山井和則政務官のパーソナルサポーターについてのつぶやきまとめ

山井和則政務官(@yamanoikazunori)が5/17早朝に投稿された、パーソナルサポーターについてのつぶやきをまとめた物です。
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やまのい和則 @yamanoikazunori

今日、パーソナルサポートを行っている方々の話を聞きしました。先日のツイッタで書いたように先週立ち上げたセーフティネット実現チームの1つの目玉がパーソナルサポートです。一言で言えば、就労支援と福祉の相談をセットでマンツーマンで行うサービスです。伴走支援。寄り添い支援です。

2010-05-17 00:42:03
やまのい和則 @yamanoikazunori

たとえば、軽い発達障害のある20代のA君は生活保護を受けていますが、パーソナルサポーターに継続的に個人的に相談に乗ってもらい支援を受ける中で、アルバイトで働くことができるようになった。その結果アルバイトで給料が得られるので、まだ生活保護は受けているものの支給額は大幅に減りました。

2010-05-17 00:46:26
やまのい和則 @yamanoikazunori

さらに、A君は将来的に生活保護から自立できるメドが立ちました。また、B君は前の会社を解雇された後、軽いうつ病になり、新たな仕事が見つからず、生活保護になるところでしたが、継続的なパーソナルサポーターの支援により、新たな就労先が見つかりました。つまり、パーソナルサポーターは(続く)

2010-05-17 00:49:52
やまのい和則 @yamanoikazunori

単なる就労支援だけではなく、発達障害についての相談、支援やうつ病に関して適切な医療機関との斡旋なども行います。ハローワークに行けば、就労支援は受けられますが、家がなくて就職活動ができない相談には十分に乗ってもらえません。いまハローワークには生活支援アドバイザーを配置し(続く)

2010-05-17 00:52:18
やまのい和則 @yamanoikazunori

ハローワークでも就労支援と福祉相談の両方に乗るようにしていますが、しかし、困難なケースへの十分な対応はできません。その結果、例えば、発達障害やうつ病、家のなくした、DV被害などの問題を抱えながら仕事を探す人は仕事が見つからず、生活保護になってしまいがちです。

2010-05-17 00:54:59
やまのい和則 @yamanoikazunori

さらに、一度、生活保護になると自立は困難。いま生活保護が急増しています。しかし、冷静に考えれば、困難なケースに早めに対応し、雇用と福祉の窓口をたらい回しにするのでなく、で就労と福祉の両方に一人のパーソナルサポーターが継続的に相談に乗れば、生活保護を防げたり、短期間で生活保護から

2010-05-17 00:58:47
やまのい和則 @yamanoikazunori

自立することができます。もちろん、パーソナルサポート事業の整備やパーソナルサポーターの増員は、予算がかかりますが、生活保護の増加を防ぎ、予算的にも高くはつきません。何よりも働ける人を増やすのですから、社会にとって大きなプラスです。自立支援の福祉は投資です。「福祉投資論」です。

2010-05-17 01:01:54
やまのい和則 @yamanoikazunori

長くなり申し訳ありません。細切れのツイッタで読みにくくてすみません。今年の正月、東京の公設派遣村で深夜に、入居者の正月明けの行き先の相談に乗る場に私も居ました。行政担当者が親身に相談に乗るのですが、就労支援の担当者は福祉や生活保護のことは担当外。福祉担当者は就労支援は担当外。

2010-05-17 01:06:07
やまのい和則 @yamanoikazunori

困っている人は一人で就労支援と福祉の相談(住宅手当、軽い病気など)のニーズを同時に持っているのに、その悩みの相談支援に、一人の担当者、一つの窓口で対応できません。担当者自身は全く悪気はないのに、困っている方は、たらし回しにあい、対応が後手に回り、生活保護しか対応策がなくなります。

2010-05-17 01:09:25
やまのい和則 @yamanoikazunori

このような悪循環を断ち切る取り組みがパーソナルサポートです。今後、セーフティネット実現チームで検討を重ね、秋から本格的な事業を全国数ヶ所でスタートさせる予定ですが、何よりもこのような就労支援と福祉・生活相談に同時に乗れるパーソナルサポーターを養成し、増やさねばなりません。

2010-05-17 01:13:29
やまのい和則 @yamanoikazunori

いま、就労支援(失業)だけでなく、家がない、メンタルな体調が不良、軽い障害がある、人間関係が苦手、母子家庭等の複数の相談を同時に抱えた方が増えています。ダブルハンディキャップ、トリプルハンディキャップとも言える方々です。この方々に同じ相談者が寄り添い、継続的に支援することが必要。

2010-05-17 01:22:17
やまのい和則 @yamanoikazunori

深夜にツイッタを書くと長くなり、お叱りを受けるのでそろそろやめます。いま生活保護受給者が急増して、問題になっています。大変だと騒ぐだけでなく、根本的な対策を打たねばなりません。その1つは就労支援と生活・福祉相談を一人の相談者が継続的に支援するパーソナルサポートではないでしょうか。

2010-05-17 01:28:14
やまのい和則 @yamanoikazunori

追伸。このパーソナルサポートについては、四月末の雇用戦略対話の会議の中で、鳩山総理も「ぜひ、普及させたい」と意欲を語られました。職業訓練の受講者の方々から先日、お話を聞きましたが、受講者には母子家庭のお母さんが多いですが、その方々の就職率が低い。これも複合的な支援が必要かも。

2010-05-17 01:35:22
やまのい和則 @yamanoikazunori

朝日新聞朝刊に「ホームレスの実態調査で3割に知的障害の疑い」という記事が出ました。まさに就労支援のみならず、昨夜ツイッタに書いた福祉支援とセットでなければ自立は困難です。適切な役所の窓口にたどりつけず、気のいい、優しい知的障害者の方々が多数ホームレスになっている可能性があります。

2010-05-17 17:37:03
やまのい和則 @yamanoikazunori

先ほど書いたような軽い知的障害のある方々にも、寄り添って継続的に福祉相談や就労支援を同じ1人の相談者が行うパーソナルサポートがあれば自立につながりやすいと思います。先進地であるイギリスには1500か所のパーソナルサポートがあり、9000人のパーソナルサポーターがいます。

2010-05-17 18:14:55