組織・集団の中での居心地の発生メカニズム

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medtoolz @medtoolz

居心地のいい人というのは、相手が期待する役割を演じられる人、という言いかたでもいいのかもしれない。正弦だらけの体育会が、それでも何となく居心地がいいのは、全ての人に役割が割り振られているからであって

2010-05-21 10:43:30
medtoolz @medtoolz

それぞれの立場ごとに、期待される役割と、その人にできることの権限が決まっているから、ある状況にあって、相手がどういう振る舞いに出るのか、ほぼ必然として決定される。

2010-05-21 10:44:35
medtoolz @medtoolz

役割と役職とは、ずいぶん違うというか、役職というのは役割の束であって、役職を理解することは、必ずしも役割を理解していることにつながらない

2010-05-21 10:45:16
medtoolz @medtoolz

体育会がちがちのところだと、役職と役割がほぼイコールで、実社会だとこのへんが大きく解離する。解離を理解している人は「使える」し、そうでない人は「むかつく」とか「使えない」という判定を、しばしば受ける。

2010-05-21 10:46:03
medtoolz @medtoolz

結果を出しているのに、それが必ずしも評価につながらないことというのは、たぶん大きな会社とか、あるいは成果それ自体があんまり意味のない組織なんかだと、たぶんよくある。このときじゃあ、何が評価につながっているのかといえば、それは役割の理解度なんだと思う

2010-05-21 10:47:07
medtoolz @medtoolz

「学生」は「生徒」の集団であって、「生徒」には「名前」があるし、状況が授業中なのか、放課後なのかで振る舞いは変わる。誰と話しているのか、どういう状況なのか、役割はさらに細かくなる。役割の次元みたいなものを、どこまで低いところまで理解できているのかどうかが、「使える」につながる

2010-05-21 10:48:47
medtoolz @medtoolz

居心地の良さというのが制約で生み出されるんだと思う。適切な制約が課された場所は、そこにいる全ての人に明示的な役割が割り振られる。がちがちに制約のかかった場所には「使えない人」が原理的に発生しない

2010-05-21 10:49:52
medtoolz @medtoolz

明示的な制約は、それ自体ストレスになる。制約のない空間には、ストレスにつながる自由ばかりが増えていく。制約をきちんと作り込んだ場所は、恐らくは自由に振る舞っているのに、ストレスが低く感じる

2010-05-21 10:50:54
medtoolz @medtoolz

自分の考えかたで、ありのままに振る舞った結果が、相手がその役割に期待した台本どおりであったとき、お互いの居心地の良さが最大になる。

2010-05-21 10:52:08
medtoolz @medtoolz

明示的なルールで相手を縛ると、縛った側のストレスは恐らくゼロになる代わり、縛られる側は苦痛に感じる一切のルールなしでやると、今度はサービスを受ける側が、期待のギャップを吸収しないといけない。いずれにしても満足度が下がる

2010-05-21 10:53:10