【パイプ喫煙】パイプ内部のタービュランス<乱流>について

煙道が火皿の真下に開いているパイプはなぜ美味しくないのか? そんな疑問に答える@oldbriars氏の説をまとめました。 関連togetter: 【パイプ喫煙】カーボン神話をぶった切る・第一部 「カーボンをつけると美味くなる!?」 続きを読む
5

きっかけはピエール塩澤氏(@Pierre_shiozawa)が自身のブログで「火皿内部が円錐形で煙道が真下に開いているパイプは美味しくない」と指摘したこと。
http://pierre.blog01.linkclub.jp/index.php?itemid=240864

ピエール塩澤 @Pierre_shiozawa

パイプ喫煙の知識と経験。 http://t.co/2oQQQ7JY ブログ更新なう。OBさんの記事を紹介しながら、経験してわかったことなどをちらほらと書きました。

2011-10-30 23:07:54
スルメスメルマン @surumesmellman

@Pierre_shiozawa 面白い記事でした。勉強になります。因みに悪いパイプの特徴として挙げられていた「真下の煙道」というのはどのような感じでしょうか?いまひとつイメージできません・・・もし写真などあれば、お願いします。

2011-10-30 23:16:12
ピエール塩澤 @Pierre_shiozawa

@kodohori 普通パイプって横から煙道が通ってるじゃないですか。それが真下から通ってる。いったん真下に向かった煙道に対して横から吸うための煙道が通ってる。ん〜うまく説明できん。

2011-10-30 23:29:57
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

@Pierre_shiozawa 文中の下に煙道が開いているパイプはコニカルがまずいのではなくて、直下型煙道が構造的に(ストレートでも。ベントだとさらに顕著)さけられない煙道の急角度の回折によるものじゃないですかね。強烈なタービュランスに煙草の煙から味がみんな落ちてしまっている。

2011-10-30 23:54:07
ピエール塩澤 @Pierre_shiozawa

@oldbriars 直下型は確かにそういった理由かと思われます。コニカルも本来チャンパー内に緩やかに溜まっている煙を緩やかに吸うべきところを、煙道直前に急激に集約することで、味わいを落とす効果があるように思えます。

2011-10-30 23:58:10

これを受けて@oldbriars氏が打ち出した説は以下のとおり。このまとめの本題です

ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

@Pierre_shiozawa さんとの会話の中に出てきた"タービュランス"という概念についての解説をします。

2011-10-31 22:26:16
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

タービュランスとは<乱流>のこと。煙草の煙は非常に繊細で、煙流が乱されたり攪拌されたりすると、味が変わってしまう。

2011-10-31 22:28:23
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

ある銘柄をフィルターあり/なしで吸い比べてみたことのあるシガレットスモーカーなら、フィルターの有無でどれだけ味が変わってくるかご存知だろう。またはショットガン・パイプのような乱流発生型のシガレットホルダーを両切りシガレットに使うとその差はさらに顕著になる。

2011-10-31 22:29:49
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

原理は僕も良くはわかっていないが、煙草の煙の中に含まれる味の粒子は、その粒子配分も含めてひとつの味を形成していて、それが変化すると総体的な味も変化する、というな理解をしている。シガレットのフィルターは、シガレットの煙流の状態を変えてしまうからこのような味の変化が起こるのだ。

2011-10-31 22:32:12
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

同様のことはパイプにも言える。パイプ煙草においても、パイプのチャンバー内で発生した煙の煙流状態が変化すると、それは味わいに直接的な影響をもたらす。そしてパイプの場合、これに最も関係の深いファクターがタービュランス(乱流)なのである。

2011-10-31 22:34:08
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

味わいの変化といったが、それは正しく言えば<劣化>でありマイナスの変化である。具体的に言えば、タービュランスで攪拌されてしまった煙流からは、甘さやコク、そして香りなどというパイプ煙草のもつポジティブな味覚要素がことごとく抜け落ちてしまうのだ。

2011-10-31 22:36:04
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

しかしてパイプ煙草を吸うための道具として、パイプには「いかにタービュランスを発生させないか」という点が重要になってくる。ここから生じたのが近年北米を中心に提唱されている<エアフロー理論>だが、それ以前からも限られた優秀なメーカーはこの点に対して非常に意識的だったようだ。

