『大津波のあとに』制作の経緯

森元修一 @mori0423

切通理作様から頂いたコメントです。 「『大津波のあとに』は被災地に対してどう距離を持って接し、考えていったらいいかわからない、多くの人の立場に重なりながら、現地にいる人たちの、かけがえのない感情にぶつかっていく映画だと思います」。 http://t.co/RiJ1Vqag

森元修一 @mori0423

山形国際ドキュメンタリー映画祭での反響を受けまして、『大津波のあとに』『槌音』のロードーショー公開が決定いたしました。劇場は渋谷のアップリンクです。 時期は年内で調整中、今週末には公式サイトでの告知を予定しております。http://t.co/yi1xnZ37

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』、岩手県大槌町出身の大久保愉伊監督が被災した自らの家族と故郷を描いた『槌音』とともに10月15日、今週土曜日に千葉県市川市で、渋谷アップリンクでのロードショー公開は11月予定で準備しております。よろしくお願い致します。http://t.co/D888vwvY

森元修一 @mori0423

【速報】 『大津波のあとに』『槌音』、渋谷アップリンクでのロードショー日程が決定いたしました。 11月19日（土）から25日（金）、一週間限定ロードショーになります。時間は未定ですが、決定次第お伝えさせて頂きます。よろしくお願い致します。http://t.co/LmN4z6FA

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』予告編第一弾を公式サイトにアップいたしました。御高覧頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。http://t.co/ZQl7q2tp 『大津波のあとに』『槌音』、11月19日（土）から渋谷アップリンクで一週間限定ロードショーです。

森元修一 @mori0423

昨日、『大津波のあとに』『槌音』マスコミ試写初日でした。俳優の田中要次さんもいらっしゃいました。お忙しい中ありがとうございました！マスコミ関係の方でご興味のある方は farther_on04@hotmail.com までご連絡ください。折り返し詳細をお伝え致します。

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（０）　11／19（土）から渋谷・UPLINK Xでの『大津波のあとに』『槌音』ロードショー公開に先立ち、拙作『大津波のあとに』制作の経緯を順次、ツイートさせていただきます。少し長くなりますがお付き合い下さい。 http://t.co/IoQYzemn

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（１）　私は十代のころを静岡県で過ごし、東海大地震は明日来てもおかしくないと言われ続けながら育ちました。しかしそんな警告も繰り返されているうちに、心のどこかではそう簡単に起こるものではないだろうと都合よく楽観していた気がします。…

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『大津波のあとに』制作の経緯（２）　いつ来るかわからない災厄だったら、くよくよして自ら気持ちをふさぐよりもいっそのこと忘れてしまおう。そんな心境だったかもしれません。しかし、3月11日、東京の自宅で震災に遭遇したとき、これまで経験のない巨大な振動の中にあって…

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（３）　…「ついにその日が来た」という声が聞こえた気がしました。「ずっと目をそらしてきたが、もう元にはもどれない」そんな声を振り払うようにテレビまで走りスイッチをつけると、震源地は宮城県沖、沿岸部は津波に注意という第一報が流れています。…

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『大津波のあとに』制作の経緯（４）　宮城県沖？それで東京がこんなにゆれたなら震源に近いところはどうなったんだ？あわただしくチャンネルを変えながら目をこらしているうちに、やがて津波が大地を浸食していく映像が中継され始めました。家を、木々を、路上に連なる車を、…

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『大津波のあとに』制作の経緯（５）　…そして人々を押し流していったあの禍々しく黒い津波。あっ、逃げて、早く、早く！テレビの前のそんなうめき声が届くはずはなく、傍観することしかできないことの強烈な無力さに襲われながら、同時に目の前の映像がいまこの瞬間、…

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『大津波のあとに』制作の経緯（６）　…地続きの大地で起こっているとは容易に実感できない自分もいました。目にしているもの、心で感じていること、頭のなかで考えていること、すべてがバラバラで、認識のずればかりが広がっていく感覚のまま、それでもTVから目をそらすことができませんでした。…

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（７）　やがて宮城県石巻市にも甚大な被害が出ていることが報道されました。これまで何度か訪れたときお世話になった民宿のご家族は無事だろうか。電話をしても通じることはありませんでした。三人の小さなお子さんたちを育てるご夫婦が経営する居心地のいい宿でした。…

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（８）　その後の数日間、家にこもってテレビを見続けました。ネットのニュースを検索し続けました。震災による死亡・行方不明の方々の数が日々刻々と跳ね上がっていくなか、知り合いの報道カメラマン、新聞・雑誌記者、フリーライター、…

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（９）　…テレビディレクターたちが続々と被災地に入り、それぞれの視点、手段で発信を始めていました。東京にいる私は相変わらずテレビやネットから情報を拾うしかない日々。石巻の民宿とは相変わらず連絡が取れません。… http://t.co/IoQYzemn

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（１０）　自分の中にざわざわとした思いが蠢いているのを感じ始めていました。そして震災から10日後、東京を出発しました。仙台、東松島をへて石巻にいたる単独行でした。道中、私はただ目の前の光景に打ちのめされて、言葉を失っていました。…（続く）

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『大津波のあとに』制作の経緯（１１）　（続き）もし同行者がいたとしても、交わす言葉を見つけられた確信はありません。結果として一篇の映画というかたちになりましたが、東京を離れた時点ではドキュメンタリー映画を撮影するために被災地に赴くということは考えていませんでした。…

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（１２）　そういうことが可能だとすら思っていませんでした。『大津波のあとに』は3月23日から4月1日までの私が目にした被災地の風景と、そこで出会った被災者の方々の証言をまとめたものです。試行錯誤の末、… http://t.co/IoQYzemn

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（１３）　…撮影順に編集された映像にはテロップもナレーションも音楽もない、非常に簡潔なスタイルの映画になりました。それは、あの巨大な地震と津波が人の住む世界にもたらした惨禍を効率的に情報化したり解説することに躊躇と強い違和感を覚えたからでした。

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（１４）　3月11日から数日後、岩手と宮城の取材から一時帰京していた友人と会いました。彼は週刊誌の記者で、震災後すぐ現地に入っていたのです。実際に現場を見た彼から報道では知り得なかった話を聞いた後、私は石巻に行こうと思っていることを話しました。…

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（１５）　彼は私が2003年にイラク取材経験があるのを知っているからか、大丈夫だと思いますよ、と答えました。実は私の中で既に結論は出ていたのですが、最後のひと押しを彼にしてもらった形になりました。行くと決めたら、具体的な問題を考えなければなりません。…

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（１６）　移動手段として自家用車を持っていないので、震災の影響で休業中の、実家の業務用ワゴンを借りに浜松へ。3月19日、東京に戻り、荷物の積み込み。現地では食料をはじめ物資は手に入らない前提で最低限必要なものを準備。…

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（１７）　ガソリン不足や車の故障などを考え、自転車も積み込みました。支援物資は都内でも品不足で、医療用マスクしか用意できませんでした。3月21日早朝、東京は雨。放射性物資が混じっているかもしれないな、そんなことを思いながら出発しました。…

森元修一 @mori0423

『大津波のあとに』制作の経緯（１８）　自衛隊、警察、消防関係の車が追い越し車線をひた走る東北道。栃木に入ってしばらくすると、緊急車両や特別な通行証を持つ車両以外は一般道へ降ろされました。その日のうちに仙台到着を目指していましたが、… http://t.co/IoQYzemn