神奈川県の神社装飾彫刻 ~川崎・横浜と県央地域の宮彫めぐり~

昨年に作成した「北総地域と京成本線沿いの宮彫めぐり ~神社の装飾彫刻~」(https://togetter.com/li/1874435)以下、関東各地の神社の装飾彫刻(宮彫)シリーズの最新版です。 選定基準は最寄り駅から そこそこ近く徒歩で参拝が可能、或いは最寄バス停になる路線バスや巡回バスの停留所からもあまり遠くないといった、アクセスの良さを重視したものが中心になります。
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登戸稲荷神社(川崎市・多摩区)

一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

本日は川崎市の登戸&向ヶ丘にあるお稲荷さんに参拝してきたので画像UP。まずは向ヶ丘遊園駅から徒歩10分強の登戸稲荷社へ。近くに富士講から発展した丸山教の本庁、隣接して稲荷山の山号を持つ光明院(真言宗)が有ります #稲荷 #神社 #狐 pic.twitter.com/rbQOJWFREs

2015-09-14 21:31:02
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一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

社殿の周りを巡って真っ先に飛び込んできたのは、随所に施された彫り物の数々。右側の脇障子には八岐大蛇を退治する素戔男尊、左側には大鷲を退治する大己貴命が彫られていますが、素戔男尊の裏側では狐が団子を咥えています #稲荷 #神社 #狐 pic.twitter.com/KKS8xFkITk

2015-09-14 21:39:41
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一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

また、この社殿には本殿部分を覆う白壁に左官職人によって作られた「鏝絵」(こてえ)が部分的に残されており、ガラスで覆われて保存されています。なお、裏手の狐は多尾&矢を咥えているので那須野ヶ原の九尾の狐でしょうね。 #稲荷 #神社 #狐 pic.twitter.com/DODWgHw5z0

2015-09-14 21:47:09
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一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

出勤途中に川崎の登戸稲荷神社さんに参拝して彫物を堪能。例によってスマホ撮影だけど、今回から自撮り棒と折り畳み式の踏み台を導入したので、高い位置や奥まった場所の物も格段に撮りやすくなった次第。 pic.twitter.com/gHLeMvt9BG

2022-04-10 11:46:45
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厚木稲荷神社(厚木市・厚木町)

一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

本日は出勤前に神奈川県 厚木市の厚木神社さんの境内に鎮座する厚木稲荷神社さんに参拝。こちらは胴羽目の彫り物はありませんが、向拝部分に応龍、小狐丸を鍛造する三条小鍛冶宗近(相槌を打つ稲荷神は無し)、また扉の上部や頭貫には神狐を配するなど、かなり手の込んだ造りとなっています。 pic.twitter.com/tcGUgccOZk

2022-05-29 09:17:07
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熊野神社(横浜市・瀬谷区)

一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

本日は出勤前に横浜市 瀬谷区 阿久和地区に鎮座する熊野神社さんに参拝。社伝によれば安和年間(968〜970)より祭祀が行われたという古社です。本殿は露出部分なしの覆屋内のため彫り物の有無は不明ですが、明治6年(1873)造営の拝殿にはふんだんに宮彫が施されています。 pic.twitter.com/oyvhtp5Sva

2022-06-01 13:14:50
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一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

正面扉には神仙(掲載順に右から玉巵、梅福?、董奉、黄安)を配していますが、造営当時には施されていた玉眼が全て欠落しており、向拝部分や脇障子の彫り物も同様の状態となっているのが惜しまれます。また、社殿上部の長押には浦島太郎や唐子、鳳凰などを、更に上段には唐獅子と牡丹を配しています。 pic.twitter.com/Zpd6LE1S8I

2022-06-01 13:51:04
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一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

脇障子の彫り物。劉備が曹操に大敗して袁紹の下に逃亡した際、曹操に降伏して捕虜となっていた関羽が劉備の消息を掴み曹操の許を去る時に、橋の上で餞別として渡された錦の袍を下馬する事なく青龍偃月刀の切っ先に引っかけて受け取る場面(三国志より) pic.twitter.com/U28nB7PiwU

