電子書籍と紙の本の行方

変な時間にケビン君が電子書籍のことで思い悩んでいたのでトゥギャったよ。
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Hiroshi Tanaka @yomitaina

電子書籍の割合が増えていくと、紙の本の初版印税は少なくなるから、1冊書き終えたらドカン(?)と、まとまったお金がはいってくることはなくなるんだろうな。その代わり、発売後に継続的にお金が入ってくる。

2011-11-09 04:56:33
Hiroshi Tanaka @yomitaina

1冊書き終えたら「やれやれ」ではなく、そこからがスタート。書き手は編集者の力だけでなく、よりプロモーション力のある出版社を選ぶ。出版社もセルフプロモーションの出来る書き手を重宝するようになる。仕組みで考えると。

2011-11-09 04:59:49
Hiroshi Tanaka @yomitaina

新刊も大事だが、新刊プロモーションが終わった後どうするか。作家にとっては既刊電子書籍が息長く売れてくれないと困る。個々の書き手のブランディングが、今後ますます重要になると思う。

2011-11-09 05:05:37
Hiroshi Tanaka @yomitaina

出版社は、書き手のブランディングに力を注いで大事に既刊本で収益を上げていくか、売れた分だけ印税払えばいいんだからと新刊乱発していくかの分かれ道かな。会社のやり方、得意な商品の特性にもよるだろうけど。

2011-11-09 05:10:42
Hiroshi Tanaka @yomitaina

紙の場合は文庫にして書店さんの棚を確保したなかで売れ筋商品を切らさないようにしておけば良かったんだけど、電子の場合は在庫切れはないがリーチもない。紙では書店が担っているリーチを作らないと既刊が動かない。デジタル的なプロモーションの仕組み、ノウハウ。

2011-11-09 05:24:17
Hiroshi Tanaka @yomitaina

文学作品の場合は、必ずしも社交的でセルフプロモーションに長けた人が良い作品を書くわけでは無いので、そのあたりは担当編集者や出版社として考えなくてはいけない。一緒に悩むだけで無く成果が求められる。今、以上に。

2011-11-09 05:36:25
Hiroshi Tanaka @yomitaina

新人をどう育てて行くか。紙ならば赤字でも小さな部数で何度か書店ルートに乗せて認知を取っていき、知名度があがると文庫になった既刊が収益に貢献という形かな。しかも、複数出版社で支え合う感じ。

2011-11-09 05:42:50
Hiroshi Tanaka @yomitaina

電子書籍で売れた分だけ印税支払いだと、無名の新人は収入が知れている。出版社は何作か出してファンが増えるまで待つことができる。しかし書き手が経済的に持たない可能性。出版社も会社だから、理由のないお金は出せない。

2011-11-09 05:54:28
Hiroshi Tanaka @yomitaina

その頃には、文芸雑誌はどうなっているんだろう…。電子化されていればページ数に制限はないから、ここで書いてもらって枚数ベースで原稿料支払うのか。しかし、雑誌連載をリパッケージって電子書籍になじむのか? 雑誌だって品切れ無しのロングテール。

2011-11-09 06:09:23
Hiroshi Tanaka @yomitaina

専属契約を結んで最初にまとまった契約料を支払う代わりに、5年で長編○本、短編○本書いてくださいという契約、担当編集には、この投資で最低○千万円の売上立てろというノルマ、というのはひとつの形。だけど、そこまで見込める人をどう見つけて、見極める?

2011-11-09 06:17:51
Hiroshi Tanaka @yomitaina

そもそも、文芸以外の書き手はどうするの? 他に本業持っている人の本しか出せないとか産業の持続性としておかしいし、短期で話題になりそうな人に複数出版社が飛びついて消費していくだけ、というのもみっともない。

2011-11-09 06:24:45
Hiroshi Tanaka @yomitaina

そろそろ切り上げますが、以上は電子書籍が紙の書籍をかなり浸食する状況になったら、という前提でつらつら考えた結果のつぶやきです。と、念押し。

2011-11-09 06:32:02