現代ミステリってなんだろう? みんなで考えてみよう!

限界研[編]『現代ミステリとは何か 二〇一〇年代の探偵作家たち』(南雲堂)について、寄稿者の方々の情報発信や、みんなの感想をまとめました。
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蔓葉信博🌿 @tsuruba

告知です~♪ 限界研で『現代ミステリとは何か』と題したミステリ論集を2月末刊行予定です。 2010年代の潮流を踏まえながら、現代ミステリを代表する10名の作家について論じております。目次や概要はまたあらためてご案内いたします。今少しお待ちいただけますと幸いです。 hanmoto.com/bd/isbn/978452…

2023-01-06 00:43:16
加藤敦📚書籍編集@南雲堂 @katoatsu

📢南雲堂の新刊情報📚❗️ 「現代ミステリとは何かー二〇一〇年代の探偵作家たち」 2月末刊行🎉 現代ミステリを牽引する2010年代の代表作家👪をこちらも現代ミステリ評論を代表する10人の若手批評家🥸が論じ尽くす❗️❗️ (南雲堂 0332682311) #限界研 #南雲堂 #現代ミステリ pic.twitter.com/CwIfdXIegL

2023-01-06 17:02:09
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taki_anata @taki_anata

2月24日頃刊予定の限界研編『現代ミステリとは何か 二〇一〇年代の探偵作家たち』にゲスト寄稿として「燃ゆる闘魂 森川智喜論』を書きました。昨今の特殊設定ミステリブームに先駆ける森川智喜さんの作品群について、2万字ほど書いています。よろしければご覧ください hanmoto.com/bd/isbn/978452… pic.twitter.com/sxgou17NMx

2023-01-06 21:49:29
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青竜 / 坂嶋竜 @wonde_RS

というわけで、一昨年のキャスパから予告していた「我們の時代――陸秋槎論」の詳細です。2月末発売予定の限界研『現代ミステリとは何か 2010年代の探偵作家たち』(南雲堂)にゲスト参加させていただきました! twitter.com/katoatsu/statu…

2023-01-06 21:52:25
青竜 / 坂嶋竜 @wonde_RS

「我們の時代――陸秋槎論」は日本のミステリが中国までたどり着いた流れを紹介し、その先に位置する陸秋槎作品の特徴を新本格の諸作品と比較しながらも、最終的には×××との大きな共通点と差異を指摘する、という内容です。×××論としても珍しい指摘をしているんじゃないかと。

2023-01-06 21:54:21
@quantumspin

『現代ミステリとは何か』、いよいよ書影が出ましたね。そこで突然ですが、本書の出版を記念して、拙論の新作(1万字)をnoteでフリー公開します。本書とも深く繋がってますので、出版までの間、これを手掛りに本書の内容を推理?しつつお待ちいただければ幸甚です!#note note.com/quantumspin/n/…

2023-01-31 22:16:00
@quantumspin

肝心の書影が抜けていました。。『現代ミステリとは何か』南雲堂のページはこちらです nanun-do.co.jp/media/literatu…

2023-01-31 22:22:20
@quantumspin

「※本文のなかで本稿末尾の参考文献に言及しています。未読の方はご注意ください。」という注意書きは初めて見たと反応頂きましたが、実はメフィスト評論「ガウス平面の殺人」「本格ミステリの原罪」ですでに使っていました。そして実は本稿は元々、上記と併せて三部作となる予定のものでした

2023-02-02 21:33:35
@quantumspin

以前も呟いたことがありますが、「ガウス平面の殺人」は探偵論なので後期クイーン的問題を主題にしており、「本格ミステリの原罪」は犯人論なのでモダーン・ディテクティヴ・ストーリイ論を主題にしました。最後の「キャラクターとは何か」は被害者論なので大量死論が主題となっている、というわけです

2023-02-02 21:38:00
@quantumspin

探偵→読者、犯人→作者、被害者→作中人物と読み替えられるものかもしれません。これらが二重の三角形になるというのは法月綸太郎「複雑な殺人芸術」に書いてありますが、これを虚構本格ミステリの文脈に置いたとき、各要素がどのように変化し得るかを分析したのが拙論三部作という事です

2023-02-03 18:56:32
@quantumspin

笠井潔の大量死論について、一般には大量死/大量生理論などと、世界大戦の時代と80年代とをわけて呼ぶ事が多いのですが、自分は大量死論の一語でまとめて呼んでいいと思っています。理由はおそらく、本稿を読んでいただければ察せられると思います

2023-02-06 21:50:46
@quantumspin

リアリティとは何か、人間が描けていないとはどういう事か。ジャンルフィクションであるミステリの歴史は、ある意味ではこの問いとの格闘の歴史でもありました。そして90年代のウェブの社会実装により、こうした命題は新たな展開を見せ始めた、というのが自分の歴史観だったりします

