小川和久氏の米海兵隊の豪州北部拠点確保に対する見解 #普天間

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軍事アナリスト 小川和久 @kazuhisa_ogawa

豪州北部への米海兵隊の駐留(1)。昨年11月の合意(豪州の基地・施設の米軍利用の促進)を受けたもの。米国は21世紀から22世紀にかけてのスーパーパワーとしての中国とインドの急速な発展を見越し、2007年の戦略文書『21世紀のシーパワーのための協調的海洋戦略』で初めて豪州に言及。

2011-11-11 22:48:22
軍事アナリスト 小川和久 @kazuhisa_ogawa

豪州北部への米海兵隊の駐留(2)。米国の対中戦略にとり4000キロ以上離れた豪州は計り知れない戦略的価値。中国の新型弾道ミサイルなどの精密攻撃の脅威にさらされることなく豪州の基地を自由に利用できる。米国のエアシーバトル構想で日本とともに豪州の参加を前提としている理由はそこにある。

2011-11-11 22:52:38
軍事アナリスト 小川和久 @kazuhisa_ogawa

豪州北部への米海兵隊の駐留(3)。1)統合エアシーバトル構想の拠点化、2)海兵隊の訓練場の確保、3)国家の体をなしていない日本に愛想づかしで、日米同盟抜きの戦略構築の実証実験(これはリアリティがないが)、など、様々な目的が秘められていそうだ。

2011-11-11 22:57:28
軍事アナリスト 小川和久 @kazuhisa_ogawa

米国にとって望ましいのは決断力のない日本政府抜きの日本列島。日本をアテにしない戦略を考えたとしてもおかしくない。むろん、使えるなら日米同盟も活用しますが。RT @zanzanb: こんな状況でもまだ日本は米にとって重要な戦略拠点であると思いますか? RT @kazuhisa

2011-11-11 23:05:54