福祉を仕事にするということ

他にまとめている方もいるようですが、自分なりの考えのためにまとめてみました。 善意で始めたことが、実際の受益者の反応に挫折するということは、何となくソウルジェムが浄化しきれなかったさやかの事のようで。
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福祉を仕事にしたいと願う人の選択と、挫折

渡邊芳之 @ynabe39

福祉を仕事にする」とか「臨床心理を仕事にする」ということの「恐ろしさ」があまりに隠蔽されているんじゃないだろうか。「困っている人の役に立ちたい」という「素朴な善意」が「仕事」とどう折り合うのかというさ。

2011-12-04 11:49:33
渡邊芳之 @ynabe39

そういう「仕事」がどちらかというと「難しいことを考えるのはあまり得意ではない自分優しく思いやりがあると思っている人々」によって担われていることの恐ろしさ。

2011-12-04 11:51:25
清水 淳一|人事|スタートアップ|Web3|情報編集|読書 @432jun1

@ynabe39 おれはそれで一度大学を中退しました。福祉と心理を学べる大学でした。。

2011-12-04 11:51:27
渡邊芳之 @ynabe39

気づいてよかったと思います。私も前の大学では学生にそれを気づかせることにすごく努力しました。 RT @j0606: おれはそれで一度大学を中退しました。福祉と心理を学べる大学でした。

2011-12-04 11:52:07
清水 淳一|人事|スタートアップ|Web3|情報編集|読書 @432jun1

@ynabe39 ありがとうございます。ただ最近流行りじゃないですか。手に職のイメージ。高校生とか憧れで入ってしまう。これは危険。ある種覚悟ができていない。自分のところは福祉学部でトップといわれる学校らしいですが、クラスの17人中、福祉の道にすすんだのは1人だけでした。

2011-12-04 11:54:46
渡邊芳之 @ynabe39

そりゃあいい大学だ。先生方がちゃんと本当のことを教えたんだ。@j0606

2011-12-04 11:55:51
水野理瀬 @MizunoLise

@ynabe39 最初の心理学の授業で、「木像を彫る元教員」のスライド見せられましたよ。「鬱の教え子が救えなくて自殺したので、教員辞めて今は隠遁生活している方の」あれは伝統なのでしょうか? 「中途半端な知識で人を救おうとするとこうなります」と言われました。

2011-12-04 11:57:32
清水 淳一|人事|スタートアップ|Web3|情報編集|読書 @432jun1

@ynabe39 実習やボランティアをやりまくって気がついたみたいです。社会福祉士の資格は取得した連中は多いので将来的にはそちらにすすむかもしれませんが。

2011-12-04 12:01:41
渡邊芳之 @ynabe39

実習でちゃんとショックを受けて考えを改める学生はその道に進んでも間違いにくいですね。 RT @j0606: 実習やボランティアをやりまくって気がついたみたいです。社会福祉士の資格は取得した連中は多いので将来的にはそちらにすすむかもしれませんが。

2011-12-04 12:03:23
清水 淳一|人事|スタートアップ|Web3|情報編集|読書 @432jun1

@ynabe39 ただショックが3年や4年にきてもと思います。2年でうちはやらすんですが軽いので。4年で介護施設、精神病院をみてショックうけるみたいです。

2011-12-04 12:05:42
渡邊芳之 @ynabe39

@_heathworld_ むしろ「福祉職に就く人が福祉の仕事やそこで働く自分に持っていたイメージの非現実性」が明らかになることによる視点や行動の劇的な転換みたいなことがあると思うんですよ。

2011-12-04 12:07:27

ハードルを上げれば解決しますか?

みっちー【公式】 @toshimaen

@ynabe39 福祉職員の待遇を引き上げ看護師なみの難易度の資格を設ければ解決すると思います。

2011-12-04 12:03:37
渡邊芳之 @ynabe39

@toshimaen それで誰が福祉職になろうとするか。

2011-12-04 12:04:19
custera @custera

失業している人たちを、福祉に回せとかいうはある意味暴論…RT @ynabe39: そういう「仕事」がどちらかというと「難しいことを考えるのはあまり得意ではないが自分は優しくて思いやりがあると思っている人々」によって担われていることの恐ろしさ。

2011-12-04 12:04:10
渡邊芳之 @ynabe39

そういうことをいう人自身の「福祉観」がよくわかりますね。 RT @custera: 失業している人たちを、福祉に回せとかいうはある意味暴論…

2011-12-04 12:05:25
たすく @tasukukuns0815

優しければできる!勘違いしてる方も多いと感じてます。特別勉強しないでも大丈夫!みたいな。 QT @ynabe39: そういう「仕事」がどちらかというと「難しいことを考えるのはあまり得意ではないが自分は優しくて思いやりがあると思っている人々」によって担われていることの恐ろしさ。

2011-12-04 12:12:26
渡邊芳之 @ynabe39

でも「特別勉強したらできるのか?」ともいいたくなっちゃうんですよ。 RT @tasukukuns0815: 優しければできる!と勘違いしてる方も多いと感じてます。特別勉強しないでも大丈夫!みたいな。

2011-12-04 12:13:23
渡邊芳之 @ynabe39

「人の役に立ちたい」「人を助けたい」的に志望される「仕事」群が、医師のように著しい学力や学歴が求められ、それに見あった社会的地位や収入に結びつくものと、福祉のように全くそうでないものに分断化されていることにも問題の原因があると思う。

2011-12-05 05:09:01
渡邊芳之 @ynabe39

もちろん医学教育のほうには今度は「勉強のできる人しか集まらない」「高い社会的地位が保証される」ことに起因する問題があるわけだし、中間にある看護教育は学校種や地域差に応じて両方の問題を抱えていたりする。

2011-12-05 05:11:47

福祉を職業にする人と、そのサービスを受ける人との相剋について

渡邊芳之 @ynabe39

「人の役に立つ仕事をしたい」というのは「その仕事によって他者に評価されたり感謝されたりしたい」わけです。しかしそれを「仕事」として金をもらってやってしまえば「やってあたりまえ」だし感謝されるよりは「金を払っただけのことはやれ」と要求されるようになる。

2011-12-04 15:26:44
渡邊芳之 @ynabe39

自分に助けられて感謝してくれるはずだった「素直で純粋な弱者」はそこにはおらず,ユーザー側にも「金をもらってやっている」援助者に「感謝」する義務などありません。

2011-12-04 15:31:21
渡邊芳之 @ynabe39

そこで「他者への援助を仕事にするとはそういうことなのだ」と納得するか,「助けてやっているのに感謝の気持ちのかけらもないひどいやつらだ」と考えるようになるか、この中間に人により無数の折衷的な立場があると思います。

2011-12-04 15:38:47