民俗信仰における「75」について(内容ごとに整理したバージョン)
- Bredtn_1et
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きっかけ
そういえば、長野県の信仰では「75」という数字が結構取沙汰される。飯綱使いの管狐は75匹だし、諏訪大社の御頭祭でお供えされる鹿・猪の数は75匹だった。他にもいくつか75という数字を見た気がするけど、とりあえず例はこの二つ。民俗学の論文でこれを説明しているものってあるのかな?
2011-12-07 00:19:19【ゆるぼ】長野県の信仰では「75」という数字が結構取沙汰される。例えば、飯綱使いの管狐は75匹、諏訪大社の御頭祭でお供えされる鹿・猪の数はかつて75頭だった。民俗学の論文で、このことについて説明しているものはあるか?あるいは、「信州の信仰における75という数字」みたいな題の論文。
2011-12-07 00:21:20反応
@Bredtn_1et 私も75、気になってましたが、「外道」も七十五匹だったりしますので、長野に限定はされないかもしれません。怪異・妖怪データベースで七十五を検索しますと島根のイナリサンや愛知の七十五座の御眷属なんてものも。
2011-12-07 00:59:51@Bredtn_1et 七十五の眷属では霊狐の例もあるようです。箆取神社http://t.co/wbRtAoTq 神社の末社の数にも、宗像七十五社や大國玉神社末社七十五社が検索でヒットしましたので、なにか、眷属や使い系統に馴染みやすい数なのかもしれませんね。
2011-12-07 01:18:44@ohgosho 詳しい情報をありがとうございます。犬神・外道については完全に忘れていました(汗)。他にも結構あるようですね。しかも仰る通り眷属とか使いに使用例が多いのは気になります。
2011-12-07 12:23:03(1)憑き物関係
とりあえず憑き物関係の記事では「牛蒡種」と「犬神」が該当。 http://t.co/rm497CFl Wikipedia - 牛蒡種 >岐阜県飛騨地方では例外的に、牛蒡種は人間の霊ではなく75匹の動物が憑いているといって「75匹」の別名で呼んでおり
2011-12-07 12:25:26http://t.co/mlPRZN9G Wikipedia - 犬神>山口の相島では犬神鼠(いぬがみねずみ)ともいい、長い口を持つハツカネズミのようで、一家に75匹の群れをなしているという。
2011-12-07 12:26:08管狐もそうだよね。というか憑き物に関しては多い気がする。 http://t.co/JVCgSpQS Wikipedia - 管狐>名前の通りに竹筒の中に入ってしまうほどの大きさ、またはマッチ箱くらいの大きさで75匹に増える動物などと、様々な伝承がある。
2011-12-07 12:44:39さて、ではそのルーツは何か。牛蒡種は、高根地域の九尾の狐ないし七尾狐に由来する例外的なタイプのみ七十五匹といわれることがあることから、むしろ管狐や飯綱使いの系統に帰着できる気がする。
2011-12-07 12:46:24http://t.co/eNG4E56m Wikipedia - ゲドウ>ゲドウは一つの群れにつき75匹おり、ゲドウ持ちの家に娘が産まれるたびに群れが一つ増え、その娘が嫁に行くと、産まれたとき増えた群れが一緒に嫁ぎ先について行くという。
2011-12-07 12:52:52http://t.co/g64VeZPd Wikipedia - トウビョウ>75匹の群れをなしており、姿を消すこともできる。
2011-12-07 13:00:16http://t.co/Aohb1Tk8 Wikipedia - 人狐>人狐持ちの家の者が結婚すると、75匹の人狐が結婚先の家を襲うため、人狐持ちは冷遇されたり、縁組を避けられる傾向があった。
2011-12-07 13:00:42鳥取県ではキツネの憑いた家を「狐ヅル」といい、その家に憑いているキツネを人狐と呼ぶ。この家の周囲には75匹の眷属が遊んでおり、正体は雌のイタチだともいう。(Wikipedia, 人狐)
2011-12-07 13:01:09「75匹」だと、「外道持」「狐持」「犬神・トウビョウ」「七十五匹さん(狐)」「狸、タンキツキ」「カワコ(河童)」「クダ持、オサキ持」「蛇」「トンベ」「人狐」などが該当。件数は17件。
2011-12-07 14:18:47中村寅一の「クダ狐の話六項目」にある話がおもしろかった。(特にくだを押し売りされる話。アラビアとかに舞台うつしても通じる感じだった)あと、くだの売値に75両って具体的高額があったりしたのがww
2012-01-22 00:22:42