なくたくさんの語る、民族自決の危うさについて。

「民族自決して国民国家作った」地域、東欧で起こった様々な悲劇を踏まえた、民族自決の危うさについて。
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@nakkhtak

個人的に,東欧史系のひとと先住民の権利系のひとで噛み合わないのは,「民族自決」の扱いだろうと思う。先住民に関する文献や言説を読んでいて,「先住民も民族自決すべき!」みたいな主張がなされることがままあることに驚く。東欧史の世界では「えー民族自決ーキャハハクスクス」な扱いなのに。

2011-11-27 08:35:03
@nakkhtak

ただそれにも理由があるのであって,東欧史研究というのは要するに「民族自決して国民国家作った」地域を研究対象にしているわけで,そら国民国家批判の潮流とかマイノリティの権利とか色々な潮流と相まって「民族自決,駄目じゃん」になるわな。

2011-11-27 08:37:30
@nakkhtak

しかし先住民となると,そもそも「民族自決」の段階を経験したことがねえよ,という民族だらけなので(つーか,先住民ってのが「自決できてない」を含意する用語なので),そりゃ「民族自決」に期待を抱きたくもなる。現に多くの先住民はあまりに不当な環境のもとに置かれているわけだし。

2011-11-27 08:40:19
@nakkhtak

その辺が東欧史やってるひとと先住民に関わってるひとの認識の相違というか,「民族自決」というものに対する感覚のズレの根源でもあるよな,と。

2011-11-27 08:42:06
@nakkhtak

誤解なきように言っておくと,なにも東欧史研究のひとが少数派に冷たいというわけではない。ただ,「民族自決」という思想はちょっと危ういよね,と思っているひとが多い印象(「民族浄化」って「民族自決」のネガだし)。先住民研究のひとも,けして無批判に自決を言っているわけではないはず。

2011-11-27 08:46:36
@nakkhtak

この点で,「民族自決による国民国家の建設」ではなく「国民国家の建設」のみを行った日本や西欧を対象にする研究者がなんとなく「民族自決」というイデアに甘いような気がしているのは僕だけだろうか?

2011-11-27 08:48:14

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