私的メモ：政策提言仕分けの教育部門への感想

Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

大学関係の仕分けで、「～が多過ぎる」等の指摘が鑑みられるが、その根拠として、例えば同じ先進国比較が見られないのは何故だろう？特に、「国際競争力のある人材」を育てるには、国際競争力がある人材を育てている国のデータとの対比が重要かと思うのだが。http://t.co/dHWFYGF4

Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

例えば、「国際競争力のある人材を育てる」のに、他国と比較して現在の学生数は適切か？学部の数や定員は適切なのか？など、根本的な問いである。例えば、米国データはhttp://t.co/fHIPTawiのChapter3に、日本データは例えばhttp://t.co/e8w6KVaGに。

Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

データの項目が違うから比較はしにくいのであるが、例えば日本の大学の学生の入学人数は約62万人、一方米国は160万で約2.6倍である。一方人口比は1.3億対3.1億だから、約2.4倍である。米国の方が平均寿命が短く若年人口が多いが、日本の大学定員が「過剰」はあたらないことがわかる。

Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

学部別を見ると、項目訳が違うので精度の高い比較はしにくいが、Psychologyが大きい米国の大学の文学・美術系は日本よりシェアが高い(23.4%vs.18.9%)。同様、理学系も高い(7.4%対6.3%ただし日本は農学系を含む)。教育・医療・経済系はどっこいどっこい。

末廣聡明 @toshi_suehiro

@ProfMatsuoka 日本の大学に学ぶべき学科や指導できる教授が余りにも少ない。

Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

一方日本がシェアが高いのは法学系を含む社会科学系(10.5%対14.6%)、および工学系(7.7%､しかも米国は計算機系含む 対16.3%)である。委員のコメントに「工学系大杉」があったが、数字は確かにそれを物語る。また、法学・社会科学系の排出人材が国際性があるか、も問となる。

Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

勿論、米国は「その他」が15%もあるので、今のは精度はそれほど高いとは言えない。願わくば、仕分けのコメントで鑑みられる「印象論」的議論でなく、国際比較を含めたきちんとしたデータに基づいた議論がより長時間かけて行われることを望む。これは最初の仕分けでも言ったことでもあるが。。。

Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

短いですが良観測。@Lilaclog ブログ更新。「最近の若者は内向きだ」仮説の誤謬−My Life After MIT Sloan 二極化は進んでるが、外向きの人は昔より外向き、内向きの人も昔の内向きの人よりグローバル化を受け入れ... http://t.co/HIs5ZG91

ｆｊのＹｏｇ教祖様 @fjs_kyousosama

@ProfMatsuoka 多分、本当は「突っ込みに対して説明が無さ過ぎる」のだろう。 比較データを提出すべきは、予算申請者側だからね。

Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

RT @jotun82: ちなみにこちらは同じ年度の国立大の運営交付金。 / 国立大学職員日記 平成22年度 運営費交付金 国立大学ランキング http://t.co/ZaN91HDn

zaki50 @zaki50

@ProfMatsuoka 多すぎませんかという指摘に対して、必要性の根拠を示すのは使う側ではないかと思う。使う側が、必要性の根拠を示す際に先進国比較をすればよいかと

Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka

RT @Lilaclog: なるほど。。RT @marceysophie: アメリカの大学の日本人留学生はいま24000人ぐらい、ここ数年で減ってますけどそれでも欧州先進国の英、独、仏がここ数年変わらず7～8000人ということからするとまだ多いほうですね。

@satoshi0606

独言。面白いデータ。確かにこれを決定した人、大学側、それぞれの話をまとめた資料が欲しい。 RT @ProfMatsuoka:こちらは同じ年度の国立大の運営交付金。 / 国立大学職員日記 平成22年度 運営費交付金 国立大学ランキング http://t.co/IhLVIOu6