岡田麿里は成長物語の作家なのか?
とらドラの原作が面白い、アニメは多少切り貼りしてるけど大筋は同じという程度のことがこんなにも伝わっていないということには絶望します。
2011-12-09 00:16:27@carrion_crow まあそれはいいんだけど、ならその作品からアニメスタッフの作家性を語るのはちょいお待ち、と思うでよ。
2011-12-09 00:22:41@kaolu4s うぎゃー。竹宮さんのなまなましい文章あっての、てぇのはスポイルなんだ。『けいおん!』みたいな評価だな…
2011-12-09 01:23:07@kamosawadoh でも、実際難しいんですよ、とらドラの原作の凄味をライトノベルをある程度批判的に読んでいる人以外に伝えるのって。そういう凄味は商業的成功にもつながるというのがアニメがベストセラーになった理由だとは思うのですが、誰もそこを突っ込んで説明できない。
2011-12-09 02:52:51ここまでライトノベルの面白さって伝えにくい、という話。
ここから冒頭のリンク先を薄く参照しつつの岡田麿里論になります。
@kaolu4s 原作から入ったので、大河とか本当に成長してたのか、とか思いながら見てました。アニメだけ見た人の中には、とらドラ!はリア充作品だと言う人もいますね。
2011-12-09 00:26:15@bigbenbigben まあそれは実際原作も可愛い女の子に囲まれる話ではありますし。<リア充 さておき、成長って要素はアニメでも特に強調されてはいなかったような。
2011-12-09 00:31:46@kaolu4s リンク先の記事に「岡田麿里作品の共通テーマは登場人物の成長」と書かれていたので。実際亜美ちゃんあたりの成長は原作よりも強く意識して描かれていたと思います。
2011-12-09 00:40:17とらドラ!は何より大河と竜二の話で僕はそこが好きなんだけど、感情移入しやすいのは亜美ちゃんだから、アニメ化みたく別メディアに変換されたときにどうしてもバイアスがかかっちゃうんだと思う。
2011-12-09 00:43:21@bigbenbigben おう、亜美ちゃんに興味がないことを露呈してしまいました……。えーと、でも、岡田作品の特徴をビルドゥングス・ロマンに落とし込むのはあんまし賛同できません。個人が成長することよりもある種完成された個人同士の関係の変容の方に興味ありそうな手応えを受けてまして
2011-12-09 00:46:14@kaolu4s あの花はまさにそういう話でしたね。最後まで6人のあり方は何も変わらなかった。いろはでも結局緒花の成長を描ききったかと言えば微妙でしたし。
2011-12-09 00:54:01@bigbenbigben まあいろははいろいろと……。というか、いろはが緒花の成長を主題としていたのならばそれは単に破綻しているとしか言えない気が。若旦那は成長したかもですが。
2011-12-09 00:57:51@kaolu4s でもご当地持ち上げのプログラムピクチャーなのであの設定では成長物語にした方が無難だと思います。それでああなっちゃうということは岡田麿里氏は成長物語に感心が薄いんだろうな、と。
2011-12-09 01:01:28@kaolu4s @bigbenbigben アニメ『とらドラ』で一番成長したのが母親だと考えると、『いろは』も同型の話だったような、という気もしたり。
2011-12-09 01:03:05@camiroi @bigbenbigben やっちゃん=若旦那という話なら同意ですがやっちゃん=スイという話ならば微妙に不同意です。スイも決して変質はしていないように見えるので。
2011-12-09 01:06:09@camiroi @kaolu4s それはピンとは来るのですが、アニメにあった原作にあった泰子が竜二連れて実家の近くまで来るくだりなんかは入ってないんですよね。制作が原作後半とほぼ同時進行だったのもあるかもですが、アニメスタッフのインタビューでも全く触れられてない、はず。
2011-12-09 01:07:57@kaolu4s @bigbenbigben 失礼。やっちゃん=若旦那のつもりでした。岡田脚本作品に「教養小説」的な特徴があるとすれば、失敗した「教養」の再教育という側面があるのかも、と思ったりします。念頭に置いているのは『ざくろ』の沢鷹、『GOSICK』のロスコーあたりですが。
2011-12-09 01:13:51@bigbenbigben @kaolu4s つまり主人公の対抗軸に「教養小説」的な要素(個人的な成長によって困難を乗り越える)を配置するのが、特徴なのかなあとぼんやり思ったり。
2011-12-09 01:19:44@camiroi @kaolu4s 原作寄りで考えると、実家に帰ることの出来た泰子は成長をしたというよりも、贖罪を終え許されたという方が近いかもしれません。若旦那の場合、取り返しの付かないことに対する罪の意識、というのはそこまでではないように記憶しているのですが。
2011-12-09 01:19:22@kaolu4s @bigbenbigben そうですよね。無理矢理そう読もうと思えば読める、というレベルであって、「教養小説」としては不備が多いと思います。彼女の魅力はたぶんそこではない。ただ主人公の対抗軸に「教養小説」的な人物を配置することが、特徴なのかもと思ったりします。
2011-12-09 01:24:01