もしも甲状腺等価線量が追加されたら? MAKIRINさんとの会話

もしもラット実験が正しくて、蓄積初期にはセシウムが甲状腺に溜まりやすくなる場合の等価線量試算。 該当する論文 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20539123 その論文が書かれた一連のIRSNの低量被曝実験 http://www.irsn.fr/EN/Research/publications-documentation/Aktis/envirhom/ingestion/Pages/Cs_biocin.aspx
52
リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230 等価線量の件ですが、http://t.co/S2aLttn7 こういう論文がでています。まだ追試も見ていないくて、立証されたとは到底言えないのですが、例えば均等分布だけれど甲状腺だけが3倍溜まりやすかった場合、実効線量はどのぐらい変わりますか?

2011-12-15 08:24:10

ブログの日付を間違えました(汗、、 →です http://d.hatena.ne.jp/leaf_parsley/20111126

MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

一様分布でさらに各臓器の等価線量が等しくその値をDと近似した場合、実効線量もDとなり、甲状腺の質量は小さく、組織荷重係数は0.04なので、D×3×0.04+D×0.96=D×1.08より、実効線量は約1.1倍になるぐらいです。 @leaf_parsley

2011-12-15 09:15:47
リーフレイン @leaf_parsley

こちらもありがとうございます。もう一点、甲状線等価線量は計算する必要がでてくると思われますか?@MAKIRIN1230 実効線量は約1.1倍になるぐらいです。 @leaf_parsley

2011-12-15 10:11:09
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

甲状腺については、がん死亡リスクに比べ発がんリスクのほうがずっと大きいので、実効線量ではなく、甲状腺等価線量でリスク評価すべきだと思います。おそらく夜まで離脱しますので、よろしくお願いします。@leaf_parsley

2011-12-15 12:04:21
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

ただ、Cs137で甲状腺等価線量が10mSv程度になるのは、Cs137が甲状腺にトータルで1000000Bq程度入る必要があるので、問題になるのは, かなり多くのCs137を摂取した場合だけだと思います。 @leaf_parsley

2011-12-15 20:27:38
リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230 はい、ありがとうございます。ただ問題は10ミリ㏜(これでも十分低いんですが) という値の評価は、臨床観察から得たものでないとまずい気がするんです。 たとえば、先日の論文は、蓄積初期に甲状腺に溜まった知見だったわけですが、(続く

2011-12-16 11:55:48
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @MAKIRIN1230 同じRSNの一連のラット実験の中で、心筋と心血管へのマーカーを観察したものがあって、その知見のなかではすでに甲状腺の被害が有った場合、心筋への影響を増加させた可能性について示唆があります。

2011-12-16 12:04:44
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @MAKIRIN1230 つまり、先日の逆向きだった話のと同様に、患者の状況によってかなり左右されうる値な気がするんです。 それが癌化まで至るかどうか?あるいは死亡にいたるかどうか?というのとは別に、罹患率の増加にはつながる可能性は否定できない。

2011-12-16 12:06:35
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @MAKIRIN1230 例えば、セシウムの慢性摂取で論文検索をするとhttp://t.co/L66RUjrA (まだ一部です)こうした論文がヒットします。これらはまだまだ未検証な状態で、、

2011-12-16 12:09:16
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @MAKIRIN1230 (IRSNのミス)、、、つまり、内部被曝の癌化以外の影響についてはまだ確定してないとみるべきじゃないかと。。。(自分は現在、癌化については、心配してないです。こういう感覚の一般人は多いかも。。)

2011-12-16 13:34:54
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

すみません。これ間違いがありました。甲状腺にトータルで→全身にトータルで、でした。甲状腺だけに着目するなら、約3000で割って300Bq程度でした。 @leaf_parsley

2011-12-16 13:31:02
リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230  10ミリ㏜の被曝量で300Bq相当ですか?申し訳ない、計算式を教えていただけますか?

2011-12-16 13:36:50
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

@leaf_parsley 甲状腺の質量は全身の質量の約3000分の1なので、甲状腺に着目するなら、1000000Bqを約3000で割る必要がありました。ただし、成人でも甲状腺の質量は20g程度なので、約15000Bq/kgに相当します。すみませんが、夜まで離脱します。

2011-12-16 14:00:57
リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230 あ、でもそれは均等分布を仮定していますね?今回は甲状腺のみに3倍濃度が蓄積される場合に等価線量をだすべきかどうか?なので(グラフでは3~4倍なんです)割ってからもう一回3で割らないないといけないのでは?

2011-12-16 15:17:57
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

たとえば成人の場合、900000BqのCsを摂取し体内に均等に分布したのなら(甲状腺等価線量も実効線量も11.7mSv)、大体甲状腺に300Bq、他の部分に899700Bqに分布することになります。(続く @leaf_parsley

2011-12-16 19:34:13
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

続き)仮に、甲状腺に他の臓器の3倍の濃度でCs137が蓄積するなら、甲状腺等価線量が11.7mSvとなるのは、大体甲状腺に300Bq、他の臓器に899700Bq/3=299900Bq分布した場合で、摂取量は300200Bq、実効線量は約4Svです。 @leaf_parsley

2011-12-16 19:34:37

↑4Sv→4mSvでした。(あとで訂正あり)

MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

不均等分布の場合、ある臓器の等価線量を算出するには、その臓器が放出源となるβ線の吸収線量とγ線の吸収線量だけでなく他の臓器が放出源となっているγ線の吸収線量を調べる必要があるのですが、甲状腺は小さいので、他の臓器が放出源となっているγ線の影響はほとんど無視できるようです。(続く

2011-12-16 19:41:32
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

続き) テクネチウム99mの場合ですが、fig.4に吸収線量を線源臓器と標的臓器の表にしたものがあります。(単位系が古いんですが) http://t.co/a29aRlNg

2011-12-16 19:51:44
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

たしかに、現在はLSS集団の疫学調査http://t.co/JG2HF8Bz の図3を基に癌死亡リスクの増加を、図4と図5を基に発癌リスクの増加を評価しているだけなので、癌以外の影響についてはこれからもっと詳しく調べていく必要があると思います。 @leaf_parsley

2011-12-16 20:13:35
リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230 蓄積量の約100分の1が甲状腺にたまるということですね?仮に毎日200Bqを摂取して、一年後に28000Bqの総蓄積量が体内にあったとすると、その1/100の280Bqが甲状腺。甲状腺のg数20gとすると、濃度は280÷0.02=14000Bq/Kg

2011-12-16 20:54:46
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @MAKIRIN1230 あれ?総蓄積量が28000Bqで体重が60kだとすると、平均濃度は466.6Bq/Kg 甲状腺濃度が約3倍として×3で1400 計算が合わない、、、??

2011-12-16 21:00:53
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

蓄積量の約100分の1→摂取量の約1000分の1です。@leaf_parsley

2011-12-16 21:02:41
リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230 理解。蓄積量の約1000分の1が甲状腺にたまるということですね?仮に毎日200Bqを摂取して、一年後に28000Bqの総蓄積量が体内にあったとすると、その1/1000の28Bqが甲状腺。甲状腺のg数20gとすると、濃度は28÷0.02=1400Bq/Kg

2011-12-16 21:40:12
1 ・・ 4 次へ