
2011-11-01 00:03:32(バッファ手紙元ネタ検証)結論。「機会が二度君のドアをノックすると考えるな」は、英語圏でシャンフォール Nicolas Chamfort のものとして広がった格言が元になっていると思われる。仏語原文には見つからず英語版が何を出典としているかは現時点では不明。 #yude
2011-11-01 00:24:11「チャンスは二度来ない」は紀元前からあり、「女神には前髪しかねえぜ」的なのを経て、十五世紀初頭のフランスで格言に。ドアとノックが現われるのが1809年のPort Folio誌、"Fortune knocks once, at least, at every man's door"
2011-11-01 13:12:12オックスフォード調べ。そしてシャンフォールが言ったとされる "Do not suppose opportunity will knock twice at your door." は依然として不明。「1890年の雑誌に端を発する」的な記述を見かけたけど、正直よくわからない。
2011-11-01 13:22:19「格言」としては八世紀にはあった。で、現在の形に近いのが十五世紀フランスということみたいだ。ランダムハウスからの孫引き。こういうのって何をもって「近い」とするのだろう。
2011-11-01 14:17:21