勝手におじプラスのSS書いてみた。

最近巷で熱いおじプラスのSSです。「まとめろよ見づらいんだよ」とのご指摘を受けまして作ってみました。ガチで私の妄想の塊なんであまり期待しないほうがいいと思われます。きっとまだまだ増えていく…。
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志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

これからちょっと#オジプラス #おじプラス 祭勝手に開催しようかなとおもいます。

2011-11-17 15:12:13
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#おじプラス #オジプラス SS勝手に書いてみた① お題『雨』――ザァァ… 未だ降りやまない雨。予報では1日晴れだと言っていたのに…。おかげで制服はびしょびしょだ。こんな夕立なら公園で雨宿りしたっていつ止むかもわからない。

2011-11-17 15:26:07
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#おじプラス #オジプラス SS『雨』②――「最悪…」ついぼやいてしまう。ここはもう諦めて風邪をひく覚悟で飛び出すしかないだろうか。重いため息をつき俯いていると、―バシャッバシャッ……誰かの足音だ。此方へ向かってくる。

2011-11-17 15:35:32
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#おじプラス #オジプラス SS『雨』③――誰だろう…きっと私のお仲間には違いない。そんな軽い興味で顔をあげた。その時、自分にフッと影がかかった。相手は自分より大きい…男の人か。スーツを纏う男性は自分より一回りは年上そうだが、健康的な体躯には雫が滴りどこか妖艶さを感じる。

2011-11-17 15:45:41
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラスSS『雨』④――やだ、なんか、気まずい…。変な意識を持ってしまったせいか、心臓がやけに高鳴る。そんなことも露知らず、彼は茶混じりの濡れた髪をかきあげながら、こちらへ向いた。「お嬢さんが先にいたのにすまんね。」

2011-11-17 16:16:24
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS『雨』⑤――そう言ってへらりと笑うと、大人の男性の雰囲気は拭われ、髭か生えつつもどこか子どもらしい親しみやすさを感じた。思わず此方もクスリと笑ってしまう。「いえ、ちょうど暇してたんで…ナイスなタイミングでした。」

2011-11-17 16:21:25
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS『雨』⑥――すると彼はそっか、と言って今度は優しく笑った。その笑顔にまた高鳴る鼓動… 私どうしたんだろう…。 すると、彼は再び私に話かけてきた。

2011-11-17 16:24:34
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS 『雨』⑦――「それにしても夕立とは随分驚いたな…。」「え、あ、はい…。私傘学校に置いてきちゃって・・・。」「俺も家に置いてきちまったなぁ…。」あー、スーツビショビショ…と言って彼は上着を脱ぎシャツ姿になった。もう私はそちらへ顔を向けられない。

2011-11-17 16:34:15
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS 『雨』⑧――それに気付いたのか彼は「まだお嬢さんには刺激が強すぎたかな」と意地悪そうに笑った。それが私に悔しさと羞恥を増幅させた。「子ども扱いしないでくださいっ!」そう言うことで精一杯だった。彼はそんなこともお見通しと言わん限りに笑った。

2011-11-17 16:46:14
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS 『雨』⑨――「俺から見ればお嬢さん位の娘はみんな子供さ」そう言う彼に私は少しムっとなった。私は彼に大人の扱いをしてほしかった。「最近の女の子甘く見ないほうがいいですよ。おじさんが思ってるよりずっと大人なんだから。」

2011-11-17 16:58:44
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS 『雨』⑩――それを聞くと彼は目を細めて、少しこちらに近づいた。「ほほー。オトナ、ねぇ。」私の頭は彼の肩の位置だ。シャツから覗く鎖骨に思わず目が固定される。思わず私は一歩下がった。それに応じて彼は私にまた一歩近づく。―トン…。…背中が壁についた。

2011-11-17 17:04:51
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS 『雨』⑪――普通なら、嫌悪感、恐怖を感じるはず…なのに私が感じるのは胸の高鳴りだけだった。おかしい。私。「おじさんに見惚れちゃった?」「…っ」耳元で喋るのは絶対わざとだ。口元が笑っているもの。雨の音も今は遠く聞こえる…