2023-02-11 10:10:55
@quantumspin

更にいうと、日本人のリアリズムにとっては家庭用ゲーム機の普及が決定的だったのではないかと想像しています。キャラを自在に操れる感覚。ゲーム機の進歩によって解像度と操作性が高まっていくキャラクター。ここにキャラクターのリアリズムを育む契機を見出す事ができると思います

2023-02-11 10:15:57
@quantumspin

新本格ムーヴメントを担った作家の多くは、特撮とビデオテープのリアリティが原体験にあったのかもしれません。彼らにとって世界とは録画して切り取りスロー再生で細部を鑑賞するものだった。新本格世代の作家のリアリティが自閉的なのは、ビデオテープというテクノロジーと不可分のように感じられる

2023-02-11 11:00:25
@quantumspin

対してゼロ年代作家のキャラクターに対するリアリズムは、家庭用ゲーム機というテクノロジーによって基礎づけられて感じられます。ビデオテープは対象を鑑賞するだけですが、ゲームはキャラクターを自在に操作できる。この感覚の違いは自分には決定的に思えます

2023-02-11 11:05:01
@quantumspin

これが現代に至ると、サイバー空間はフィジカル空間とインタラクションし始めます。ゼロ年代作家世代にとってはゲーム空間と現実空間とはまだ隔たれていましたが、いまや両者は繋がり影響しあっている。こうしたリアリティが若い人に与えるリアリティは、フィクションのあり方も大きく変える筈なんです

2023-02-11 12:08:31
@quantumspin

我が家にも『現代ミステリとは何か』の見本が届きました。手に取ると細部にまでこだわりが行き届いているのがわかり、おおっとなりました。いよいよ来週発売です! pic.twitter.com/Cd0xQKzA7h

2023-02-16 21:55:58
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杉田俊介 @sssugita

限界研『現代ミステリとは何か 二〇一〇年代の探偵作家たち』(南雲堂)の刊行間近……ということで、noteに記事をアップしました。 note.com/sssugita/n/n2d… twitter.com/sssugita/statu…

2023-02-20 14:02:03
杉田俊介 @sssugita

限界研編、蔓葉信博編著『現代ミステリとは何か 二〇一〇年代の探偵作家たち』(南雲堂)が刊行になります。蔓葉さんの地道な努力の賜物と言うべき一冊かと思います。ぜひ。僕も井上真偽についての批評文を書いています。 pic.twitter.com/TxjyBFNAsD

2023-02-18 10:37:56
蔓葉信博🌿 @tsuruba

杉田さんのこちらの論考は『現代ミステリとは何か』が作家論的な建付けで、残念ながら載せられなかったパートですが、今回おひろめとなって本当に良かったです♪ 『現代ミステリとは何か 二〇一〇年代の作家たち』(限界研)刊行に寄せて――井上真偽論助走|杉田俊介 #note note.com/sssugita/n/n2d…

2023-02-21 00:18:04
丸茂智晴(星海社) @seikaisha_maru

『現代ミステリとは何か』読みました。まず「我們の時代――陸秋槎論」で『盟約の少女騎士』もミステリとして位置付けてくださった坂嶋竜さんに感謝です。とくに楽しかったのは、なぜ阿津川さんは悩める探偵を書くのかを論じた、片上平二郎さん「あらかじめ壊された探偵たちへ――阿津川辰海論」でした。 pic.twitter.com/htU73Pmmrg

2023-02-24 05:57:02
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丸茂智晴(星海社) @seikaisha_maru

藤井義允さんの「想像としての「社会派」――深緑野分論」は、言及されていた『同志少女よ、敵を撃て』はもちろん、南木義隆さん『蝶と帝国』、坂崎かおるさん「嘘つき姫」などの百合文芸や、初野晴さん『退出ゲーム』あたりも射程にある論考としておもしろかったです(また感想書きます……たぶん)。

2023-02-24 13:07:17
陸秋槎 @luqiucha

@wonde_RS ありがとうございます。外国人として「二〇一〇年代の作家たち」に選ばれて恐縮です。実は「我們の時代」というタイトルを見た瞬間、本当にビックリしました。自分の人間性が見透かされたかもしれないとも感じました。楽しみにしております。

2023-02-24 16:32:36
りこ @pistolstar_1742

片上平二郎先生の「あらかじめ壊された探偵たちへ ――阿津川辰海論」、時間という観点から阿津川作品を読み解いていて、専門的でありながらも分かりやすくておもしろかった!

2023-02-24 23:49:59
杉本@むにゅ10号 @longfish801

横浜の有隣堂書店で『現代ミステリとは何か』を探したけどみつからなかった。神奈川県はまだらしい。探しながら「げみなん」とか「げんみな」とか略称を考えていたのだけど、これぞベストというものを思いついた。「つるミス」である。

2023-02-26 14:24:09
杉本@むにゅ10号 @longfish801

待てよ、「つるばミ」のほうが風情があって良いか……? いや、やっぱり「つるミス」の語感が醸しだすそこはかとない可愛さが……。

2023-02-26 14:29:42
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