ウクライナへの軍事支援は戦争による民間人犠牲者を増やす?~国際関係論の実証研究から~

民間人犠牲とは、政治的・軍事的エリートが選択する軍事戦略で、非戦闘員を意図的に標的にして殺害するもの、あるいは戦闘員と非戦闘員の区別がつかず、後者を大量に殺害してしまうものである。(Targeting Civilians in Warから引用したDeepL翻訳) 続きを読む
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野口和彦(Kazuhiko Noguchi) @kazzubc

エイブラムス氏(ウに武器を供与してロシアから市民を守るべきとの主張に対して)「『民間人の犠牲』に関する実証的な文献は、戦争におけるロシアの絶望とウクライナの民間人の安全との間に逆の関係があることを予測している。アレックス・ダウンズは、非戦闘員を標的に(続) theatlantic.com/ideas/archive/…

2023-05-06 15:27:31
野口和彦(Kazuhiko Noguchi) @kazzubc

して殺害する戦時戦略である「民間人被害者化」の原因について、方法論的に厳密な研究を行った。彼は "1816年から2003年の間に国家間の戦争に参加した世界中のすべての国のデータをまとめ、100の戦争、323の交戦国、52の民間人犠牲のケースのリストを作成した。"その分析の結果、彼は、国家は、(続)

2023-05-06 15:29:33
野口和彦(Kazuhiko Noguchi) @kazzubc

戦場での死者数の増加、戦争期間の長期化、あるいは紛争の消耗戦への移行期において、より絶望的になるにしたがい、住民に対する攻撃をエスカレートする可能性が著しく高くなることを発見したのだ…別のサンプルを用いた他の学者による実証的研究も同様に、『紛争当事者が敵対国に対して相対的に(続)

2023-05-06 15:37:40
野口和彦(Kazuhiko Noguchi) @kazzubc

弱体化すると、戦略状況を自らに有利なように再構築する手段として、民間人に対する暴力的戦術をますます採用する』ことを発見した。従来の常識とは異なり、ウクライナの市民は、私たちが支援を減らすことで逆説的に利益を得る可能性があることを、学術研究は示唆しているのだ」。

2023-05-06 15:39:43
野口和彦(Kazuhiko Noguchi) @kazzubc

ダウンズ氏「戦争で民間人を標的にすることを禁じる規範的・法的な命令や、そうした戦略の有効性に対する疑念にもかかわらず、交戦国は頻繁に非戦闘員に銃を向けてきた。自暴自棄の論理によれば、高コストで長期化する消耗戦は、国家に勝利と損失の軽減を強く求めるのだ(続) direct.mit.edu/isec/article/3…

2023-05-06 16:02:13
野口和彦(Kazuhiko Noguchi) @kazzubc

。すなわち、交戦国の指導者は絶望的になると、敵国の民間人を犠牲にする政策を採用することで、自国は損失を管理しながら戦争を継続し、うまくいけば敵に抵抗をやめるよう強要することができると考えがちになるのだ」。

2023-05-06 16:05:37