- cornelius0321
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①1980年代初頭のテクノ時代に出したソロアルバムを別にして、1990年に発売されたMercyが、サンセッツ以降のSANDIIの実質的ソロアルバム第一弾である。
2011-10-16 01:40:43②アルバムタイトルにもなっている第一曲目のMercyはDick Leeの手による作品である。 http://t.co/lItQV34t このMercyの歌詞が、以前から気になって仕方なかった。
2011-10-16 01:40:35④あなたは「まるで王様気取りでやってきて(come along like the king of the world)」「女の子の心の中をも支配して当然と言わんばかり(As if you belonged in the heart of every girl)」という設定らしい。
2011-10-16 01:40:19⑤2人の間に「格差」があると言ったのは、この「私」が「して良いことと悪いことの区別ができなかっただけ(I just couldn’t see what was wrong or right)」の女で、「あなた」は「神様かスーパーマンのような完璧な男」だからである。
2011-10-16 01:39:54⑥「あなた」は、それこそ箸の上げ下ろしから敬語の使い方まで、「私」に指図しようとしている感じである。まるで、飼い主がペットを「しつけ」か「調教」でもするように…。
2011-10-16 01:39:45⑦「私」は「あなた」の好む女になろうと努力はするが、男の要求水準に達することができずにいるので、「あなた」は「私」にお説教する。
2011-10-16 01:39:35⑧「こんなふうに私を操っているなんて(This is the way I should be controlled)」「悪い女の子にお説教するのがあなたの口癖だったわね(Like you used to say, a bad girl should be told)」という歌詞や
2011-10-16 01:39:26⑨「振舞い方を教えなきゃわからないだろうって(How she ought to behave)」「だから私はいつもあなたの言うことを聞いているのよ(so I listen to you)」という歌詞がそれを示唆している。
2011-10-16 01:39:05⑩男は女の内面まで見透かすほどの鑑識眼を持っているので、女は男の前で動けなくなる。 「私のことは一目でお見通しなのね(When you looked at me, you saw deep inside)」というわけだ。
2011-10-16 01:38:56⑪ある時、「私」はふと思う。「このままでいいのかしら(I don’t know if I can carry on)」と。
2011-10-16 01:38:48⑫完璧に見えた「あなた」も、「最近ではそうでもないんじゃないか」と思ったりして、「でも何だか変な気がするの(Now something is wrong)」「あなたが最高の男っていうわけでもないし(you are not even the best)」と感じ始める。
2011-10-16 01:38:39⑬そこで、「男の人に指示される立場から何とか自立しなきゃって思ってきたんだけど(Though I must get away somehow from being used)」と感じて、「私」は「あなた」からの自立を思い立つ。
2011-10-16 01:38:27⑭でも自立したことのない女が、いきなり自立して果たしてうまくいくのかという疑問だってある。女は「いつか私の目が覚めてあなたがいなくなったらどうなるかしら(What if one day I woke and you were gone)」という問いを立てる。
2011-10-16 01:38:17⑮この問いに対する答えは、「自由を満喫するでしょうけど、それも束の間ね(I’d have my freedom be released but not for long)」だ。
2011-10-16 01:38:07⑯自立したところで、あなたから逃げられない。「あなたは大きくて強い人として君臨してるでしょうね(You’d be there somewhere big and strong)」だ。
2011-10-16 01:37:59⑲「お願いだから堪忍して(Mercy, mercy me)」「お願いだから、もう私を自由にしてほしいの(Show some mercy please. And set you prisoner free)」という具合に。
2011-10-16 01:37:23⑳この歌詞に、Dick Leeの「女性観」を見ることもできるだろう。それは、紫の上を自分好みの女性に育て上げる光源氏の目線や、お釈迦様の掌から逃げられない哀れな孫悟空の姿と同質のものである。<この話題終わり>
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