荻上さんの津田さんへのインタビュー(091223)
ということで、このあとから荻上チキさん( @torakare )のメルマガ「αシノドス」に掲載される予定の公開Twitterインタビューが始まるそうです。緊張しますね……。
2009-12-23 15:59:52メールマガジン「αシノドス」に掲載するため、津田大介さんへのインタビューをお願いしました。「どうせならtwitterでインタビューできないでしょうか」という問い合わせに、津田さんからご快諾頂きましたので、これより公開インタビューを行わせていただきます。よろしくです! @tsuda
2009-12-23 16:01:24@tsuda ではさっそく質問のほうに入らせていただきます。まずは簡単な質問からお願いしたいと思います。(津田さん、お手柔らかにおねがいしますね!ドキドキ)
2009-12-23 16:03:38@tsuda 『Twitter社会論』、とても面白く拝読しました。もう既に、あちこちでインタビューを受けたり、トークセッションなどでお話になっていることもあるかと思いますので、なるべく重複した質問をしないように心がけます。では、いきまーす。
2009-12-23 16:06:10@tsuda Q1 ウェブサービスは毎年、数多くローンチされています。そのなかで、ユーザーの多い「mixi社会論」でも「Youtube社会論」でもなく、あえてtwitterを対象に選び、書籍のタイトルにまでつけられました。その動機について簡単にお伺いできますか。
2009-12-23 16:06:58@torakare この夏Twitterが出版界から注目されたタイミングで洋泉社から書きませんかと依頼があったからですね。Twitterであれば自分が2年半使い続けてわかったことを書けると思ったし「ウェブ進化論」のような解説書の体をした行動のための指南書が書けると思ったからです。
2009-12-23 16:10:31@tsuda なるほど。タイミングとマッチングが丁度良かったわけですね。では、 Q2 書籍発売間もなく、多くの感想がtwitter上でつぶやかれ、津田さんはどんどんRTされていましたね。感想の中で、特に膝を打ったつぶやきなどはありましたか?
2009-12-23 16:12:35@torakare 発売前後から1000以上の書評を読めたのは貴重な経験でした。すべてありがたい書評でしたけど、僕の書評RT行為を「CD出した音楽家がライブをするように津田は本というパッケージを使ってTwitterで“ライブ”をしている」と評した人がいてそれにはハッとしましたね。
2009-12-23 16:18:14@tsuda なるほど。確かにコール&レスポンスみたいでした。あるいは逆に、「このやろう!」と思ったつぶやきとかって……言えないですよね?w
2009-12-23 16:19:36@torakare 予想以上に評価してくれる方が多かったので、ほとんど「このやろう!」って書評はなかったですね。ただ、新書というフォーマットを意識してわかりやすく書こうと心がけたので「文章が下手」という書評にはカチンときましたがw 人によって面白い章が異なるのも興味深かったです。
2009-12-23 16:24:26@tsuda 僕は3章がとても面白かったので、そのあたりも後ほどぜひ! Q3 同時期には、他にも数多くのtwitter本が登場しました。他の書籍の気になった点などがあれば教えてください。
2009-12-23 16:25:39@torakare 類書全部読みましたが意外と内容の被りがそれほどないんですよね。Twitterにまつわる基本的な情報3割くらい。Twitterで何が起きてるのか知りたい人は拙著、コグレいしたに本、神田本を併読してビジネスに活用したい人は@akihito本を買えばいいと思います。
2009-12-23 16:29:21@tsuda ニーズに応じて関連本も結構済み分けている、という感じかもしれませんね。では、 Q4 関連書が多数でたのもそうですが、Twitterのサービス開始は結構前ですよね。ここ最近になって俄然注目されるようになったのは何故だと思いますか?
2009-12-23 16:30:46@torakare 内部からのユーザーの盛り上がりは置いといて、一般的な要因は昨年末からの欧米での爆発的トラフィック増加に加えてイラン問題で日本の既存メディアがTwitterを取り上げたこと。それと並行して堀江さんや勝間さんなどの著名人が参入してWBSでトドメ、みたいな感じでは。
2009-12-23 16:34:43@tsuda 色々なきっかけが今年に重なったんですね。では、 Q5 mixi、ブログ、プロフ、リアル、ニコニコ動画など、これまで数多くのサービスが話題になりました。アソシエーションを構築するサービスは、ライフステージや社会階層などに応じて使い分けられていきますね。(続く)
2009-12-23 16:35:50@tsuda では、Twitterの盛り上がりの背景には、どういうユーザーたちの、どのような欲望があったとお考えでしょうか。
2009-12-23 16:36:39@torakare 幅広い使われ方をしているので定義するのは難しいですが共通しているのはオープンな場所で内向的・外向的両方のツイートが許されており、その開放性がもたらす「予期せぬつながり」にポジティブな人が楽しめているのかと。セレンディピティは従来のサービスで一番多いと思います。
2009-12-23 16:41:33@tsuda 開放性に快楽を感じる面は多々ありますからね。では少し内容に踏み込んで。 Q6 3章の政治を扱った部分で、twitterなどのメディアを「人間を現実社会で動かすための起爆剤」と表現されていましたね。(続きます)
2009-12-23 16:44:15@tsuda その場合、「動く」のがあくまで人間だとすれば、その「動き方」には、集団ごとの特性や文化、現実の制約などが関わってくるかと思います。日本の場合の「盛り上がり方」の特徴などは何かお感じですか?
2009-12-23 16:44:29@torakare Twitterは140字というあまりにもメディアとしては「足りなさすぎる」ものであるがゆえに、外部に接続するもの(メディア・イベント)を求めるという特性があると思います。日本の場合、実名でなくてもユーザーIDで十分ムーブメントが起きつつあるのが興味深いですね。
2009-12-23 16:51:40