リズムは頭からお腹に下りてこなくてはならない。
1. 楽譜に書いてあるリズムというのは、知的に理解して、「正しく」取る、再現することはできる。でもそれって、まだ第1段階なのではないかと思う。
2011-12-03 08:50:132.リズムは頭からお腹に下りてこなくてはならない。アンサンブルの場合、頭だけでも合わせる事はできるが、これではまだ不充分。これではまだ脆い状態。諸要素によって狂う可能性が高い。真に安定していない。
2011-12-03 08:54:103. 一度お腹に下りたリズムは堅固になる。たとえ乱れかけても、自然に正しい方向に修正する力が働く。有機的になって人の心に根を下ろし、感情的なものとも結合される。
2011-12-03 08:58:094. リズムは、もちろん最初は頭の中で知的にとらえないといけないのだが、頭がその働きをある程度果たしたところで、今度はもっと深いところに渡さなくてはいけない。リズムが真に生命力を得るために。
2011-12-03 09:03:375. リズムの捉え方をお腹におろすことができると、アンサンブルで合わせることは難しくなくなる。頭だけで合わせるとちょっとしたことでずれやすくなり、修正の働きも自然におこらない。
2011-12-03 09:07:426. 指揮者にも、頭だけで振っている人と、リズムがお腹に下りて、それを音楽家たちと共有できるような人がいる、後者の人に振ってもらうと安心して音楽できる。
2011-12-03 09:09:517. メトロノーム的な機械的に正確なリズムというのと、多少の伸び縮みがあって有機的に呼吸しているリズムというのはかなり違う。さっきから言っているお腹に下りたリズムというのは、もちろん後者のほう。
2011-12-03 09:12:518. リハーサルの目的の一つは、一人一人が別々に頭で捉えていたリズムを、お腹まで下ろして、みんなでリズム感覚を共有するするようにすることではないか。
2011-12-03 09:14:439. アンサンブルが表面上合っていても、心のそこから合わないというというのはよく経験するところで、なぜそういうことが起こるのかを考えてみた連ツイでした。お付き合い有難うございました。
2011-12-03 09:16:2010. 補。 合っているのに合っている気分のしない状態もあれば。逆にちょっとずれていても合っている気分になれる状態がある。
2011-12-03 09:30:41