【普天間返還】基地移設問題を巡る訪米中の自民石原幹事長と米シファー国防次官補代理・マケイン上院軍事委員会筆頭委員会談における発言報道の裏取りまとめ #普天間

発端のツイート

日本政府が米軍普天間飛行場移設に向けた環境影響評価書が月内に沖縄県に提出されれば、普天間問題での日米合意の進展ととらえて、米議会の理解を得やすくなるとの考えを示した。←シファー氏の発言

私の見方の根拠

本当にマケイン氏の発言なのか？

米上院のマケイン軍事委員会筆頭委員（共和党）は「普天間問題での日米合意が進んでいない」とし、グアム移転費の見積もりが膨張していることや東アジアでの安全保障環境を踏まえ、米議会として移転費削減を決めたと説明。一方で、「日米合意の案が基本だ」とも述べ、
（↑ここまで太字部分がマケイン氏の発言）

（↓ここから報道側の解釈、共同を先頭にどこも横並び）
普天間移設が進展すれば、移転費の再計上もありうるとの考えを示した。

（オマケ）
シファー氏は「環境影響評価書の今月中の提出を（米）議会に報告出来れば、光が見えたと理解してくれる」と強調

環境影響評価の提出は明らかにシファー氏の発言

"Congress may soon force the military to reconsider an idea it has long resisted – closing the most controversial Marine Corps facility on Okinawa and moving operations up the road to Kadena Air Base."

議会の嘉手納移設案に軍（国防）側が抵抗しているという図式

（中略）
"Senate Armed Services Chairman Carl Levin, D-Mich, and fellow senators for months have said the current plan to relocate the base farther north on Okinawa is “unrealistic and unaffordable,” and they want the military to give serious consideration to the Kadena option as a way to keep Marine air operations on the island"

議会側は「沖縄北部に移設するのは非現実的でコストが高すぎる」

"A senior U.S. Defense Department official told a visiting Japanese opposition party lawmaker Tuesday that if the Japanese government presents by the end of this year a key report to Okinawa on relocating a U.S. base within the prefecture, it could lead to a flexible response by Congress concerning funding connected to the relocation."(共同）

伝えたのは、米国防省高官

伝えた内容は、「議会から柔軟な対応を期待できるかもしれない」ということ

やはり報道側の好意的解釈でしかなかった

（NHK)
マケイン上院議員は「普天間基地を名護市に移設するという日米合意が進んでいない。グアム移転のコストや東アジアの安全保障など、全体を見て予算化しないことを決めた」と述べました。そのうえで、マケイン氏は「中国の軍事的拡大による脅威が高まるなか、今回の措置によって、間違ったメッセージが伝わらないよう日米同盟は堅固なものであることを再確認したい」と述べ、
（↑ここまで太字部分がマケイン氏の発言）

（↓ここから報道側の解釈、共同を先頭にどこも横並び）
普天間基地を名護市へ移設するとした現行案に進展が見られれば予算を認める方向になるという認識を示しました。

（時事）http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011121400346
　同席者によると、シファー氏は日本政府が年内に環境影響評価書を沖縄県に提出する方針であることに触れ、「議会側に説明すれば、進展への光が見えたと理解してくれるのではないか」と事態の打開に期待感を示した。

（なんと、シーファー氏自身の発言ですらなかった）

結論