マブリットキバさん、震災後の出来事を振り返る

震災後のあれこれを振り返るマブリットキバさんのツイートをまとめてみました。
東北 岩手 震災 マブリットキバ 支援 ローカルヒーロー
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用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
昨日にガンライザーの監督さんと色々と話をしてきた。震災直後からの出来事もお互いに話した。そういった話をするのは久しぶりだったので、思い出すことが多い。少し振り返る時間ができたのかも知れないな
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
実はガンライザーの監督とは何年か前に知り合いだった。昨日の話でオレが出演できない理由、支援をしている現状、これからの岩手なんかも色々とお互いに話しに花が咲いた。良い時間だった。
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
少し振り返って呟いていこう。最近よく「なぜご当地ヒーローをやめたんですか?」という質問がある。ガンライザー監督にも説明したんだが、それにはある震災後の連絡がきっかけだった。震災直後半月ほどの事だったと思う。
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
チーム全員で震災支援に切り替えて、現地で支援活動を行っていた時に、とあるご当地ヒーローから連絡があった。それは「被災地支援でご当地ヒーローが集まっている。是非参加しないか?」というものだった。そのときは物資も人手も足りなかったので、有り難い話だと思った
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
でもオレは毎日支援に入っていたので、ネット企画やら、ツイッター企画やらに参加する時間はなかった。被災地に近いので、直接に現地で働いていたほうが良い時期だった。なので、「ご当地ヒーロー集合企画」には不参加の意思を伝えた
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
ところがその声をかけてきたご当地ヒーローはこう言った。「今回の震災で、ローカルヒーローが支援をすれば大きい動きになる。社会的にもこれを機会にローカルヒーローを認知してもらって、地位を確立するためのチャンスにも繋がる。マブリットキバは被災地に近いので、レポだけあげて下さい」
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
震災をきっかけに「震災で支援活動することでローカルヒーローが報道などで社会的に表に出て、メジャーになる機会」。オレに声をかけてきたご当地ヒーローの連合の連絡役というヤツは間違いなくそういった。「もう。みんなに声をかけてツイッターやミmixiなんかでも集まってきていますよ」と。
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
オレが信じてきた「ご当地ヒーロー」って奴らは、震災をきっかけにして「報道に載って、表に出て、メジャー認知を受けるきっかけ」と思っているやつらが大半だった。亡くなった人々や破壊された故郷の上で突っ立って、メジャーになる。これがご当地ヒーローのやる事か。そんなに人気が欲しいのか。
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
さらに別のご当地ヒーローから「マブリットキバの応援名義で募金や国の支援をを募ろうと思っているので許可を下さい」と、言うものもあった。被災地で物資を溜める倉庫が欲しい、子供達が勉強をするプレハブが欲しい。そう思っていたので、オレは許可を出した
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
その後、お金を集めた、および支援金が降りた。というご当地ヒーロー達から連絡があった。そのときは被災地の土地問題や避難所の問題で忙しかったので「いずれ被災地の方々と落ち着いて、土地を押さえられたら連絡するので待機してもらえないだろうか?」という事で、ご当地ヒーロー達にお願いした。
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
そして被災地でようやくプレハブなどを立てる機会ができたので、待っていてもらったご当地ヒーロー達に連絡を入れた、しかし返答は「キバさんが忙しいと思ったので、こちらで色々と物資などを購入したんですが、結局は返品しました。なので支援金は使い切りました」と全員答えは同じだった。
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
支援金を連絡もなく使い切ったことをオレは問い詰めた。返答はこうだ「キバが忙しいと思ったので連絡は入れなかった。独自に判断して、支援金で支援物資やプレハブを購入したが、結果送り先がわからなかったので全て返品した。今は事務がいないので領収書や詳しいことはわからない」、全員答えは一緒だ
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
