漫画における生理(経血)表現の変遷について

「白土三平が『忍者武芸帳』(だったかな?)で女性の生理を忌むべきものとして描いたのと対照的に、つげ義春は『紅い花』で生理をある種美化して描いていた」「その差異について考察するだけでひとつ論文書けるのに、学生があまり興味持たないので残念」という話からはじまった、漫画における生理(経血)表現の変遷についてのツイートまとめ。調査中です。 編集可能にしてありますのでご自由に追加してください。
マンガ ないしょのつぼみ 園山二美 白土三平 櫻の園 紅い花 生理 つげ義春
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yumetaro @yumetaro
昨夜ちょっと書いた「漫画における経血表現の歴史」って、そんな大した話ではなくて、飲みの席でとある方が「白土三平が『忍者武芸帳』(だったかな?)で女性の生理を忌むべきものとして描いたのと対照的に、つげ義春は『紅い花』で生理をある種美化して描いていた」というようなことを仰って(続
yumetaro @yumetaro
続)さらに「その差異について考察するだけでひとつ論文書けるのに、学生があまり興味持たないので残念」と続けたわけですね。で、そこからは僕が勝手に考えたことなんだけど、少女漫画でも生理がどのように描かれてきたのかを調べたらちょっと面白いかも、とか思って、さらには(続
yumetaro @yumetaro
続)そういう少女漫画〜女性誌漫画〜レディコミのラインだけでなくて、いわゆるエロ漫画…あるいはそれ以前の(昭和)エロ劇画の中でも生理の描かれ方に変遷はあったはずで。もっと言えば、学年誌掲載の学習漫画にもそのなんらかの変遷を見出すことが出来るかもしれない、と。
yumetaro @yumetaro
続)で、なんで面白そうと思ったのかというと、単に「セックス描写の歴史」とかだと調べていくにあたって拠り所なくて辛そうだけど、こと生理だと、例えば「生理用品の変遷(タンポンの登場!)」とか「TVCMで生理用品が取り上げられるようになった流れ」とかを拠り所にすると、そこに(続
yumetaro @yumetaro
続)関連性を見出すこと(あるいは、関連が「無い」ことを見出すこと)も出来るのかもなー…なんて酔っぱらった頭で考えたわけですよ。んで、20年前に学生だったらこれで論文書くのに!と思った次第。(続
yumetaro @yumetaro
続)ちょっと前にネットで「生理をアンネというようになったのはいつからか」みたいな読み物を見た気がするんだけど、あれどこだったかな…。少女漫画にからめていたような気もするんだけど詳細憶えてない…。まぁでも、一夜明けたら生理に対してなんであんなに熱くなったのかよくわからんのですが。
yumetaro @yumetaro
「経血」が一発変換出来ないので「生理」って書いちゃいましたけどあんまり深い意味はないです。
yumetaro @yumetaro
なお、昨夜の飲みの席での結論は「まぁそうはいっても、男性が勝手に『経血』を未知なるものとして神格化してるだけで、女性にとっては文字通り『生理』だもんねー(そりゃ女子学生は興味持たないよ)」というものでした。以上。
yumetaro @yumetaro
たぶんあの場に居た方誰も読んでないだろうから出さなかったけど、僕が「漫画における経血表現」で一番印象深い(かつ、大好き)なのは、園山二美氏の単行本『続蠢動』(アスペクトコミックス)に入ってる「1/4」という短編です。生理中の女の子が考えてることを丁寧に描写した作品。すごい好き!
カサハラテツロー @KTetsuro
むむ!この連ツイ興味津々! RT @yumetaro: 昨夜ちょっと書いた「漫画における経血表現の歴史」って、そんな大した話ではなくて、飲みの席でとある方が「白土三平が『忍者武芸帳』(だったかな?)で女性の生理を忌むべきものとして描いたのと対照的に、つげ義春は『紅い花』…(続
シュン太郎ちゃん @nakanishico
@yumetaro 生理といえば吉田秋生「櫻の園」を思い出しますが、そこでは初潮は決してもう戻れないところに到達してしまったような戸惑いと哀しみが描かれていました。しかし私の感覚としてはむしろ「来なかったらどうしよう」という不安や「欠陥人間」的な劣等感のほうがでかかったというか。
石川優吾・漫画家 @ishikawa_yougo
@yumetaro アンネ・フランクが日記に初潮のことを記してたから、アンネナプキンって商品ができて、日本はそこからじゃないでしたっけ?ちなみにこんなシーン描きました。父子家庭で育った嫁の体験ですhttp://t.co/X403wlBf http://t.co/XprtfuXl
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はんぺんわんちゃん @hanpen1chan
@yumetaro 面白いね。私のなかで、あの漫画はあーだった、こーだったと思い出せるのは、同じ女として、うまい表現だとか、そういうこともあるのか?と必ず自分と比較しているいるから印象深いのかもしれない。アンネというと私は大島弓子の赤スイカ黄スイカを思い出す。
nori_co🐱🍺🐱🍻 @meganechan
@yumetaro 私、生理で言えば安彦麻理絵さんの「女心はゆれるのだった」(たぶん)に載ってる、女子が生理になる前を描いてる話しがリアルでよく思い出しますよ。
新保信長 @nobunagashinbo
もっと誰も知らないと思うけど、園山二美にはSPA!に描いてもらったこともあるのです。どこでどうしているのやら。RT @yumetaro //僕が「漫画における経血表現」で一番印象深い(かつ、大好き)なのは、園山二美氏の単行本『続蠢動』に入ってる「1/4」という短編です。//
yumetaro @yumetaro
「漫画における経血表現」についてたくさんリプライいただきました。ありがとうございます! やっぱり「生理が始まるとき」というのは、女性の内面を描く時に大事な要素のひとつなんですかね…。
