#勝義方便メモ まとめNO.2

勉強のため纏めました。1)~93)は#勝義方便メモ まとめNO.1を参照してください。
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川口英俊 @hide1125

94)末木文美士先生( @bunmao )ブログ( http://t.co/4CrONUSp )にてお約束の拙勝義方便のまとめ考察を久しぶりに再開致したいと存じます。東日本大震災・原発事故と「共業(ぐうごう)」に関して考えて参りたいと存じております。 #勝義方便メモ

2011-11-25 08:45:06
川口英俊 @hide1125

94)末木文美士先生( @bunmao )ブログ( http://t.co/4CrONUSp )にてお約束の拙勝義方便のまとめ考察を久しぶりに再開致したいと存じます。東日本大震災・原発事故と「共業(ぐうごう)」に関して考えて参りたいと存じております。 #勝義方便メモ

2011-11-25 08:45:06
川口英俊 @hide1125

95)「共業(ぐうごう)」とは、簡単に言いますと業の報い(結果)が、多くの者に共通して体現されてしまうことであります。例えば、ある一定の集団(国家・民族・社会)に対してその集団内において共通して経験する戦争や災害、飢饉や疫病等のことを言うわけであります。 #勝義方便メモ

2011-11-25 08:57:07
川口英俊 @hide1125

96)共業にて重視すべきはそれら共通して現れる業の結果に関しての原因となる一定の集団内における各行為(身・口・意)からの業(特に悪業)の共通性、要は集団内において一定に集積される業の潜在力・習気(じっけ)について考えていく必要があると存じております。 #勝義方便メモ

2011-11-25 09:08:46
川口英俊 @hide1125

97)集団内に一定に集積される業の潜在力・習気として考えなければならないことは、どのような一定に共通した身・口・意の行為が、結果として共業の原因になるのかということであります。つまり行為に働きかける一定に共通した煩悩・業の動機のありようを考える必要もあります。 #勝義方便メモ

2011-11-25 09:17:44
川口英俊 @hide1125

98)また、業の一定に集積された潜在力・習気による報いが現れる時期が確定した定業(じょうごう)か、確定していない不定業なのか、更には現在の結果を引き起こす業(引業)か、特定の報いの完成をもたらす業(満業)なのかどうかについても考える必要があります。 #勝義方便メモ

2011-11-25 09:40:14
川口英俊 @hide1125

99)このように業論は、非常に複雑な様相を呈しているため、これが共業という報いの一定の原因となった各自それぞれにおける身・口・意の行為、または各自それぞれの煩悩、悪業の集積、業の動機、あるいは潜在力・習気であると確定させていくことは非常に困難なことであります。 #勝義方便メモ

2011-11-25 09:52:56
川口英俊 @hide1125

100)更に複雑な業論に関しての因果関係性を広げすぎて考えていくと無限遡及にも陥りかねません。あるいは、業論における無始無終性についても考える必要も出て参ります。もちろん、これでは共業について何も考えることができなくなりますが、それでも少し考えて参りましょう。 #勝義方便メモ

2011-11-25 09:59:48
川口英俊 @hide1125

101)共業の例として、具体的に考えるとするならば、戦争や公害(環境問題)はある程度一般的にも理解しやすいように思います。戦争や公害の原因には、ある一定の集団による人間の強欲・煩悩による所業が深く関わっていることがほとんど明らかであるからであります。 #勝義方便メモ

2011-11-25 11:53:07
川口英俊 @hide1125

102)また、悪業の潜在力・習気、業の報いへ向けては、その業の要因として、各自の身・口・意による行為そのものよりも行為の動機の方が重要となります。ですから、戦争や公害(環境問題)においても、実際に各自の動機のありようについても考えていく必要があります。 #勝義方便メモ

2011-11-25 12:09:00
川口英俊 @hide1125

103)つまり、例えば、戦争に積極的に自ら参加しなくとも、戦争がもたらす悪行を十二分に理解していながらにも、何らとして反対することをせず、見過ごしてしまう、見て見ぬふりをするということも、一つの悪業の潜在力・習気へ向けた動機になると言えるわけであります。 #勝義方便メモ

2011-11-25 12:16:17
川口英俊 @hide1125

104)公害(環境問題)についても公害になって苦しむ原因を十分に理解していながら、自分は積極的にそのような原因を成さないものの、何らとして反対をせずに見過ごす、見て見ぬふりをするということも一つの悪業の潜在力・習気へ向けた動機になるわけであります。 #勝義方便メモ