2011-10-31 22:39:11
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

エアフロー理論についての詳細は別の機会にゆずるが、要はパイプの煙道内の空気の流れをスムーズにして乱流の発生を抑え、煙流の攪拌・状態変化によって生じる味の損失をできる限り避けよう、ということである。

2011-10-31 22:40:58
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

さらにタービュランスにはもうひとつの付随的な影響がある。水分の発生だ。チャンバー内で熱せられた煙流はタービュランスがおきている箇所にさしかかると、中に保持している水蒸気を還元して水分としてしまう。タービュランスが発生している箇所では、必ず水分の発生が伴う。

2011-10-31 22:44:18
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

悪いことに、煙道内に発生した水分に煙草の煙がぶつかると、煙の中の味覚成分はさらに劣化する。これは水パイプ(シーシャ)と同じ原理と考えてもらっていい。シーシャでは添加された香料のため気がつきにくいが、煙草の味は非常にマイルドとなっていてほとんど感じられないことはご存知だろう。

2011-10-31 22:46:42
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

つまり、タービュランスとそれに付随する水分の発生は、ガーグリング(ごぼごぼ言う不快音)や口内への水分の侵入といった不快感だけではなく、もっと直接的にパイプ煙草の味を劣化させ破壊しているのだ。

2011-10-31 22:48:37
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

したがって、「よいパイプ」の条件として、できるだけこの乱流を発生させない形状を持ち、内部構造もタービュランスの発生を許す急激な煙の回折、段差などを廃しているもの、ということが挙げられる。

2011-10-31 22:50:17
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

ちなみにこのタービュランスをポジティブな方向に使っているパイプも存在する。システムパイプと呼ばれる一連のパイプだ。代表的なものにカーステン社のパイプ、そしてピーターソン社の製品のうち、ピーターソン・システムを採用したパイプが挙げられる。

2011-10-31 22:52:04
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

これらのシステムパイプは、タービュランスを意図的に急激に起こすことによって、煙流内に含まれる水分を強制的に除去することができる。それはドライな煙をもたらしジュースに悩まされる初心者に好評であるが、前述したタービュランスのネガティブ面はもちろん解決されていない。

2011-10-31 22:53:59
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

システムのタイプによるが、タービュランスを利用したシステムパイプは極端に味が薄くなり、香りやコクといったパイプスモーカーが煙に望む要素が根こそぎ奪い去られてしまうことは覚えておくとよいだろう。

2011-10-31 22:55:56
ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

タービュランスの概念は大体説明できたと思うので今日はこのへんで。

2011-10-31 22:56:36

個人的には、タービュランスが煙草の味を劣化させるのは認めるとしても、その影響が致命的であるとまでは考えていません。これは偏に、私の持つパイプに、エアフローが最悪でタービュランス発生しまくり、水分発生しまくりであるにもかかわらず阿呆のように美味いパイプが何本もあるからに他なりません。しかしoldbriars氏の説は傾聴するに値する重要な示唆があると考え、ここにまとめさせていただきました。

まとめ主(@_monpe)のこのコメントを受ける形で始まった@oldbriars氏とのやりとりを以下に追加します。
あまり一般的ではない用語が何の説明もなく使われていますが、そいういう部分も含めて意味があると思いますので、あえてそのまま掲載します。

ォ-ㇽㇳ"ㇷ"ㇻィャ-ㇲ"さん @oldbriars

@_monpe まとめ乙でした。ただ最後のコメは蛇足だなー。あれに回答しようとするとブライヤーの質の話をせざるを得なくなってしまうので…。

2011-11-01 07:22:48
残りを読む(8)

コメント

モンペリエ斉藤 @_monpe 2011年11月1日
個人的には、タービュランスが煙草の味を劣化させるのは認めるとしても、その影響が致命的であるとまでは考えていません。これは偏に、私の持つパイプに、エアフローが最悪でタービュランス発生しまくり、水分発生しまくりであるにもかかわらず阿呆のように美味いパイプが何本もあるからに他なりません。しかしoldbriars氏の説は傾聴するに値する重要な示唆があると考え、ここにまとめさせていただきました。
0
shu @shu3 2011年11月1日
糖分が舌に当って甘味として知覚されるのには媒体として水分が必要になってくる、みたいな事が関係してるんじゃね?
0
モンペリエ斉藤 @_monpe 2011年11月2日
>shu3 煙草の糖分を媒介するには、パイプからの煙を受ける口腔内の水分で足りるのではないかとも思いますが、それも確証を持って言える訳ではないかなぁ…。
0