yumetaro @yumetaro
ただ、それを単純に「女性が漫画で自身の内面を描くようになった『から』、生理についての描写が現れるようになった」と考えるのは典型的な乱暴さであって、たぶん、さっき書いた「現実社会における『生理』の許容度(?)」みたいなものをひとつの物差しとして丁寧に辿ると面白いんだろうな、とか。
yumetaro @yumetaro
そして、僕も園山二美氏の消息知りたいです! 前の職場のときに一、二度お会いした記憶がありますが、それももう10年ほど前です…。 @nobunagashinbo
k @surface_water
@yumetaro こんにちは。調べものをしていて1982年の『non-no』に生理の特集がありました。
k @surface_water
@yumetaro その記事によると、『non-no』(1982年4月20日号)「non-no CLINIC 『生理・快適!』」アンネナプキンが昭和36年にデビューしたときの広告コピーは「40年間お待たせしました」。日本に初めてナプキンが登場したのがこの年だったようです。
k @surface_water
@yumetaro アメリカではその40年前からナプキンは存在していたとのこと(ちなみにタンポンはアメリカなど先進国では1935年ごろから使用)。当時広告においても「月に一度のわずらわしさ」という表現があり、しばらくは清潔感を保つため、色を使わない広告が続いたとのことです。
k @surface_water
@yumetaro 昭和42年「私たちに本当に必要な品質表示がはじまる」と記事にあります。具体的にどういったものかは要調査です。「現物を見せ始めたのは昭和50年代に入ってから。(今でもTVでは民放コードにより現品を出すことは禁じられている)」とのことでした。ご参考になれば。
Hide Kuroiwa @hidekuroiwa
@surface_water 軽く検索して見ましたが、昭和42年「私たちに本当に必要な品質表示がはじまる」の意味は不明でした。いかが参考になるかも。 http://t.co/n7APYGms http://t.co/TKtAsJuk http://t.co/GBP11qUJ
Hide Kuroiwa @hidekuroiwa
@surface_water これかもしれません(違うかも)。「紙・板紙の品種分類」の1968(昭和43)年1月の改正 http://t.co/TktARvDN
yumetaro @yumetaro
.@surface_water すごい!ありがとうございます!やはり「生理(用品)」については、かなり詳細に歴史を追う事が出来そうですね。私もググってみて思ったのですが、例えば呼び方の変遷(月経/生理/メンス/お月さま…)も絡めると面白いかもしれないです。
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コメント

k @surface_water 2011年11月22日
読みやすいように時系列をいじりました。
k @surface_water 2011年11月23日
「漫画における生理(経血)表現の変遷について」にタイトルを変更しました。
k @surface_water 2011年11月24日
反響を追加しました。「漫画における生理(経血)表現の変遷について」
ポン介 @ume_pon 2011年11月26日
そういや、ここ10年近く小学5年生(4年だっけ?)で連載の続いてる性教育漫画「ないしょのつぼみ」(やぶうち優)について取り上げないのも片手落ちのような気が。ほぼ毎年生理描写が出てくる。最近は追っかけてないが、あの表現の変遷も重要かと。
安保 仁(皇 昇) @anpo_sumeragi 2011年11月27日
星里もちる先生の「わずかいっちょまえ」を個人的に思い出した。
松田 朱夏 @shuka_matta 2011年11月27日
TONOの「カルバニア物語」は架空の王国を舞台にしたコメディだが、王国初の女王と女公爵の周辺で生理ネタが頻発。重くなりすぎず笑いつつ女性の社会進出について描いている名作と思う。
セフィーロのおんりょー @cef_tom 2011年11月27日
漫画じゃないけど、コバルト文庫の「金の海 銀の大地」の主人公が生理になって、血は忌む物だからと専用の小屋で過ごす描写があった。
@YOW_ 2012年8月1日
最近ので、河内遥の『はてなの花』。夫婦仲はイイけどSEXレスに不満の妻、夫がSEXがないのに生理の周期だけは把握してるので、妻は負けたような気分になる、という場面
富 ユタカ @lkj777 2012年8月1日
#hijitsuzai #非実在 これを電子書籍がいかに改ざんするかに興味がありますね。
市川絡繰 @awajiya 2012年8月1日
成田 美名子『CIPHER』は,ヒロインと双子男子が一時同居する話があったけど,トイレに出現した汚物入(ってやな単語だな)に男子動揺.ヒロイン平然.てなのを覚えてる.たぶん ’85年.
原原カカリヤ @genbarakakariya 2012年8月1日
『CIPHER』のは、「泊まってる間に予定日来るから」てセリフと、ヒロイン帰った後に男どもが自分らで汚物入れ作ってトイレに設置する、てのが成田作品としての肝だと思うわけです、ハイ。
Kawase Takaya @t_kawase 2012年8月5日
もう一つ思い出したので。紺野キタさんの「森をぬける道」という短編(『秘密のドミトリー 乙女は祈る』ポプラ社、2000年所収)。主人公が従兄弟のお兄さんから迫られそうになったときになる、という描写。
御矢麻吃驚 @SnnMoBkr 2016年4月19日
漫画じゃ無いけど、8~90年代のコバルトやティーンズハート(少女向け小説レーベル)なんかも調べたら面白いかも。個人的には皆川ゆか先生の「運タロ」シリーズの田村さんの生理についての解釈は印象深い。