仏様の足の親指が上向きな件
- tigers_cafe
- 10041
- 3
- 4
- 2
仏像で、足の親指だけ上を向けてる表現が結構あるんだけど、どういう意図なのかなあって思ってる。特に坐像なんかで、足を宙に浮かしている場合にそういうのをちょくちょく見かける。(東寺帝釈天の左足の親指とか)。立像の場合でも京都の金剛院の快慶・深沙大将がそう。 (続く)
2011-11-08 20:35:06(続き)金剛院の快慶・深沙大将の場合は、金剛院のご住職のブログでも写真つきで紹介されてる。 http://t.co/UNc0FCir 『確かにその1センチほどの空間によって仏像に動きが生まれている。』とある。(続く)
2011-11-08 20:38:15(続き)コメント欄でも『<親指>については諸説あり、足を上げるとき、まず親指が持ち上がって、それから足全体が動くのを表現した、つまり<動>の表現なのだという方もおられます。 歌舞伎でも親指を立てる仕草があったと記憶しています。』とあって、動きの表現というのはうなずける。(続き)
2011-11-08 20:39:15(続き)でもそうなった場合、坐像のときの足の親指が上を向いているのはどういうことなのかという疑問は残る。坐像でも動きをあらわそうとして、ああいう表現にしてるのかねえ?もうちょっといろいろ見てみたいところ。
2011-11-08 20:42:05@tigers_cafe 動の動きを表現したのであれば、法華寺の十一面観音立像、この像は右足の親指を立てているとともに、右手足の動きで、今まさに動かんとするところを表現していますね
2011-11-08 21:02:00@nihhi ですねー。仁王のほか、明王も多い。さっきぱらぱら見てたら、大覚寺の明円作の降三世もかなり足の親指立ててるw。力強い動きとか、怒りの感情をより強調する効果があるのかもですね。
2011-11-08 22:26:50@tigers_cafe @nihhi 足の親指、どこのお寺さんでも「今から歩き出さんと、足に力入れてるから」って言われるので、そういうもんだと思ってた。。。確かにね。座ってても足に力入れると、一番に親指から反応する気がする。
2011-11-08 22:29:03@tigers_cafe やはり、右足の親指を上げるのは、動きを表現していると思います。(おそまきながら)室生寺の十一面観音菩薩立像もわずかに親指が上向きになっています。
2011-11-08 22:40:44@fraulein1121 @nihhi @penzoou 立像はもちろん、坐像であっても、今まさに衆生を助けるべく動きださんとするまさにその瞬間の足の動きを親指で表現してるってことですかね。
2011-11-08 22:43:13@tigers_cafe 東大寺念仏堂の地蔵菩薩坐像とかそう伺いましたよ~。あとはどこだったかなぁ。h @nihhi @penzoou
2011-11-08 22:47:31@fraulein1121 @nihhi @penzoou 先に桃さんが見つけたんだけど瑞林寺の康慶作地蔵菩薩もそうだし、他には随心院の如意輪観音とかも。ざっと見た感じ半跏踏下や遊戯坐の像にも多い感じがしますね。東寺の帝釈天さまもそうです。
2011-11-08 22:55:27@tigers_cafe 考え方としては試みの大仏や三千院の両脇侍など、足が見えずとも前傾姿勢のものは「救済のためにいつでも動き出せる体制」ですし、やはり動き出す瞬間力は入ってるという考え方が近いのかなぁ @nihhi @penzoou
2011-11-08 23:01:53@fraulein1121 確かにそうですね、来迎式の阿弥陀立像にしても親指は上がってなくても、姿勢が前傾だったりしますものね。観音だったら右足をちょっと曲げてたりとか。 @nihhi @penzoou
2011-11-08 23:12:00@tigers_cafe @fraulein1121 @nihhi 十一面観音菩薩立像は、親指は別として、だいたいの尊像は右足が少し前に出ていますね、わずかにひざが曲がっていて、いかにも踏み出すという感じのものが、多いです。
2011-11-08 23:14:00@penzoou @tigers_cafe 仏像における遊足の造形の流れの中で、親指の動きに着目されていて興味がひかれるところです。
2011-11-08 23:14:59@fraulein1121 そうか、基本的に救いに動き出す瞬間を表すものだと考えれば、立像なら前傾にしたり足を少し前に出してみたりで表現するところを半跏や遊戯坐では足の親指のところで表現するとすればすべて説明できるのか @nihhi @penzoou @anzanshi_ymd
2011-11-08 23:21:23