昔々、異世界転生モノには「主人公以外を下げすぎて、ありえない人達が出てくる作品群」があったのじゃ

「ありえない≠売れない」ではないのです。 むしろ、「おかしな設定だと感じるものであっても、続けていると売れる可能性がある」からわからんものです
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三沢文也 @tm2501

久々に、なろう昔話で盛り上がった時に 「そう言えば、血抜きを食べるのに、血抜きの重要性をわかんない部族の話を描いた漫画があったなぁ」 というすっかり忘れてた記憶が蘇ってきて調べたら…記憶してた以上に、原典がありえへんかった。 食べ物の保存と共有は狩猟の最重要事項なんだが… pic.twitter.com/KSMTAHyVU2

2023-04-17 15:36:59
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【訂正】
×血抜きを食べるのに
○肉を狩猟して食べるのに

三沢文也 @tm2501

しかもマンガのタイトルが、「異世界料理道」なのにこの内容なのがまた…ね。 料理はしてるよ? でも、周りがアホすぎ&アホな割に主人公の話をすんなり聞き入れすぎる人ばかりで、「なにこれ?」となるタイプのなろうですね 異世界料理道1 (HJコミックス) amzn.to/41qpLNi

2023-04-17 15:47:11
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三沢文也 @tm2501

まず、今でも狩猟をメインに生活してる部族は存在するんだけども…狩りなんて常にうまくいくものじゃない。 だから、食べ物は共有されるし、保存される。 獲物を狩った後「食べるところだけ持って帰ります」というのは、いくらなんでも取材不足すぎる野生動物でさえ家族で共有するから…動物未満

2023-04-17 15:50:28
三沢文也 @tm2501

血抜きは味を左右するだけでなく、保存のために必要なんだ。ゆえに、昔の人が保存技術をおろそかにするなんてありえない」 という話から始めるつもりだったのです。 ところが、 「獲物を狩っても、食べる部位だけ持って帰る」 を見て、 「狩猟民族の暮らしでさえないやん…なにこれ」 となりました

2023-04-17 15:57:51
三沢文也 @tm2501

今となっては、 「読者と大差ない知能レベルのなろう主人公が、異世界(古代風のパラレルワールド)で無双する作品」 なんて大分減りましたよ?? 減ったんですが…一時期 「いくらなんでも、周囲の知能レベルを下げすぎて、活躍する・褒められるハードルが地中に埋まってる作品があったのです

2023-04-17 16:03:30
三沢文也 @tm2501

私の中での3大「ハードル埋没系異世界転生」は、 ・異世界料理道 ・マズ飯エルフと遊牧暮らし ・百錬の覇王 の3つだったんですが… 異世界料理道の画像探してたら、マズ飯エルフも出てきたね なろう主人公「血抜きすれば肉の臭みはなくなる」異世界土人「血抜き?」←これ chomanga.org/archives/22304… pic.twitter.com/tefNt3sqBI

2023-04-17 16:11:29
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三沢文也 @tm2501

マズ飯エルフは多分サンプルしか読んでないから詳しい記憶はないのですが…「これは甘いって味です」というマンガの1シーンだけ有名な作品。 私は当時からマンガとしても設定もありえへんと思ったが…これが13巻まで続いてるからすごいわ マズ飯エルフと遊牧暮らし(1) amzn.to/43ApFEy

2023-04-17 16:15:54
三沢文也 @tm2501

これは百錬の覇王にも言えることだけど… 「ハードル埋没系異世界転生」 は少しでも疑問に思ったことを検索する知性があったらおかしいことは誰にでもわかるのですが…意外と売れてます。 そういう意味では 「作品を発表できるところまで書き切るのが一番大事」 ですね。ある意味クオリティ以上に

2023-04-17 16:23:43
三沢文也 @tm2501

百錬の覇王は、ハードル埋没系異世界転生の中では別格の大スター。 ぼくも当時、2つツッコミを入れてるけど…すごいぞ。 1つは地の利を生かして戦うという概念がない包囲殲滅陣。 敵も味方もどうしてこうなったんや… 百錬の覇王に出てくる謎の戦術について togetter.com/li/1260857

2023-04-17 16:28:09
三沢文也 @tm2501

もう一個はマンガ版の 「石臼を作ったら美味しいパンができるようになった」 というやつなんだけど… これも、当時論破記事書いてますね。 「今風のふっくらもちもちみたいなパン作るなら臼じゃなくて酵母の方が…」とかね 百錬の覇王がつまんない最大の理由を語りたい tm2501.com/entry/post-205… pic.twitter.com/VABX7g2F4n

2023-04-17 16:34:53
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三沢文也 @tm2501

パンと菌(酵母)の話は面白い話があって、日本人がすぐにパンをアレンジできるようになったのは、和菓子の文化や、菌自体はあったこと。 イースト菌が希少な時代に 「せや、酒の菌使ったろ」 で、あんパン作った人がいる。 100%歴史に習う必要はないけど、やはり進化の順番に整合性はあるよね pic.twitter.com/g6tzIkuiQN

2023-04-17 16:39:58
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三沢文也 @tm2501

ちなみに、百錬の覇王は2023年の4月に7巻が出て、まだまだ盛況。 やっぱ、ツッコまれながらでもちゃんと作り続ける人は強いね。 ツッコミどころ満載な部分さえも、時間が経てば笑い話・再宣伝の種になりえるし 【電子版限定特典付き】百錬の覇王と聖約の戦乙女7巻 amzn.to/3L4z0gF

2023-04-17 16:49:32