エネ庁の指摘は本当に東京新聞への中傷なのか? ( #genpatsu #原発 )
- nekoguruma
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東京新聞が昨日の夕刊で、「帰村望まぬ声 飯舘村の計画とズレ」という記事を掲載しました。読んで、「目が点になる!」という久々の体験です。村は2年後の帰村を目指しているが、除染の効果を疑う住民が多く、2年後に村に帰りたいかという問いに59%が「しない」「できればしない」と答えたそう。
2011-11-29 19:27:23驚いたのは次の文章。住民団体「負げねど飯舘!!」が先月、村の事故対応を考える村民集会を開き、集まった約百六十人にアンケートして四十四人から回答を得た。――村の住民は約6000人。それをある団体の集会に集まった44人の回答に代表させている!
2011-11-29 19:29:10いくらなんでも、そんな原稿を書いたら、まともな新聞社のデスクは通しません。デスクが間違って通しても、編集者(編集センターあるいは整理部)から、ダメ出しがあるでしょう。6000人の意思を一つの団体の44人の意思で代表させるのはおかしいというのは誰もが思うことでしょう。
2011-11-29 19:34:42常識や良識を放り出してまでこんな記事を掲載するのは、何らかの意図があるためでしょうか。飯舘村の人々を帰村させたくないとか、飯舘村は危ないから住むべきではないという考えを広めたいとか。なんとか帰村を実現するために努力している村の人々の心を踏みにじる記事です。
2011-11-29 19:38:23飯舘村の中に、帰村したくない人がいることは当然です。しかし、2年後の帰村を心の支えにしている人たちもたくさんいます。他地域の、飯舘村民の生活に関係しない東京の記者、新聞社が、帰村を邪魔する行動をしていることに、非常に腹が立ちます。
2011-11-29 19:41:15私は北海道の人口1300人の寒村で生まれ育ちました。福島支局長時代に何度も飯舘村を訪れ、故郷と似た風景に懐かしさを感じました。私の心の中には、故郷を離れたことの負い目と故郷に対する愛着があります。いつまでも東京視点、都市視点になれない、ならないのはそのためかもしれません。
2011-11-29 19:46:33東京新聞の記事にかかわった記者や編集者は、故郷を追われた飯舘村の人々のことへの思いや配慮を、持っていたのでしょうか。これまで、東京新聞特報部の脅かし記事の批判をしてきましたが、特報部だけではなく全体が意図的報道に傾いているとしたら、残念なことです。
2011-11-29 19:50:14