20111105巨大災害と地域社会講演vol.6 ”東日本大震災と広域支援の課題”
神奈川大学 連続講演会 巨大災害と地域社会を聴講にきた! 今日のテーマは 「東日本大震災と自治体広域応援」今日は何名かの発表があるが、高知県黒潮町役場の方もいてドキドキ。
2011-11-05 13:37:33東日本大震災では、阪神淡路大震災と国や自衛隊の初動スピードがまったくちがう。そういうところは、経験が活かされてきた部分とのこと。 #巨大災害と地域社会
2011-11-05 14:11:29今回、自衛隊の出動要請は岩手県知事から出た。ただ、国や県からの要請が遅い場合、市町村長からの依頼や、自衛隊の自主派遣もできるようになっている。ここは、阪神淡路で自衛隊の出動遅れが問題視されて改善された点。 #巨大災害と地域社会
2011-11-05 14:18:27今回自衛隊の最初のヘリが飛んだのは地震発生から11分後だったらしい。また、広域医療搬送計画(消防や自治体のヘリで傷病者を遠方の、病院へ運ぶ)が実働されたのも今回初めてらしい。 #巨大災害と地域社会
2011-11-05 14:22:54広域医療搬送ではこばれたかたは123名、これは予想よりずっと少ないそうな。今回は津波の被害が大きく、亡くなった方か、無事な方に大きく別れ、広域医療搬送が必要な方は少なかった。もしくは、重症者が運び込まれた絶対数が少なかったのでは…という予測とのこと。 #巨大災害と地域社会
2011-11-05 14:25:24また、国による直接の緊急物資搬送や、自衛隊の予備自衛官招集をしたのも、史上初だったらしい。 また、市町村同士の対口支援(ペアリング支援)がされたのも特徴 #巨大災害と地域社会
2011-11-05 14:29:18対口支援とは、普段近しい関係の市町村が自主的に相手の支援をすること。今回。足利市→水戸市(世界遺産保全で普段から連携)、川西市→川西町(川西ネットワーク)などの自主的支援があった。これの制度化を提言する声も多い。 #巨大災害と地域社会
2011-11-05 14:33:47今回、各市町村などから、現地に応援職員が、派遣された(国からも、3月12日に各都道府県などに依頼あり)。現地になんらかのかたちで馴染みのある職員が派遣されたとのこと。 #巨大災害と地域社会
2011-11-05 14:38:27(なんかなぁ、もしまた同じことがおこったときにどう対処するか、っていうのが自分は見えてないなぁ。自分の身を守るだけじゃなくて、何ができて何をすべきか、とか) #巨大災害と地域社会
2011-11-05 14:55:19川崎市消防局は、千葉の市原、仙台市、福島原子力発電所、福島県消防学校(救急部隊)、福島空港(航空部隊)に派遣。約5人に1人が派遣されている。 #巨大災害と地域社会
2011-11-05 14:59:57各消防局では、「緊急消防援助隊」というのが、大規模災害時の派遣のために、平成7年1月の阪神淡路大震災をうけて、その6月に創設された。平成16年には法制化。現在783本部、4354隊が登録されているらしい #巨大災害と地域社会
2011-11-05 15:03:22若林区での生存者検索活動の様子をみている。川崎市消防局はもとより、他の消防局も、津波時の整備は充分になく、ある程度の装備で代用していたそうな #巨大災害と地域社会
2011-11-05 15:10:25各県の消防隊は、後方支援隊2、3名で20名程度の管理。宿営、食料などの管理。派遣された日は大変気温も低く、入浴(風呂はなし)や宿泊で苦労が大きかったそうな #巨大災害と地域社会
2011-11-05 15:18:58川崎市消防局による若林区の活動では、生存者3名、死者26名を発見。(あんなに苦労してらしてこれだけしか発見できない。そのむつかしさをひしひしと感じる…) #巨大災害と地域社会
2011-11-05 15:21:50福島第一原子力発電所 大三号炉への、冷却放水も実施。 作業員は防護服のうえに手順を身体に貼り付けて作業をなさったりしたらしい。これまでにない災害で総力戦だったとのまとめでした… #巨大災害と地域社会
2011-11-05 15:26:33最後に、高知県黒潮町役場の方による、気仙沼での活動報告。実は黒潮町と気仙沼市は、カツオ漁でつながりが。親類や、カツオ船乗組員の家族がいらしたりすることもあり、現地入りして支援となったそうです。 #巨大災害と地域社会
2011-11-05 15:29:41担当者は黒潮町関係者や親族の安否確認をメインタスクとして気仙沼市入り。情報のすくないまま、現地で迷惑をかけないこと、+αの支援を目標に、最大限の準備で出発。 #巨大災害と地域社会
2011-11-05 16:18:23(今回の発表者は先遣隊にあたり、後日黒潮町町長も現地入りしたそうな) 事前の想定では、情報がなかなか入らず、気仙沼市の庁舎や職員も被災していると考え、黒潮町関係者以外の方の安否確認の支援も想定したが、そこまでの被災状況ではなかったらしい。#巨大災害と地域社会
2011-11-05 16:24:26ただし、気仙沼市水産課をはじめ、通信インフラは大きな打撃を受けており、持ち込んだ衛星電話を重宝したそうな。 関係者の安否を確認後は、海からの荷揚げの手伝いを行った。#巨大災害と地域社会
2011-11-05 16:29:06