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林 衛 @SciCom_hayashi
本日午後,富山県教育委員会が文科省に依頼して例の文科省放射線教育副読本(http://t.co/rTlXWVUM)についての研修会が開催されました。県内の小学校,中学校,高校が対象。各校から1名(または2名?),全部で400人くらいが集まりました。私もお願いして参加してきました。
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)冒頭の教育委員会からの説明では,なんと国内最初の教員向け説明会だとのこと。講義演題「放射線の基礎知識」。講師:中村尚司「放射線等に関する副読本」作成委員長/東北大学名誉教授。多忙のため原子力安全研究協会が副読本からつくったファイルで初めて話をするというのでまたもビックリ。
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)内容のポイントは,1)身の回りには自然放射線がたくさんある。2)放射線はいろいろな分野で使われている。3)放射線の種類や放射性核種。4)放射線による人体影響(1年間または1度に100mSvを越えるとがんが増える。それ以下だとわからない。放射線だけでがんになるわけではい)
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)5)事故の時に身を守るには(避難時には食べ物にラップをかけて,移動にはクルマを使わない…と図表に)。というものでした。その後,研究協会さんが準備した測定器で空間線量やサンプルを測定。すぐ測れるので,放射線のほうが化学物質や病原細菌よりも安全だと強調されていました。
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)要するに,放射線は身の回りにあって便利なもので,100mSvや200mSv浴びても,ゆっくりした被曝であれば,修復機能があるので心配はない,というもの。チェルノブイリにも福島原発事故,それで何が問題になったのかについての言及はありませんでした。
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)会場からの,食べ物にラップをかけるというが帰ってこれない事態もありうるのに…,生徒たちが関心をもつ福島の事故について言及がないが…,緊急時にヨウ素剤を飲む必要があることなどは教えなくてよいのかといった質問は,この教材の性質をよく表わしていると思いました。
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)1mSv/年という基準の根拠を問われた講演者は,よくわからないが管理の基準として決まられたものだと。そこで,交通事故のリスクと同等として1mSvのリスクががまんできるだろうと決められたものだから,問題となった20mSvは,交通事故のリスクが20倍相当ですねと林が発言。
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)それでよいか確認を求めたら,「リスクを比較してそのように考えることもありうるなどと」同意してくれました。「100ミリシーベルト以下の低い放射線量と病気との関係については、明確な証拠がないことを理解できるようにする」という副読本や教師用指導者の記述は,ICRP勧告と(続く)
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)矛盾しないかと「がんの場合,約100mSv以下の線量において不確実性が存在するにしても,疫学研究及び実験的研究が放射線リスクの証拠を提供」「防護の目的から、がんの発生が100mSv以下で等価線量増大に伴い当該臓器で発生すると仮定するのが科学的にもっともらしい」ICRP勧告
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)Pub.103の文章を引用して質問したところ,直線閾値なし仮説は国際的に批判を受けているなどとICRP勧告を否定するような回答。大事なところだと思ったので,ICRPと文科省の考えはちがうのか確認の質問。すると,司会者が時間がきたのでと質疑をやめるように示唆してくる。
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)結局,講師が,文科省の副読本とICRPに矛盾はないと述べたところで強制終了に。副読本はICRP勧告と矛盾しているという問題が浮かびあがってきたところで,うやむやにされてしまいました。
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)この事例からも想定できること,100mSv以下は安全と主張する科学者は,1)ICRP勧告の内容をじつはよく知らない(勧告そのものをたいして読んでいない),2)自分の考え方がICRP勧告と矛盾しているとあまり意識していない,3)ICRPとけんかして勧告を否定する根性はない。
林 衛 @SciCom_hayashi
(脱線したけど教員研修会メモ続き)いま,会場で撮影したスライドをアップしています。筋書きと内容がとらえられるでしょう。この教材の評価が下がらない限り,「放射線教育をやろう」という「善意」のために,こういった福島での現実を無視した刷り込み教育が日本全国で展開されかねません。
林 衛 @SciCom_hayashi
(続き)http://t.co/VyLM1Qc8に全国初の放射線副読本を用いた教員向け研修会(2011/11/21@富山県富山市婦中ふれあい館)のスライドを撮影した写真を置きました(だいたい網羅できているはず)。
ICRP勧告bot @ICRPbot
関係する利害関係者(当局、農業組合、食品産業、食品流通、非政府消費者団体、その他)及び一般住民の代表者を関与させるべきである。当該国内においてある程度の連帯を創り上げるには、国家レベルでの徹底した討論が必要である。ICRP Publ.111
林 衛 @SciCom_hayashi
原子力教育を考える会の「よくわかる原子力」による「文部科学省発行 放射線副読本を検証する」http://t.co/XdtTRYX6を教えてもらいました。私の環境だと,せっかくのポップアップウィンドウを用いた副読本紙面上での個別の分析・批判がなぜかうまくよめないのがくやしい。
林 衛 @SciCom_hayashi
「学校現場の評判は芳しくない。福島の事故をめぐり、具体的な記述や深刻な影響、現場写真がないためだ。被ばくリスクを過小評価しているとの指摘もある。」Reding: 放射線教育 理科の枠超え多角的に(11月21日)(北海道新聞) http://t.co/1N9PTkHV
はみんぐばーど @kei_sadalsuud
東北大学の中村尚司名誉教授が「放射線の基礎知識」と題して講演。(ニュース動画あります)/ KNB NEWS|KNB WEB - http://t.co/TBwqjaKP
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