杉作J太郎の名著『恋と股間』
積まれた商品、そこにある静寂、それらすべてがハードボイルドななにかを提示している。その心地好さが気の緩みにつながる。
2010-01-21 02:26:07基本、ウロウロしてるだけで下着泥棒に見られてしまう。女性の客とかと鉢合わせるとさらに緊迫する。悲鳴でもあげられたらなにもかもおしまいだ。おしまいでもいいじゃないかという話もあるが、やはりおしまいは厳しい。
2010-01-21 04:26:13「私は役者です」という演技ではだめなのだ。故・石井輝男監督もそれを嫌った。自分もずいぶん怒られた。「つまらない演技をするな」と。そのときの修行が深夜のコインランドリーで役に立とうとしているわけなのだろうか。
2010-01-21 04:46:08さらに言うならば俗に言う<オーラ>はコインランドリーで必要ない。スターのオーラもそこでは異様でしかない。オーラを消せ!演技をするな、そしてしろ!あくまでも自然に、水が高いところから低いところに流れるように…木の葉が秋に枝を離れて地に落ちるように…。
2010-01-21 04:50:21自分自身、綾波と交際している、と断言していた時期もあり、それをひとは「現実と空想の混同」「現実と空想の無理矢理な融合」と見るのかもしれないが、それだけは絶対にない。絶対に違う。
2010-01-23 22:32:43現実は現実として簡単に理解できるけど、空想を空想としてちゃんと解釈して消化することは難しい。油断すると綾波はそこにいる。そこの角を曲がったところに逢坂大河がいる。もうすぐこの町のはずれをホロが通りかかる。夜空の彼方にプラントが見える。
2010-01-24 00:33:15プラントからラクス・クラインの歌声が聞こえる。夜中にふと目醒めてそっと目をあけると布団の上に火の鳥がいる。「おまえはなにをそんなに苦しんでいるのですか」火の鳥が優しく強く囁きかける。油断すると。油断すると、だ。
2010-01-24 02:32:16夜空を見上げてひとつひとつの星が美しく見えるのは。指で星座を追えるのは。現実の折り合いがついているから。厳しい現実、苦しい状態、不安な状況の真っ只中で夜空はどう見えただろうか。
2010-01-24 03:18:25きつい状態は続くと思うが、いつか必ずなんとかなる。そう思い、歯を食い縛り立ち上がり、やれることを5割増しでやるしかない。疲れるけど。
2010-01-27 09:42:42鶏と卵で親子丼だが、一杯の丼の中の鶏肉と卵が、実の親子、卵を産んだ母鶏と、産まれた卵だったら胸がつまることもあるだろう。丼の具どうしとして丼の中で出会ったそのとき、互いにからだは冷たくなっていた…ではなくてむしろアツアツ。む、むごい…。流通その他あり、可能性はきわめて低いが…。
2010-01-30 22:21:08可能性は低いがゼロではなく、その可能性もあるのだということをふだんから考えておきたい。そんな理由からなのか…ふだんから親子丼は食べない。ここ数年は間違いなく食べてない。食べ物の好き嫌い的に敬遠していはないからやはり意識の深層部で親子という部分がひっかかっているのかもしれない。
2010-01-30 22:34:26♪ネオンの町に朝が来て♪うすらさみしい銀蝶通り♪拾った恋や棄てた夢♪きれいに思えた後悔さえも♪朝日の中に色褪せた♪「わたし、間違ってるのかな…」♪そんな女のつぶやきも♪始発列車の汽笛に消えた(作詞/杉作J太郎)
2010-01-31 08:24:20♪やさしくされたら悲しくなると♪泣いた女の銀蝶通り♪ここは北国白い冬♪空からしんしん降る雪が♪恋の思い出消してゆく♪「わたし、これでいいのよね…」♪「あのひとの名前も忘れた」♪「声も忘れた、顔も忘れた」(作詞/杉作J太郎)※「あのひとの〜」「声も〜」はメロディに乗せてセリフ語り
2010-02-01 00:37:06同性だとマイナスなものが基本異性だとプラスになる。モジモジしてるとか、ブリッコとか、すかした感じとか。今は亡き石立鉄男はそこを凌駕した存在であった。檜山修之、保志総一朗が極めて近いところに寄せてきてると思う。
2010-02-01 23:39:20真っ白な景色が静まり返っている。見慣れた街並みが知らないどこかに思える…。すべての距離感、サイズが違う。よく知ってると思い込んでた人のことを実際は全然知らなかった…、人だとすればそんな感じ。別人だ。
2010-02-02 04:49:19朝が来て雪が溶けて、いつもの町並みを車が走り人が歩く。横殴りの雪の中に垣間見えた未だ知らない町はどこかに消えた。
2010-02-02 06:58:39