護身、護身術というものについてまとめてみた。

これまでにつぶやいた「護身」に関する見解、基本的な考え方を、広めの観点からまとめてみました。
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武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

【護身について1-1】よく「護身」についてのお話をする。女性やお子様に護身術を教えるとしたら、どう伝えるか。自分なら、まず最初に「技」を教えよう。そして、直後にその「技」が「絶対に通用しないこと」を思い知らせる。それから改めて「必要なのは技ではなく【心構え】であることを伝えよう。

2011-07-05 12:26:51
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

【護身について1-2】技量はいくら高めたとしても、そのさらに上を行く人が必ず存在しているもの。技を覚えました→襲われました→そしたら、暴漢が武術の達人でした。こんなこともありえるのですから。じゃあ、心構えってなんだ、ってお話です。

2011-07-05 12:27:17
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

【護身について1-3】「護身術」の奥義をひとつ。「ひと気の無い夜道をひとりで歩くな」まずはこれにつきます。護身の最上目的は「危険に遭わない」こと。「この道は暗くてヤだ」「なんか気味悪い」と思ったら、それを避けましょう。多くの方が「慣れ」や「効率」の為に「直感」を無視しています。

2011-07-05 12:27:46
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

【護身について1-4】それから「イヤホンで音楽を聴きながらの歩行」「携帯や本を見ながらの歩行」をやめる。周囲への警戒や注意力を遮断して歩けば、暴漢や不審人物、暴走車輌などの接近に気づく事ができません。悪意を持った人物は、そのような隙を狙ってくるのです。

2011-07-05 12:28:15
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

【護身について1-5】また女性の場合は、あまり扇情的な装いをしないと言うのもポイントです。ファッションの好みは自由ですが、間違いなく危険な存在に狙われやすくなる要因になります。魅力的なエロカワさんは、決して周囲への警戒を怠りませぬように。

2011-07-05 12:28:36
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

【護身について1-6】ちなみに私は扇情的な女性が大好きです。危険を避ける為とはいえ、そのような女性が居なくなると、とても凄く悲しい。身を守る術を伝えますから、もっとやれGOGO。護身術で煽情を守ろう。エロスは世界を救う。

2011-07-05 12:28:53
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

【護身について1-7】・・・・・・・・・・・・・。まあ、その。

2011-07-05 12:29:11
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

【護身について1-8】要は「自分がどのような立ち位置に居て、どんな目で見られているか」を自覚する事。その上で見合った自己防衛策、もしくは警戒心を持つ事が重要なのです。自分の身を危険にさらさない努力。やむを得ず危険が予想される場所に立つ時は、機に応じた警戒・対策を備えておく事。

2011-07-05 12:29:27
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

【護身について1-9】建設業の人っぽく言うと「リスク・アセスメント(危険度評価)」と「危険予知行動」を行う事が重要です。危険を感じ、具体的に想定し、危険度を評価して、許容できないものにはしかるべき備えをする。これが護身術に必要な心構えにして、最大の奥義だと、私は思います。

2011-07-05 12:29:41
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

引き続き、護身術についてよく質問されます。その際にまず【「技を覚えること」が重要では無い】と説明する所から始めねばなりません。人を叩きつけたり痛めつけたりする技術を身につけたとしても、銃を向けられたら?相手が武術の達人だったら?嫌がらせや精神的暴力にさらされたら?

2011-07-08 18:35:17
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

現代社会で生活する以上、闘いによる解決を図ることが出来ない場合の方が、遥かに多いはずです。いじめられたり、パワハラされたり。知らない人から理不尽に嫌な思いをさせられたり。その時に暴力をふるえば、悪者はこちらです。正当防衛」などと言う言葉は、軽々しく用いるべきではない物です

2011-07-08 18:39:45
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

思うに、この社会を生きていく上で一番有効な身を守る術は、「空気を読んで行動すること」ではないかと考えます。近年、何事もなぁなぁで済ませてしまう結果を導くとして、あまり良い印象で使われることのない「空気を読む」という表現。ですが、実は人の中で生きていく中では大変重要な行為です。

2011-07-08 18:40:37
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

物騒な空気を感じる場所には行かない。周囲の人と意見が違っても、問題なければ流されればよい。ただ、それによって自分がストレスや疲労を被るのでは、これも身を守れているとは言えないでしょう。空気を読みつつ、自分の主張も前に出すこと。この匙加減こそが、本当に「空気を読む」という事です。

2011-07-08 18:43:48
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

身を守るのに一番大切なのが「空気を読む能力」であるなら「武術は必要ないのではないか」と思うかも知れません。戦う技術を追求しているのに「戦う前に空気読め」といわれたら、矛盾を感じることでしょう。でもそれは「数学ができても社会では何の役にも立たないのではないか」と言うのと似ています。

2011-07-08 18:47:27
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

幾何学や微分積分、思い出すだけでジンマシンが出る人もいる、あの難しい数学。社会に出てから、本当になんの役にも立っていないのでしょうか。実際に数学で計算する仕事は、少ないかもしれません。でも、数学を学ぶこと自体が「論理的思考をする為の訓練」であると考えることはできないでしょうか。

2011-07-08 18:49:42
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

武器を持った相手に対処する訓練、投げられて地面に転がる訓練、効果的に肉体を操作する訓練。攻撃してくる稽古相手と対峙しているだけで、かなりの疲労感を覚える事でしょう。人と近い距離で向き合い、ともに何かを行うというだけで、ストレスを感じる人もいることだと思います。

2011-07-08 18:53:27
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

その結果、なにが得られるか。 人と対するときの、距離感です。 目線や接触にたいする、慣れや余裕です。 危険な空気、雰囲気に対する敏感さです。 そして、瑣末なことにとらわれず、重要なところだけに集中することができる、鈍感さです。

2011-07-08 18:53:43
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

その結果、なにが得られるか。 人と対するときの、距離感です。 目線や接触にたいする、慣れや余裕です。 危険な空気、雰囲気に対する敏感さです。 そして、瑣末なことにとらわれず、重要なところだけに集中することができる、鈍感さです。

2011-07-08 18:53:43
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

社会で生きていく上でとても有効な物だと思います。私が武術に強さ以上の「何か」を求めているとすれば、コレだと思います。もっとも、これらは武術に限らず、部活や集団生活などを通じても得られるものです。たまたま、私は武術で身につけることができる事に気づいたってだけのことなんですけどね。

2011-07-08 18:56:51
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

以前のツイートで、何があろうとも暴力に頼った解決を図るべきではないと書きました。襲われた際の反撃だとしても「正当防衛」などという言葉は軽々しく口にしていいものではなく、自分と相手のどちらが倒れようとも、結果は「被害者と加害者の誕生」でしかないと。

2011-09-03 14:07:22
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

そして、そのような状況に陥るのをさけるために「護身」を考え、「武術」を学ぶのだと話しました。

2011-09-03 14:10:14
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken

しかし、力や知恵がおよばず。あるいは不運にして、そのような場に遭遇してしまったら、どうしようか。具体的には、暴漢に襲い掛かられて、身の危険をから逃れる手段がつきたときには。

2011-09-03 14:12:20