俺が考えるライトノベルの表紙～白地＋ヒロイン否定論～

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

昨日の深夜に気づいたライトノベルの表紙への確信を書いてみよう。 昨日の深夜でも書いたが、1、パッケージング（タイトルと表紙）の傾向が似ている。2、レーベル乱立による同一傾向作品の供給過多 があるのは間違い無いと思う。

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

もちろんどの作品も全くの別物ではあるが、表面的に似てしまっているのは確かだ。

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

特に昨今の学園ラブコメ率はヤバイ、ラブコメを否定するわけではないが（むしろ好き）多いっちゅーの。 一番気に食わないの長文タイトルをバシバシ使う今の流れなのだが、それはまあ置いておく

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

色々と表紙について考えていたのだが、やはりラノベにとって表紙というのは重要だ。 そこでラノベに比較的多い『ヒロイン＋白地背景』というのに異議を唱えたい！ これは本当に優れた表現方法なのだろうか？

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

確かに、ラノベ初期（初期がどこら辺かは難しいところだが）は世界観を表すためかキャラクターも背景もゴチャゴチャした表紙が多かった。 そこから、徐々にキャラクターに焦点を当てる『引き算』的な表現が増え始めたのだろう

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

理由として考えられるのは 1、白地というのが売り場で目立った（他のがゴチャゴチャしていたから） 2、ラノベの表紙はサイズが小さいため、要素を絞らなくてはいけない

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

確かにどちらも理にかなっている。 だが、1に関してはもう破綻している。なぜなら、ヒロインを中心に添えた表紙が当たり前、白地背景もかなりの数が出ているからだ。 じゃあ、2の比重が大きいのか？　 否、断じて否。俺はこれがベストの表現方法だとは思わない！

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

ヒロインのメインビジュアルを全面に押す。確かに重要。 なぜならヒロインはその作品の看板であり、ラノベにとっての命、作者にとってのライフラインと言っても言いすぎじゃないはず(？) 特にビジュアルの利点があるラノベにおいて、ヒロインを押すのは当然の理だ。

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

白地を背景にヒロインがこっちを見ている。 笑っているのか、むかっとした顔なのかは様々だが、これが基本的な構図だ しかし、この構図に昔から妙な違和感があった。 なぜか俺にもずっとわからなかった。しかし、昨日それを理解した。 それは、『撮影会』っぽいということだ。

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

作品の内容の中で、こんな風に写真に収められるような状態ってあるのか？ ヒロインがポーズ決めて、視線をこっちに向けているってなんか妙だ。 というわけのわからない上に、理不尽な違和感を俺は感じていたようだ。

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

ここから読み取れるのは、俺がラノベの表紙に、『内容を把握したい』という欲があるからだろう。 しかし、白地＋ヒロインの欠点に関してはどうだろう？

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

確かに、ヒロインの魅力を出すことには長けている方法だが これは、ヒロインの魅力を出しているんじゃなくて ヒロインの『イラスト』の魅力を出しているだけなんじゃないのか？

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

俺たちはヒロインのイラストに萌えているのか？ 否、違う。俺たちが萌えているのはイラスト＋キャラクター性のはずだ。 キャラクター性とは、キャラのイラストだけで表されるものではないはず その中身こそ、文章、物語という形で保管されるものだ。

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

だが撮影会チックな『ヒロイン＋白地』の表紙だけでは中身を把握することは不可能だ。あらすじをプラスしても厳しい。 では、表紙からキャラクターの中身である物語を掴むことは可能なのか？ 俺は可能だと思う。

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

まあ、俺以外が中身を把握できてたら、この流れが全部破綻するんですけどねっ！

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

それはキャラクターが置かれている状況を表紙に入れる方法だ。 真夏の青空に飛ぶロケットを見つめる姿でもいい、夕方の屋上にいて柵に手をかけているなんてのでもいい。友達が笑顔で歩いている中で、淋しげに振り返る姿でもいい

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

背景、キャラが置かれている環境が組み込まれた時、そのキャラクターが辿るだろう物語を『推測する』ことができる。表紙から喚起される物語を、こちらが作りあげるのだ。なんという身勝手

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

それこそが、白地では不可能な要素。環境というファクター。 キャラクターだけでなく、キャラクターが置かれている状況への推測だ。

平和（ラノベ編集者とか） @kimpeace

@yuki_tomo624 手に取った瞬間に中身を全部伝えることが不可能だから要素抽出して伝えようとしているのでは。そしてその要素抽出（あるいは圧縮）自体に対して忌避感があるとしたら、割と致命的に噛みあってないのではないでしょうか・・・

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

@kimpeace 要素の抽出がキャラクター、しかもヒロインだけっていうのに疑問点があるんですよねー。本当にそれはベストな圧縮、抽出なのでしょうか？

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

個人的な意見なのは重々承知だが、俺がお気に入りの表紙には背景が組み込まれているのが多い。表紙を見ただけで、物語がどんな展開をするのか妄想できるようなのが多い。個人的趣味、それはもう流行とズレている老害でしかない、と言われたら、それでおしまいだけどね……

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

俺が希望するのは『物語の１シーンを切り取った表紙』なのかもしれない。

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

まあ、いろいろと考えてはみたものの、正解なんて絶対ない。超主観的な垂れ流しでしたわ。あと、白地＋ヒロインが多いのって、もっとしょうもない理由で締め切りとかあるのかもね～ 表紙って早い段階から出さないとまずいから、とりあえずヒロインだけを書いてもらう、とかね。

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

もちろん、俺の想像にすぎないのだが

ゆきとも@ラノベ紹介YouTuber @yuki_tomo624

昨今の長文系タイトルの増加は、ヒロイン押しの表紙を使いつつ、物語を伝えたいという編集者の苦肉の策なんだろうなぁ…………って言う訳ねぇだろ、多すぎる。編集者としてのプライドがないのかッ！