nonaiscope先生「命」について話す。

どうも、他人のふんどしで相撲を取っちゃうmosriteownerです。TLにnonaiscope先生のまとめたくなる話が流れてきたのでまとめてみました。
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のーないすこうぷ @nonaiscope

中学生相手に「命」について話す機会があった。前の演者が、震災でぎりぎりの状況に追い込まれ、そこで初めて「命と向きあう」ことを実感したという人の話をしていた。それに続いておいらの番。なんとなく「死と向きあう」機会などほとんどない、という話をしたくなったので、素直にそのまま話した。

2011-11-28 00:24:53
のーないすこうぷ @nonaiscope

僕らが向き合っているのは「患者」であり、患者が亡くなっても、やっぱり「死」とではなく「患者」と向き合っているのだ。たしかに医師は「死」を宣告できる。でも「死」を宣告した瞬間から、患者は医師のもとを離れる。だから僕らは、「死」についてよくわかっていないかもしれない。

2011-11-28 00:27:10
のーないすこうぷ @nonaiscope

医師にできることは、その人の人生のちょっとした「お手伝い」だけであり、必ずしも「助けて」いるわけではない。

2011-11-28 00:28:48
のーないすこうぷ @nonaiscope

将来医師になりたい人がいたとして、もしその理由が「人を助けたい」といった理由であれば、それは違うと思う。人を助けたいなら、まずはクラスで困っている誰かを助ければいい。その次に、街中の誰か、そして、震災で困っている誰か。

2011-11-28 00:29:35
のーないすこうぷ @nonaiscope

もし「命を救いたい」のであれば、日々の安全に感謝することから始めよう。震災で活躍した自衛官も、それこそ街中のバスの運転手も、誰もかれもみな命に関わっている。安全を願い、頑張っている。

2011-11-28 00:30:03
のーないすこうぷ @nonaiscope

もし相手の「人生」をより良いものにしてあげたい、そんなお人好しがいるならば、ぜひとも医師を目指してほしい。震災を経て「命」「死」と真摯に向き合った君たちなら、僕ら以上の医師になれると思う。もう2週間以上前。突然の依頼でうまく話せなかったけど、伝えたかったことはこんなことです。

2011-11-28 00:32:21
のーないすこうぷ @nonaiscope

教師陣にはすごく喜んでもらえたけど、子供たちには???でも、終わったあとに、「僕、医者目指すよ」と言ってくれた子がいたのはうれしかった。「おう、なれなれ。いくらでもなっていいぞ」と無責任なこと言っちゃったけど。

2011-11-28 00:40:15