2022-06-01 18:03:40
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上俣野神社(横浜市・戸塚区)

一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

本日は出勤前に横浜市 戸塚区の上俣野神社さんに参拝。欽明天皇の御世に創建されたという社伝から近世には欽明天王社と呼ばれていましたが、祭神が須佐之男命なので牛頭天王社であったと考えられます。覆屋内に直に本殿を安置する形式で、格子の幅は広いので鑑賞はしやすいですが光量は少なめです。 pic.twitter.com/QDD6zz7215

2022-06-03 08:34:32
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一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

胴羽目は順に須佐之男命の八岐大蛇退治、天岩戸、草薙剣を振るう日本武尊となっています。また、向拝部分や虹梁、長押などにも手の込んだ彫り物が配されており見応えがある社殿です。なお、神社庁サイトの記事では現在の社殿は安政3年(1856)再建、明治32年(1899)の改築となっています。 pic.twitter.com/0ZTL7ziLZW

2022-06-03 08:55:41
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一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

上俣野神社さんの向拝部分の彫り物。唐破風下の力神を兼ねた鬼が良き…! pic.twitter.com/F3IMccdpXI

2022-06-03 09:22:29
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白山神社(川崎市・麻生区)

一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

本日は退勤後に川崎市 麻生区の白山神社さんに参拝。こちらは解説板にもあるように彫り物ガッツリの本殿ですが、現在は完全密閉型の覆屋内にあり、正月や祭礼の祈祷時に限り拝観可能となっているようです。とはいえ、拝殿に掲げられた竹林の七賢人の額は見事で、これだけでも見る価値はアリですね。 pic.twitter.com/vp6six3vsI

2022-06-04 19:44:05
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山際神社(厚木市・山際)

一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

本日は神奈川県 厚木市の山際神社さんに参拝。拝殿の向拝・扉・長押・脇障子・妻部分に彫り物があります。中備には玉巵弾琴(太真王夫人)、扉部には竹林の七賢人を配しています。全体的に彫りはそこまで精緻とまではいかないものの、社殿の規模もあまり大きく無いので鑑賞はしやすいです。 pic.twitter.com/hJBF6XuPir

2022-12-12 20:31:13
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一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

なお、Googleマップの投稿画像では本殿の写真は無いものの覆屋の高い位置に窓があるので何とかスマホ密着で撮影したところ本殿も彫物ガッツリ系であることが判明したのですが、窓部分はスモーク仕様のアクリル板であるため肉眼での目視は無理、背面に至っては不鮮明にしか写らないという状態でした。 pic.twitter.com/5EzcdiNswU

2022-12-12 20:45:21
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山田神社(横浜市・都築区)

一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

昨日は神奈川県 横浜市 都筑区の山田神社さんに参拝。文安5年(1445)に秩父・大宮郷の妙見宮(現・秩父神社)を勧請したとされ、明治43年(1910)に周辺の神社を合祀して現社名に改称しています。本殿は覆屋内にありますが、幅が狭めの格子&目の細かい金網仕様で目視はしづらいです。 pic.twitter.com/3VhoTSX19n

2023-03-07 08:58:12
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一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

胴羽目は竹林の七賢人(解説板では仙人)。なお、直立時の目線の位置が腰羽目あたりなので、撮影には脚立を使用しました。また、背面は窓が小さい上に覆屋内に置かれている神具や備品で大半が塞がっているため可視部分が限られます。 pic.twitter.com/d4u6uoNyr0

2023-03-07 09:07:30
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一魁斎 正敏@浮世絵スキー&狼の護符マニア @ikkaisai

腰組の持送は波と水犀を交互に配し、腰羽目には上段に水禽など、下段は亀で統一しています。また、長押の鳳凰や尾垂木の霊獣、向拝柱に巻き付く龍なども含めて見応えのある本殿でした。(とりあえず、目視がしづらい問題に関しては撮影後に細部を確認する形を推奨します…) pic.twitter.com/jNRYniWEgZ

2023-03-07 09:19:09
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