茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3079回「卓球の水谷隼さん、平野早矢香さんとのレジェンドなお話」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３０７９回をお送りします。文章は即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

昨日、住友生命健康財団主催のフォーラムで、卓球の水谷隼さん、平野早矢香さんとお話した。最高に楽しかった。卓球というスポーツを極めたおふたりのお話は、来場された方々、ストリーミングでご覧になった方々にもズドーンと届いたことだと思う。 skzaidan.or.jp/news/1050/

茂木健一郎 @kenichiromogi

水谷隼さんの卓球人生で興味深いのは、分岐点で驚くような「賭け」に出ることで、１４歳で自ら望んでドイツに留学したこともそうだし、ロンドン五輪の後の低迷期に自費でコーチを雇うことを決断したこともそうで、大勝負に出て、そして勝って来られた。

茂木健一郎 @kenichiromogi

平野早矢香さんは、卓球は「１００メートルを疾走しながらチェスをするようなもの」という名選手の言葉を引用される。水谷隼さんも、卓球は試合の中でものすごく頭を使い、すべての球のやりとりを将棋の棋士のように覚えているという。超絶の世界だ。

茂木健一郎 @kenichiromogi

卓球のトップアスリートは必ずやる多球練習。コーチが次から次へと球を出してそれを打つ。水谷隼さんも毎日していたという。会場の方々に「多球練習をしたことがある人」と聞いたら、驚くほど多くの手が上がって、卓球ガチ勢が多数来場していることが判明した（笑）。

茂木健一郎 @kenichiromogi

高校生の男の子三人に壇上にあがっていただいた。一人は県のチャンピオンになったことがあって、あとの二人はベスト３２くらいまで行ったことがあるという。水谷隼選手から直接指導を受けて、忘れられない時間になったのではないかと思う。

茂木健一郎 @kenichiromogi

興味深かったのは、水谷隼選手が、高校生の３人に手で素振りをしてもらって、それで実力を見抜いていたこと。卓球のフォームの自然さ、スムーズさが、ラケットを持たないでも手を振るだけでわかるというのは面白かった。ある種のパターン認識なのだろう。

茂木健一郎 @kenichiromogi

卓球の選手は、みな、ラバーを自分で張り替える。接着剤の塗り方など、微妙な調整で球を打つ感覚が変わる。そのあたりのことを、水谷隼さんや平野早矢香さんが高校生たちと語り合うフォーラムは、レジェンドな一夜になった。

茂木健一郎 @kenichiromogi

フォーラム終了後、水谷隼さん、平野早矢香さんとステージ裏でパチリ。卓球界のレジェンドお二人との幸せな時間であった。 水谷さん、平野さん、ありがとうございました！！！！ pic.twitter.com/SH5eKszOB2

拡大

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート３０７９回、「卓球の水谷隼さん、平野早矢香さんとのレジェンドなお話」をテーマに８つのツイートをお届けしました。