STS学会二日目記念シンポジウム
STS学会年次大会@京都特別シンポジウム。演者は、京大物質-細胞統合システム拠点拠点長・教授 中辻憲夫先生 「国際的学際研究拠点の立ち上げから考えた科学者の社会的責任」 #JSSTS2011
2011-12-04 16:06:47(中辻さん)先程、若手のセッションに出て、親近感が沸いた。話の内容は、科学者の社会的責任などについて。まずは、取り組んできた国際的学際研究拠点形成の概要について。詳しくは物質-細胞統合システム拠点拠点(iCeMS)を参照のこと。 #JSSTS2011
2011-12-04 16:13:03(中辻さん)研究者の多様性、若手のプロモート、またイノベーションマネジメントの研究室、科学コミュニケーションんおグループも。また海外サテライトも設置。メゾレベルのサイエンスを目指すことをキーコンセプトにしている #JSSTS2011
2011-12-04 16:17:32(中辻さん) 国際的な交流の例、ハイデルベルグ大学や、インド、カリフォルニア。異分野との連携・融合の難しさ。そういった異分野の融合・統合を促すための環境とインセンティブ #JSSTS2011
2011-12-04 16:21:06(中辻さん)ユニークな研究グループの設置。イノベーションマネジメントの研究室(仙石慎太郎さん @ssengoku)。科学コミュニケーションのグループ(加藤和人さん) #JSSTS2011
2011-12-04 16:24:43(中辻さん) 科学者としての、科学者の社会的責任を果たす能力を若手に身につけてほしい。研究科横断セミナー(インテグリティセミナー)。 #JSSTS2011
2011-12-04 16:26:18o0(そういえば、iCeMSのインテグリティセミナー、STS関係者だと、村上陽一郎先生や、立命館の松原洋子さんが講演している。) #JSSTS2011
2011-12-04 16:27:27(中辻さん) インテグリティセミナーでのテーマ。「現代社会に生きる科学者の役割と責任」、「脳科学と社会の健全な関係を目指して」、「ハンセン病の教訓」(松原先生の講義)、など #JSSTS2011
2011-12-04 16:29:23(中辻さん)ES細胞とiPS細胞の研究。ヒト多能性幹細胞の応用と実用化の可能性。創薬における利用可能性。また疾患の発症機構についての研究にも有用。細胞治療。 #JSSTS2011
2011-12-04 16:32:55(中辻さん) ヒトES細胞を巡る倫理的課題と医療における可能性。安全面でも、細胞の品質評価と選別が非常に重要。実用化には多段階で多面的な数多くの要素技術開発が必要 #JSSTS2011
2011-12-04 16:37:32(中辻さん) ES細胞研究とiPS細胞研究は、ある意味同種の研究課題。研究興味の変遷と発展、基礎研究からスタートして、だんだんとより社会に近い(医学的な応用)に近づいてきた。それに合わせた変化。 #JSSTS2011
2011-12-04 16:41:13(中辻さん) 厳しい規制。科学者が規制に対して声を発してこなかった。また、受精卵の慎重な取り扱いと、長期大量増殖可能な細胞株の利用は違うということが混同されているのではないか? #JSSTS2011
2011-12-04 16:45:19(中辻さん) ES細胞とiPS細胞それぞれの研究はinterdependentなもの。Cell Stem CellのCommentaryを書いたので、興味があったら読んでみて #JSSTS2011
2011-12-04 16:49:03(米本さん) 何故、非キリスト教圏の唯一の先進国である日本において、何故ES細胞研究が進まないのか?・・・アカデミズムの責任は大きい、妥当なアジェンダ設定の失敗。バイオエシックスとキリスト教文化、日本の統治構造とその欠陥。。 #JSSTS2011
2011-12-04 16:56:31(米本さん) 山岳部に入っていた。ブータンに行ってきた。目にとまった新聞記事、当時の京大総長が学生運動の過激派鎮圧のために機動隊を導入した。これで人生の目標が決まった(反権力・反体制・反京大)。 #JSSTS2011
2011-12-04 16:59:41(米本さん)三菱のシンクタンクに採用された。生命倫理に関する調査をした。海外の状況を調査し、日本と比較することで批判を展開する形で進めてきた。 #JSSTS2011
2011-12-04 17:02:53(米本さん) ES細胞を巡る倫理問題。FactとValueの関係。人体・身体をめぐる権利の問題。キリスト教圏と日本における違い。(さっき出てて実況しそびれていたトピックス)日本において幹細胞研究論文が少ないのはなぜか? #JSSTS2011
2011-12-04 17:13:49(米本さん) 現代社会における権威ある決定。テクノロジーアセスメントとlegitimacy(正統性)。。。特定の課題でテクノロジーアセスメント報告を赤でイズムが主導すべき。 #JSSTS2011
2011-12-04 17:19:21(米本さん) 国家生命倫理委員会について。イギリスの国家生命倫理委員会は、民間財団が担当。日本における構造的なパターナリズム・・・そんな状態に陥ったアカデミズムは何の役にも立たない。それをどうするか #JSSTS2011
2011-12-04 17:21:58(米本さん) ラジカルな科学批判のない社会はそれはそれで不幸・不健全 (高木仁三郎、柴谷篤弘など)。STSの問題意識としては、元に軍事研究とアカデミズムの関係を考えるというのがあったが、日本ではその文脈は切り落とされている #JSSTS2011
2011-12-04 17:24:32今からフロアに開いて質疑応答。しかし、その前に最初の話題として司会者からの前振り。二人の共通意見である、「日本の幹細胞研究は色々と(制度や体制が)おかしいのではないか?」について。 #JSSTS2011
2011-12-04 17:29:05