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ミリオタとしてまおゆうどうですか、とか聞かれて5スレ目まででまず気になったのは5スレ目の戦闘における小麦のことだったわけですが
2010-05-21 00:46:091人当りパンを1日2ポンド、小麦粉はパン重量の75%とすると、4万人が必要とする小麦粉は27トン/日(クレフェルトより控えめ)。作戦発起が4月だと、45人/1平方マイルの自給率100%の農村に備蓄されている種麦以外の小麦は7トン(45人の収穫期10月までの6ヶ月分の小麦)。
2010-05-21 00:50:13補給/徴発部隊が1日で往復+荷役できる距離を10マイルと仮定すると半径10マイル内でおおむね300トン超の小麦が存在しているが、そのうち50%が供出されたとしても6日分かー。しかも想定戦場が荒地だから45人も養っている土地とは思えないんだよなー。ここでじゃがいもか。
2010-05-21 00:51:25まあ、45人/1マイルとか35人/1平方キロとかの試算は穀倉地帯で可能な数字っぽい。フランス、ベルギー、ウエストファリア、ロンバルディアなど。
2010-05-21 00:51:58しかし、編制表上の定員が18000~25000人程度の旧日本軍師団の補給所要量が、標準で90-150トン/日、最低60トン/日というのはなんというか、お米ってカロリー効率がいいね、っていうだけの話じゃないよなやっぱり。
2010-05-21 00:53:24大体ですが弩の発射速度は4発/分、マスケット≒火縄銃が3発/分。で、マスケットで火力網を形成するテルシオ(という陣形)は十分な数のパイク(長槍)兵を陣形に組み込むことで攻防力を備えたわけです。んでまあ、弓兵がその「火力で」騎馬突撃を凌いだ例って長弓でしかなかったような…
2010-05-21 01:25:57ちなみに、長弓の発射速度は10発/分以上と言われています。そして長弓はもっとも有効な射距離である60-120mでは鎖帷子はおろか低級プレートアーマーくらいなら貫通しえたそうで、AOCでのブリテンのロングボウはわりかしいい感じに再現されてるわけですね
2010-05-21 01:29:50「長弓の短所は、すべての弓矢システムと同じく、維持するためには農民文化全体に依存しなければならなかったことである。弩の使い方は、数週間かせいぜい数カ月で学ぶことができた。後の火器の場合でも同じくらいだった」バート・S・ホール『火器の誕生とヨーロッパの戦争』P41
2010-05-21 01:35:30という感じで、けっこうまおゆうにかんしてはもやもやしております。近世-近代の軍事史というのは兵制史オタにとっては金鉱山みたいなところだろうなあと(海軍オタなりに)思っておりますもので。
2010-05-21 01:43:22あ・・・・・・・・・・・・うおうああ。あああああああああああああああああああああああああああ計算がおかしい
2010-05-21 02:44:53たぶん20日くらいまではどうにかなりそう。備蓄に対して10%程度の供出だと問題にならないっぽいというか、移動して食いつないでいた部隊はだいたいそういう動きだったようなので。
2010-05-21 02:54:19【訂正】補給/徴発部隊が1日で往復+荷役できる距離を10マイルと仮定すると半径10マイル内でおおむね2200トン程度の小麦が存在しているので20日程度までだと供出率が25%位で収まるわけだな。のであとは開拓の度合いに依存するということになります。
2010-05-21 02:57:02