オレが問い詰めてから、ご当地ヒーロー達から連絡はピッタリと止んだ。被災地の現地や近いならともかく、人々の善意で集まった支援金を離れた場所で、現地の情報も集めず、連絡もとらず、物資もおくらずに「支援金を使い切った。事務がいないのでわからない。領収書が無い」っていう回答はおかしい
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
オレはご当地ヒーローは素晴らしいものだと思っていた。だから惜しみなく協力してきたつもりだ。だが、ふたを開けると「認知が欲しい」「震災を機にメジャーになりたい」「使途不明な支援金集めを行っている」というものだった。震災を理由にしなければ活動できない【悪党よりもタチの悪い善人】だった
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
オレは震災があったときに「震災で出番が来たとか騒ぐな」と発言をした。ところが知っている人はわかると思うがあちこちのご当地ヒーローからファンを誘導されネット上などで袋叩きにもあった。
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
オレが信じてきた「正義のご当地ヒーロー」はそのときに死んだ。いや、むしろそれでよかった。オレと言うやつも震災前までは沿岸被災地に出向いたときに、津波や安全非難について語れる機会はいっぱいあったのに、それをやらなかった。オレも「楽しいことしかやらないクソなご当地ヒーロー」だったんだ
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
オレは他のご当地ヒーローが憎いわけじゃない。お金が欲しい、人気が欲しい、それは誰にも言えることだ。好きにすればいい。オレはマブダチの子供達を、人々を津波にやられた。それに何も出来なかった自分自身が憎い。「キバさん、亡くなったうちの子にあって上げてください」そんな言葉が突き刺さった
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
津波で亡くなったファンの子供を見送った。プリキュアのポシェットに黄色い帽子。きっと避難する準備をして出かけようとしたのだろう。それを救えなかった、俺には何も出来なかった。オレが憎い、神が憎い、オレは何のための存在だったのか。亡くなった子供の期待に答えることが出来ていたのか
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
ご当地ヒーロー達の本性、己の無力、してきたことへの猛省。そして、オレは故郷のために働いていなかった。本当のヒーローとは事件が終わったときに現れるものじゃない、事件が起こったときに、それを未然に防ぐために現れるものじゃないか。オレはヒーローを語るにはあまりにも弱く、ペテンだった
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
オレは被災地で働いて「マブリットキバ」だとばれるのが恐ろしかった。きっと「何がヒーローだ」、「誰も守れなかったくせに」と胸倉をつかまれるだろうと思った。でもバレた時に被災地の人々は「なんだ、キバさんじゃないの。なんで早く言ってくれなかったんだ。みんなを勇気付けてくれよ」と言われた
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
被災地で少しでも必要とされるなら、働く場所をくれるならとオレは働いてきた。嘔吐しながら働く自衛官、別れになく警察官、無力に悩みながら子供を守る親御さんや先生達。みんながヒーローだった。支援を通してオレは本当の人間の底力、無償の愛、共に助け合うと言うことを勉強させてもらった。
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
人の為に働くなら、それを守る事に「ご当地ヒーローでなくてはならない」という事は全くの無意味であるとオレは知った。なので、これからも。この先も。ずっと、ご当地ヒーローやローカルヒーローを自ら名乗ることは無いだろう。むしろ、ヒーローとは己で語らずに、人に呼ばれることではないのだろうか
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
今でも被災地で呼ばれてショーを行うが、最前列にいる子供達は兄弟や親を失った子供が居る。その前で「震災を利用したご当地ヒーロー達」は「正義や勇気」を目を見て言えるのか。いや、正直そんなものは悲劇にあった子供達には意味が無い。正直、オレはまだ自らの無力にさいなまれている
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
この前、オレに元気が無いと見えたのか、被災地の子供が「いいもの見せてあげるよ」と手を引いて連れて行かれた。何にも無い瓦礫を指差して「ここにあたしの家があったんだよ、全部無くなっちゃったんだよー」って瓦礫の上でおどけて見せてくれた。オレの中で何か今までに無いものがこみ上げた
用心棒のキバさん(四代目キバ) @maburitto_kiba
うまくは言えないが、オレにできることで働いていこうと決意した。気づけばフォロワーのマブダチや支援者の方々、被災地のマブダチ、多くの人々にオレは生かされていたんだ。ならばオレは終わった訳じゃない、一人ぽっちでもないんだと気づいた。みんなの優しさにオレは答えていかなければいけない
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