コロナ禍でインテリ論客たちが自己崩壊していった訳

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uroak_miku @Uroak_Miku

コロナで実際に人類規模の危機を私たちは味わったわけですが、物語としてはそういうの小説から映画までいっぱいあって、しかしいざ味わってみて味わったのは、普段はあまり意識しないわずらわしい諸々がどんなにわずらわしいものなのかってことでした。文明の危機とか人類の行く末とかよりもね。

2023-03-18 07:58:41
uroak_miku @Uroak_Miku

コロナ禍でいろんなわずらわしさが可視化、実体験化された。疫病ものの物語では人類の運命とか文明の存在意義とかの高邁な問いかけが背骨にあったわけですが、生で経験してみて思い知ったのは、世間さまのめんどくささとかのとてもみみっちくもわずらわしい諸々のうえに自分の日々はあるんだなってこと

2023-03-18 08:07:36
uroak_miku @Uroak_Miku

家族をひとり失くした後、死去の手続きがこんなにわずらわしいものかと思った。彼が使っていたスマホの解約、閉鎖された銀行口座を開けるための家族全員の同意書、税務、ほかいろいろ。ひとはいろんな書類のうえに生きていて、医学的死亡とともにそれらの抹消や変更という死亡があるのです。

2023-03-18 08:03:09
uroak_miku @Uroak_Miku

それらをひとつひとつ綴っていったら、ちょっとした文学になるかもしれない。フェミニズムの功労のひとつは、かつて資本論あたりが「家事労働」のひとことで括ってしまった諸々に光を当てたことでした。論者たちがそもそもその系苦手の人たちだったせいで中途半端に終わってしまって[続く]

2023-03-18 08:12:10
uroak_miku @Uroak_Miku

むしろコミックエッセイの方面でそれらは可視化されていったのは興味深いですね。

2023-03-18 08:12:56