- kumejima_info
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格安航空事業で欧州を席巻しているライアンエアーが、機内でポルノグラフィーを提供するサービスを検討中との記事(http://t.co/tdmqd8Ql)。ことの善し悪しは別にして、ライアンエアーは利益を徹底して追求した先にある、とても資本主義的な現象だということ。
2011-11-09 09:20:49ライアンエアーは、一機あたりの乗客数を増やすために、短距離線に格安「立ち乗り」席(http://t.co/KaxkVAjq)を設ようとしたことでも話題になった会社だ。似たような発想では、フランスの大手ホテルチェーン、アコーが二段ベッドの格安ホテルチェーン(F-1)を展開している。
2011-11-09 09:28:20「ホテルにもあるサービスがなぜ機内にあってはいけない?」というのがライアンエアー、オリーリーCEOの弁。ライアンエアーにまつわるエピソードは、機内のトイレを有料にするという話がまことしとやかに噂されたこともある。
2011-11-09 09:32:43このようなビジネスの在り方について、品格の云々を問うことはさておき(私は個人的にまったく趣味ではないが)、この現象は極めて資本主義的、自由主義的な社会経済構造の必然的な帰結であるということは、看過できないポイントだ。
2011-11-09 09:36:05翻って考えれば、現在JAL主導で戦略のなきリストラを進めているJTAにとって、単純な格安事業に舵を切るということは、本質的に、ライアンエアーの世界観と戦うことを選択した、ということを意味する。
2011-11-09 09:38:29好むと好まざるとに関わらず、機内にポルノを置かなければ、事業が継続しできない(実際殆どのビジネスホテルはそうなっている)、という世界観だ。
2011-11-09 09:41:08問題は、(象徴的な意味においてだが)ポルノを機内に置くという選択は、遠い将来の検討事項ではなく、格安戦略に舵を切ったということの必然として時間の問題で生じるもので、JTAはたった今そのことを「選択している(あるいはJALによって選択させられている?)」ということなのだ。
2011-11-09 09:44:02本当にそれ以外の選択はないのか?本当にそれがJTAの戦略で良いのか?資本の論理と真っ正面から戦う道を選ぶのか?その決断は、国交省でもなく、JALでもなく、JTAだけが決められることである。
2011-11-09 09:46:24