水産資源をめぐる日本の状況-勝川准教授の指摘
勝川准教授(三重大学 生物資源学部)が水産資源をめぐる日本の政府の無策について、厳しく批判。
日本の行政が壊れていることをここでも実感してしまいます。
結局、どの行政も業界と悪い意味でべったりしてしまい、業界にとって耳の痛い長期的な政策がとれなくなってしまっているようです。
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勝川 俊雄🐬
@katukawa
数年前から、居酒屋チェーンが、安いメニューとして、ローソクボッケを扱うようになって、本格的に獲るようになったらしい。そんなチェーン店は、潰れれば、いいのに。
2011-12-06 06:29:26
勝川 俊雄🐬
@katukawa
獲る漁師にも、売る店も、食べる消費者も褒められたものではないが、一番問題なのは、無規制に未成魚を獲らせる行政。漁獲枠もなければ、サイズ規制もないのだから、放っておけば、こういう状態になるのは時間の問題。
2011-12-06 08:38:26
勝川 俊雄🐬
@katukawa
ホッケは未成魚は群れて沖合を泳ぐから、一網打尽にしやすい。成魚になると岩礁地帯に入るので、釣りなどでしか獲れなくなる。未成魚が集中漁獲をされやすいし、成魚の資源量が見えづらい(減少しても、なかなかわからない)ので、確実に未成魚を獲り残せるような規制が必要。
2011-12-06 08:41:43
勝川 俊雄🐬
@katukawa
北海道の日本海側は、スケソがほぼ壊滅して、ホッケへの漁獲圧が増えていた。次はホッケが問題になるというのは10年前から言われていたこと。
2011-12-06 08:53:28
勝川 俊雄🐬
@katukawa
いくら漁獲規制の必要性を指摘をしても、国は動かない。水産政策審議会という、原子力安全委員会みたいな組織があって、「漁業者が困るから漁獲枠を増やしましょう」というようなデタラメをずっとやっている。
2011-12-06 08:54:52
勝川 俊雄🐬
@katukawa
漁獲規制が、漁業者を不幸にするわけではない。国が責任をもって、厳格な漁獲規制をしているノルウェーの漁業者は幸せだ。日本は無規制だから、魚がいなくなり、漁師が自滅している。
2011-12-06 08:59:25