今の小学生は「けつばん」を知らない?
けつばんとは、「ポケットモンスター赤/緑/青/ピカチュウ」において、ボツとなったポケモンデータの穴を埋めるために作られた、いわゆるnullデータ(欠番)である。
通常お目にかかれることはないが、セレクトポインタバグなどを用いると出現することから、当時(おもに幻のポケモン、ミュウを出すために)バグを用いていた人には広く認知されている。
なお「けつばん」のデータは不完全のため、通常ポケモンのデータとして使用しない部分のデータを無理やり読み取る。そのためグラフィックが不完全だったり、ピッピなどに進化したり、存在しない技を覚えたり(わざマシン03など)、種族値が異様に高かったり(青)低かったり(赤/緑)する。
ちなみにポケモン図鑑ではミュウ(151)以降に表示されるため152番目のポケモンという認識が強いが、実際の図鑑ナンバーは000である。
※アネデパミ
正確には「アネ゙デパミ゙」。
16進数のデータ「FF」(終端記号=やめる)を無理やり読み取ると出てくるポケモン。
けつばんと違いポケモンとしての体裁すらないが、バグポケモンとしての性質が似ているため混同、同一視されやすい。
ちなみに種族値、グラフィックはともにリザードンと同じ。
※アジア村
「ミュウなど、珍しいポケモンがたくさん生息している場所がある」というデマ。
また行き方として、「サントアンヌ号乗船口マップ右側に『なみのり』を使うと行ける、謎のトラックが関係する」とされていた。
※「ミュウは本来登場する予定がなかった」
ミュウは本来、イベントなどの配布のみで提供する予定であり、ゲームにはデータだけ収録していた。
しかしセレクトバグにより出現させることが可能になってしまったのである。