キュゥべえ営業部長による魔法少女TPP☆マジカ第七話

キュゥべえ @QB0

魔法少女　TPP☆マジカ　第七話　「国民の気持ちと向き合えますか？」

キュゥべえ @QB0

「騙してたのね。私達を」ボクはキミたちにきちんと説明したはずだよ？　アジアの成長を取り込んでいくって。TPP加盟国におけるアジア地域のGDPがどの程度か、説明を省略したけれど。「何で教えてくれなかったのよ！」訊かれなかったからさ。知らなければ知らないままで何の不都合もないからね。

キュゥべえ @QB0

そもそもキミたち国民は、自由主義経済のあり方なんて最初から自覚できてないんだろう？ そのくせ貿易が維持できなくなると、日常の生活まで消滅してしまう。 そうならないよう、ボクは経済連携を強化し、国民の生活をきちんと守れる形にしてあげた。少しでも輸出で儲けられるようにね

キュゥべえ @QB0

「大きなお世話よ！そんな余計な事！」 キミはグローバリズムという物を甘く考え過ぎだよ。例えば、今貿易が停まった場合、国民の生活がどれだけの影響を受けるかって言うとね。「ぐっ……」これが本来の生活水準だよ。ただの少しでも贅沢なんてできやしないだろ？

キュゥべえ @QB0

日本が世界の中でも裕福な生活をしていられたのは、貿易によって潤っていたからさ 。国民の意識が一次産業と直結していないからこそ可能なことだ。 慣れてくれば、不採算な産業を切断することもできるよ。もっとも、それはそれで不況が起こるから、あまりオススメはしないけど。

キュゥべえ @QB0

「何でよ。どうして私達をこんな目に…！」 TPPの交渉参加を受け入れてまで、日本には叶えたい望みがあったんだろう？ それは間違いなく実現したじゃないか。　※この物語はフィクションであり、実際の事件、できごと、経団連、グローバル経済とは一切関係がありません。

キュゥべえ @QB0

それを選んだのはキミなんだ。