仁藤夢乃さん、バスカフェ再開を宣言

来週から、バスカフェ再開します💗🌟

2023年度は、妨害の影響により東京都からの委託事業はなくなり、民間の助成金をもらえなくなり、すべてみなさんからの寄付で0から活動をして行かなければなければならなくなり、その状況は変わっていません。

新宿区には今年度も場所を貸して欲しいとお願いを続けていますが、まだ許可を頂けていません。

東京都は今年度、バスカフェ等の活動を行なっていた若年女性支援事業を補助金化するとのことですが、どんな内容になるのか、Colaboが申請できるものになるのか、全くわかりません。

というのも、子どもの代理人として活動する弁護士の費用等を最大1千万円まで申請していたDV交付金という補助金に今年度も申請しようとしたところ、要項が変更されており、「配偶者からの暴力」の被害者を支援する民間シェルターのみが対象となっていて、若年女性支援が対象から排除されるということがありました。

Colaboが繋がった少女たちは、自ら児相や役所に相談しても、適切な対応をされなかったことから夜の街をさまよっていることが多くあります。

そうした少女たちをただ児相に繋ぐだけでは、児相が一時保護所に保護したとしても、その後「100%」家に帰されてしまいました。そのためColaboのシェルターで女の子たちを保護し、児相とも連携しながら、家に帰る以外の選択肢を用意して、生活を支えてきました。

しかし、Colaboが10部屋15部屋と暮らしの場を増やしたところで、現状は変わりません。
本来は公的機関の責任です。また、18歳までに児童相談所に保護されて、公的な「措置」(Colaboでは対象にならない)を受けると、その先の進学のための奨学金などの選択肢が増えることも多く、本人のメリットになります。

そのため、私たちは協力弁護士を募り、「Colaboの弁護士」ではなく「本人の弁護士」として、本人の最善の利益のための活動をお願いしていました。そのための資金も、打ち切られてしまったのです。これを知ったのは本当に最近です。

若年女性支援事業が始まる時、「アウトリーチを強化するのは良いけれど、その先の受け皿がない、どうするつもりか」と東京都に対して受け皿の拡充を要求し続けてきました。児相がハイティーンの子どもたちを保護しない、または保護しても家にほぼ帰しているのは、その先の受け皿がないからでもあります。

そうした現状に対応するため、Colaboでは自主事業で女の子たちの暮らしを中長期的に支えるシェアハウスも増設し続けてきました。

若年事業の委託費が1千万円だった頃から、予算が足りないと要求し続けていて、その中で東京都から活用を勧められたのがDV交付金だったのですが、今年度から「配偶者からの暴力」の被害者支援団体のみに限定されたため、Colaboが申請できなくなりました。

2022年5月に女性支援法が成立し、日本で初めて法律で、性搾取構造から抜け出すための支援や若年女性支援が位置付けられました。
日本で初めての女性支援の根拠法ができたのに、いや、だからこそ、それを嫌がる性売買業者等からの攻撃が深刻化しているのに、その影響で現場の支援は後退していると言わざるを得ません。

地方統一選にも「Colabo攻撃」つまり、困難の中にいる少女たちへの攻撃を率先して行う候補者が多数出ています。この社会はどうなってしまうのでしょうか。。

そんな状況ではありますが、私たちは諦めていません！❤️‍🔥

行政が動かなくても、市民の力で活動を続けます。
共に声を上げ続けてくれるみなさんのおかげで支援の輪が広がっています。

バスカフェは3/8以降開催できず、夜の街で過ごす女の子たちから再開を求める声や励ましの言葉も多く届いています。

まだバスを置ける場所は見つかっていませんが、TsubomiCafeは来週水曜日、さらにパワーアップして復活します❤️‍🔥
詳細はまたお知らせします。

正直、資金的にはとても苦しい状況です。たくさんの方に、この活動を継続させるためにご寄付で参加をお願いしたいです。
https://colabo-official.net/support/

私たちの想いや活動について女の子たちの声と一緒にまとめられているこちらの記事、ぜひ読んでください。
https://www.jprime.jp/articles/-/27323

それと！Colaboの11年の歩みを振り返り、性搾取社会の状況を当事者たちで明らかにした『当たり前の日常を手に入れるためにー性搾取社会を生きる私たちの闘い』が重版になりました👏🌟🌟

女の子たちと一緒に、Colaboの日常となっている闘いを振り返り、まとめました。若年女性に関わる立場にある方、Colaboのような活動をしたい！と考えている方はもちろん、多くの人に読んでもらいたいです。

私たちが何をやってきたのか、どんな関係性が社会の中に広まるといいと考えているのか多くの人が知り、性搾取が深刻な社会の状況について当事者意識を持ってもらいたいです。
http://www.kageshobo.com/main/books/atarimaenonitijoul.html