稲川淳二の『つぶやき怪談』(2023.02.28)

稲川淳二 @Junji_Inagawa

春の小川はさらさらゆくよ、 岸のすみれやれんげの花に♪

稲川淳二 @Junji_Inagawa

1912年（大正元年）の尋常小学唱歌で、 当時の渋谷の、のどかな情景を歌ったものです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

さて、そんな訳で春ですね。 マブダチのみなさん、お元気ですか？　 稲川淳Ｇです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

私が渋谷区立長谷戸小学校の3年生の時の担任は、 お婆ちゃんで、授業が終ったあと、丸十パン店までよくパンを買いに行かされました。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

（私の家と親しいパン屋だと知っていて、 食パンにチョコレートを多めに厚く塗ってくれるんです）

稲川淳二 @Junji_Inagawa

で、私が戻るまで、 級長の女の子と2，3人の女子が先生の肩叩きしてました。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

担任の自慢は、学校帰りに立ち寄る渋谷駅前の屋台で忠犬ハチ公に焼きとりをあげていたという話でした。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

でも、ハチ公が死んだ原因のひとつはその焼きとりだったそうで。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それでは、どうぞ、お付合い下さい。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それでは、今回の「つぶやき怪談」 そろそろ始めましょうか。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ゆったりと、くつろいで、 お付き合いいただければと思います。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

そんな訳で、怖ーい噺で楽しんで下さい。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

稲川淳二の「つぶやき怪談」 怖・楽しい時間を、共有しましょうね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ずいぶん昔の話になりまますが、 『〇〇スタジオ』は今、ねえ、 きれいに変わっちゃったんですよねえ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

でも、前はねえ、 色々話があったんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

もう、行われてはいないんですが、 こんな話がありますね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

美術さんに、新人が入ってくると、 悪いイタズラをするんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

セットでね、飲み会をするんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

車座に座って、新人を真ん中においてね、 寿司屋の湯呑みみたいなのに、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

安いウイスキーを“ガバガバ”って注ぎこんで、 新人に渡し、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「まずは、一杯空けろ」 って、言うんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

うまかないですよ、 安酒ですからね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

空けると、また流し込みまして、 「いやあ、もう飲めません」