燐と志摩さんの間には越えちゃいけない壁がたくさんあるのに、ひかれあって仕方ない。その壁の重さに気づいてる二人は両片想い。触れたいのに、触れられない。触れたらそのまま堕ちてしまうのがわかってるからお互い触れない。そして、そのまま卒業して十年後再会。そこで言うんだ。君が好きでした。
2011-12-06 10:20:29大人になった志摩には素敵な恋人がいて、実家にも紹介ずみ。一方燐はまだ雪男と任務をしながら稼ぎ二人で暮らしてる。十年後、道端でもいいどこかで再会して志摩が言えばいいんだ。『そんな君が好きでした。結婚すんねん』燐はそれ聞きつつ『へーそうなんだ』と言うけど心はバクバク
2011-12-06 10:26:04でも、燐は笑っていうんだ。『結婚おめでとー幸せに』それに対して志摩も『あんがとさん、奥村くんもね』微笑むんだ。でも、志摩さんは燐が初めて本当に好きなった人だから本当は諦められない。一度、触れたいから最低な志摩は『奥村くん、独身最後の遊びに付き合ってくれへん?』って言い出すんだよ。
2011-12-06 10:28:16『大人の遊びやで?』そういって自分の家に燐つれこんで、致そうとするけど全力で拒否られる。燐強いから、押し倒すの難しい。でも、燐の様子をみて志摩さん気づいちゃうんだ。『あれ?奥村くん、まさか初めてやない?』
2011-12-06 10:31:36燐の感じる様子見て、ゲス志摩は気づくわけ、燐がはじめてじゃないって。『奥村くん、はじめてじゃないん?』はっと、顔を変える燐に志摩は確信をえる。『そっか、そうなんや、じゃあひどくしてええやんな?』
2011-12-07 00:38:19ゲス志摩が燐の耳元でささやく。『淫乱』顔を赤くして首をふる燐におかまいなしにゲス志摩が襲いかかって二人の初体験。燐の一言。『だって、あいつ、志摩に似てた』その一言に胸が一気に熱くなるゲス志摩。『そんな似てるやつ相手になんかしなくてええのに。俺、ここにおるから』って本当は言いたい。
2011-12-07 00:43:53言いたいのに、言えない辛さ。十年という重みがゲス志摩にその言葉を言えなくさせる。本当は『今でも好きです』と言いたいのに。君のはじめては自分がよかったのに、と歯ぎしりしながら燐を抱くんだ。抱いたら手放せないのに。
2011-12-07 00:47:47志摩の『独身前の遊び』の意味がわかった燐は、雪男に無断外泊を怒られながらも覚悟を決めるんだ。『おれ、あいつのことがやっぱり好きなんだ』燐は鈍いからやっときちんと恋に気づく。その足で志摩に似てるっていったセフレ?みたいなやつのとこにいくんだ。『好きなやつができた』って言いに。
2011-12-07 00:50:16その一方志摩はゲスだから恋人との結婚をすすめてる。燐と幸せになんてなれないなんて知ってるから、家族に認められた女の恋人と結婚することに決めてる。燐は燐。ほしいけど、手には入らないし、入れられない。わかってくるくせに携帯で燐に電話する。『あ、奥村くん?俺、東京にいるんやけど』
2011-12-07 00:54:02そうして、燐を呼び出して、再び燐を抱こうとするんだ。なのに、再びあった燐は相変わらず凛々しくて、素敵で、志摩の心を鷲掴みにする。『ああ、相変わらずかっこえぇなあ。真っ直ぐや』と思いつつ、その真っ直ぐさをへし折りたい。燐をホテルにつれこんで、いたそうとするとまた抵抗される。本気で。
2011-12-07 01:03:22『何で、そんな嫌がるん?気持ちえぇことしよ?』燐に嫌われてもそれまでだと思いながら、内心冷や汗が出るゲス志摩。さらっと燐の髪の毛をすいて、キスする。心の中で本音を言えない自分に懺悔しながら、それでも抱きたいという欲求が止まらない。燐の顔を見ると少し泣きそうで。でも、やっぱり文字数
2011-12-07 09:00:22でも、やっぱり燐のその目は凛としてて心を射抜かれる。ごくっと唾を飲み込んでそんな燐に欲情する志摩。『奥村くん、堪忍な』『何がだよ』『なんもない』十年で臆病になった志摩と、十年たっても実直な燐。動きがとまった志摩に燐言うんだ。あいつと別れてきたって。
2011-12-07 09:18:47その事実が志摩を驚愕させ、ある意味の絶望をもたらせばいいと思う。もっと軽い気持ちで独占もせず、遊びで燐に触れあいたかったのに計算を狂わされる。独り占めしたいくせにその度胸がないから、燐にセフレみたいななんか彼氏みたいなのがいてよかったとか思いつつ、でも本当は、とか本音がある。
2011-12-07 09:21:25『だって、お前、傷ついてただろ?』ゲス志摩の思惑や気持ちとか全部見透かして、それでも受け入れようとする燐。『俺は忘れたくない。気づいた。俺、志摩、お前のこと好きだった。それで、今もお前のことが好きだ。ずっと、好きだった』ベッドに押し倒されてる燐が志摩の頬を、包み込めばいいと思う。
2011-12-07 09:29:17