2011-11-17 17:59:22
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS 『雨』⑫――顔から熱が逃げ出さない。隠すことも出来ないくらい、自分の顔が真っ赤なことがわかった。「なんて…な」それを見て満足したのか、彼は私からスッと離れた。無意識に入ってしまっていた力がフッと抜けた。

2011-11-17 18:04:50
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS 『雨』⑬――「やっぱりまだまだ子供だな」彼はそう言って笑った。いつもの私の性格なら反撃するはず。…でも出来なかった。きっと私は彼の笑顔におちてしまったのだ。一瞬で、恐ろしいほど深みに…。

2011-11-17 18:15:26
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS 『雨』⑭――「お、雨…止んだな…」彼が空を見上げるのにならって見上げると、雲の切れ間から日がさしはじめていた。「きれい…」それは美しいものだった。「…じゃあ、な。お嬢さん。」そう言って彼は屋根からゆっくりと出ていった。

2011-11-17 18:22:09
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS 『雨』⑮――少しずつ遠ざかっていく彼。きっとこの恋は難しい。彼が私を好いてくれる確率も低い。…それでも。「………っ待って!!」振り返って驚く彼に走り寄る。まずは名前を聞くことから始めよう。きっとこれは雨が届けてくれた恋だと信じて…。-END-

2011-11-17 18:31:57
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

さて、おじプラス第2弾そろそろ書こうかな(*´∀`)♪

2011-11-17 20:44:35
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS 第2弾 お題『電車』①――ガタンゴトン…ガタンゴトン…―あぁ、揺れないでくれ。…何て、電車に言ってもどうしようもないけれど…。元々人酔いしやすいのに今日は満員電車ときた。つくづく私って運がないなぁ…。

2011-11-18 00:09:01
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS2 『電車』②――下らないことを考えてこの気分の悪さから現実逃避しようとしても、殆ど意味はなかった。…だめだ本当に倒れそう…っ。―ガタンッ…「っ!」電車が大きく揺れた。グロッキーになってた私は構えることもできる筈もなく。そのまま後ろへ倒れた。

2011-11-18 00:14:54
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS2 『電車』③――まずい。確実に誰かに突っ込んでしまうことになってしまう。頭の片隅でドミノ倒しにはならないようにと祈った。―ボスっ「お…っと」ドミノ倒しは免れた。低く響くハスキーボイス。倒れた私を支えてくれたらしい。「お嬢さん、大丈夫か?」

2011-11-18 00:21:03
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS2 『電車』④――お礼を言おうと振り返ると、端正な顔立ちの私よりずっと年上の人が私を見下ろしていた。「は、い…あの、ありがとうございます」あまりのかっこよさに少し動揺してしまった。…気づかれただろうか?…恥ずかしい…。

2011-11-18 00:27:48
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS2 『電車』⑤――恥ずかしさに少し俯くと、頬にそっと手を添えられた。はっとなり思わず見上げる。なんだろう。「…顔色、悪いな」「あ、人酔いしちゃって…」「あぁ、確かに今日はいつも以上に混んでるしな」彼はそう言って改めて周りを横目で眺めた。

2011-11-18 00:32:53
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS2 『電車』⑥――「よし、わかった。お嬢さん、こっちおいで」―グイッ…彼は私の手首を掴んで引っ張った。私はドアに背を預け、彼と向かい合うように立たされた。「ちょっとおじさんが失礼するよ。」彼はそう言って私の顔の横に手をついた。

2011-11-18 00:38:16
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS2 『電車』⑦――「っぁ、」彼との突然の至近距離に息がつまった。それに気づいたのか、彼は「襲いやしないよ」と、いたずらっ子のようにニヤリと笑った。―ガタンゴトン…「うぉっとっ!」「!」あぁ、そうか、彼は壁になってくれたのか。

2011-11-18 00:44:18
志摩謳華@育児奮闘中 @shimauma0421

#オジプラス #おじプラス SS2 『電車』⑧――電車の揺れで人がこちらに倒れてくる度に彼は私に被害が来ないように体を張ってくれた。普通なら大変だろうに涼しい顔をしていて、身体を随分鍛えていることに気付いた。そして仄かに香ってくる香水の香り…。すべてが私には刺激が強かった。

2011-11-18 00:50:12