2011-11-25 12:26:48
川口英俊 @hide1125

105)悪業の動機としての煩悩には、貪・瞋・癡の三毒が代表的にあるわけですが、戦争は特に瞋、公害は特に貪、癡は両方に言えることであります。癡は真理に対しての無知として、無明とも同意で、癡はほとんどの悪業となる動機の原因であると考えるのが概ね妥当でありますでしょう。 #勝義方便メモ

2011-11-25 15:33:30
川口英俊 @hide1125

東日本大震災・原発事故と「共業(ぐうごう)」に関して #勝義方便メモ 94〜105を追記 35歳の誕生日 http://t.co/eeQ7B6p4

2011-11-25 15:54:27
川口英俊 @hide1125

東日本大震災・原発事故と「共業(ぐうごう)」に関して #勝義方便メモ 94〜105を追記 35歳の誕生日 http://t.co/eeQ7B6p4

2011-11-25 15:54:27
川口英俊 @hide1125

106)業は行為よりもむしろその動機の方が潜在力・習気における集積に影響力を及ぼすわけですが、煩悩の三毒でも特に癡(無明)によっての動機によって私たちは様々な行為を行ってしまうため、その報いとしての輪廻をいつまでも迷い苦しむのも当然になるわけでもあります。 #勝義方便メモ

2011-11-26 06:08:30
川口英俊 @hide1125

107)そのような中でも共業という報いを受ける結果となるには、やはり一定のある集団内においての業の集積において、一定のその報いへと向けた動機の原因があることになるわけであります。先に考えたように戦争や公害(環境問題)はそのような動機を図るに容易であります。 #勝義方便メモ

2011-11-26 06:15:22
川口英俊 @hide1125

108)また、東日本大震災での原発事故ということも、公害(環境問題)と同様で、原発の問題性、憂慮、危惧を考えることは容易であったにも拘わらず、何らとして問題視せずに、反対もせず、見て見ぬふりをし見過ごしてきたという動機も当然に悪業の集積に繋がるものと理解できます。 #勝義方便メモ

2011-11-26 06:20:51
川口英俊 @hide1125

109)特には、三毒のうちの貪、物質的な便利さや豊かさという人間の欲楽の貪りのために、原発の危険性を十分に認識しながらも、積極的に容認するという動機はもちろんながら、ただ黙認してきたということにおける動機も十分に悪業の集積となっていた可能性が高いと言えます。 #勝義方便メモ

2011-11-26 06:29:47
川口英俊 @hide1125

110)それらの業の集積の一つの結果、放射能汚染という報いが私たちにもたらされてしまったわけですが、放射能汚染の広がりは日本だけではなく世界にもあるわけですから、ある意味では原発社会を増進してきた人類世界全体への共業の結果とも言えるわけであります。 #勝義方便メモ

2011-11-26 06:36:47
川口英俊 @hide1125

111)原発は、人間による欲楽の貪りの所業の一つですが、その根本原因として、無明(根本的無知)による動機が大きく働いてしまっているため、いずれにしてもその動機による業の潜在力・習気の集積が、また原発でも何らかの報いをもたらすことになるのは確実であります。 #勝義方便メモ

2011-11-26 06:46:09
川口英俊 @hide1125

112)恐らくは、原発を完全に無くさない限りは、いずれまた原発に関しての人間各それぞれにおける動機による業の潜在力・習気の集積次第の結果では、結局のところ共業として、今回と同様に放射能汚染という報いがもたらされるのは避けられないように思います。 #勝義方便メモ

2011-11-26 06:53:07
川口英俊 @hide1125

113)もちろん、根本的無知である無明の中に酷くある私たちそれぞれにおいて、それらの共業の報いを生む集積の原因を無くすことが果たして可能かどうかは、正直なところ無理なようにも思えます。しかし、無理と決めつけて諦めてしまっては、過ちの繰り返しになってしまいます。 #勝義方便メモ

2011-11-26 07:00:15
川口英俊 @hide1125

114)今回のような共業の結果を今後生み出さないためには、諦めずにその原因となる悪業の潜在力・習気を何とか善行によって無力化していくことに努力することが大切なこととなります。また、その善行も行為そのものよりも動機がもちろん大切となって参ります。 #勝義方便メモ

2011-11-26 07:08:53
川口英俊 @hide1125

115)そのためには、いったいどのような理由にて私たちに過ちがあり、原発に問題があって反対であるのか、なぜ無くさなければならないのかを明確に動機として持って取り組むことが肝要となります。その動機において最も大切となるのが、菩提心であり慈悲心・利他心であります。 #勝義方便メモ

2011-11-26 08:02:45