リアルイベントの作りかた(E-Pin企画・城島和加乃さん)
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ところで、先日ARG勉強会で「参加型イベントの作り方」と題して、良質なリアルイベントの作り方についてお話をさせていただいたら、案外好評だったので、気付いた事をここにメモがてら書いていこうと思う。参考になさる方はどうぞ。
2011-12-06 17:31:44【リアルイベントの作り方】イベント、舞台、ライブ、観客が求めて集まってくるものは、「祭り事・政(まつりごと)」と捉えることが大事。観客の為に、舞い踊る、歌う。全ては参加者の為に。
2011-12-07 00:27:35【リアルイベントの作り方】「リアルイベント」はダブルミーニング。参加者が体験するという意味のリアルとリアルな設定を作るという2つのことは異なる。その融合がうまくできたものが上質なリアルイベントと言えるだろう。
2011-12-07 17:49:17【リアルイベントの作り方4】芯がブレてはいけない。参加者が正しく推理をしたときの思考の流れを幹とし、その幹には推理の方向性がブレるような突飛なアイディアを入れてはいけない。驚きや斬新さは装飾品であって、ドラマの複線とは違う。
2011-12-12 14:58:58【リアルイベントの作り方5】作っていく段階は、大きく「発想」「構築」「展開」の3つにわかれる。この3つは、作り手の思考・作業において、全く違うモード。現在どの時点の作業をしているのか自覚して取り組もう。
2011-12-13 14:33:33【リアルイベントの作りたかた6】(思いついたときに書いてますのでNo.は順不同です)最低限の文章ルールを身に付けましょう。ブログやTwitterでも、見ている人は見て感じています。オススメサイト→ http://t.co/6VVjK7GT
2011-12-14 14:08:47【リアルイベントの作りたかた6続き】本当はこれを読んでほしい。黄山瀬けい著「文章・文書の作り方」 http://t.co/a2QImpFs
2011-12-14 14:22:23【リアルイベントの作りたかた7】タイトル決めに心血を注ぎましょう。5で書いた「発想」「構築」あたりの作業になりますが、タイトルは内容、展開、告知、宣伝、に大きく影響を与えます。E-Pin企画では、視覚イメージが膨らむようなタイトル付けに心掛けています。必要に応じて副題も。
2011-12-15 08:17:28【リアルイベントの作りかた-余談1】以前、陶芸家の浜田庄司先生がテレビの取材を受けた時、レポーターが絵付けする浜田先生に「先生、すごいですね。30秒ですね」(このレポーターが言った時間は正確ではないかも)と言った。すると先生は「60年と30秒ね」とおっしゃった。しびれた。
2011-12-15 18:07:49【リアルイベントの作りたかた8】シミュレーション能力を高めましょう。頭の中でイベント一本シムすると、問題点や危険、やっておかなくてはならないこと、余計なことに気付く。制作、運営的なことをシム出来るようになると、自然と内容や演出的な力が備わります。
2011-12-16 10:53:10【リアルイベントの作りかた9】参加型のイベントは、お客様が主役であるという性質上、アンケート等のご意見が厳しいのが特徴です。辛辣な意見をいただくと、正直心が折れそうになることもしばしば。くじけずに、自分が信じて進めてきたことと、受け止めるべきご意見のすみ分けをすることが大切。
2011-12-17 15:27:48【リアルイベントの作りかた10】想像力を高めましょう。想像と空想は違います。根拠があり、その種から実を結ぶ可能性のあるものを、私は想像力と呼びたい。創造力、と書きたいくらいです。
2011-12-19 07:38:25【リアルイベントの作りかた11】発想は、空中に浮かんでいるものが自分めがけて落ちてくるものではなく、沢山の知識と経験と失敗によって、自分の中に芽生えるもの。
2011-12-21 11:52:23【リアルイベントの作りかた12】まだこの仕事を始めたばかりの人や若い人は、どんどん無駄をしましょう。無駄は後になってからしか分からない。何が無駄なことかに気付かなければ必要なことは見えてこないし、無駄なことを沢山経験すると参加者さんたちにさせてはならない無駄にも気付きます。
2011-12-21 16:35:49【リアルイベントの作りかた13】リアルを追求しても、リアルに表現できない事もあります。そういう場合は、架空の事柄をどれだけその世界観の中でリアルとして受け取れるかの設定を作ることが重要。ちょっと高度な話なので、テクについてはまたいずれ(笑)
2011-12-24 19:24:38【リアルイベントの作りかた14】最近PCに頼りっぱなしのせいか字が下手になった気がします。同じように、絵も描かなければ下手にり、楽器も演奏してないと下手になり、踊りも踊ってなければ身体が動かなくなり、料理もいつも作ってないとまずくなる。イベントも常に係わってないと勘が鈍ります。
2011-12-26 19:37:07【リアルイベントの作りかた15】私は子供の頃からの環境のせいか、服はどんなに有名なブランドでも仕立てが悪ければ買わないし、逆に安物でも生地や仕立てのいい物は買う。イベントも同じなんだと思う。見る人がみたら分かる。ごまかしのきかない目を持った人が必ず参加していると身を引き締める。
2011-12-27 22:55:28【リアルイベントの作りかた16】作り手側の脳味噌の数に対し、参加者の脳味噌は数百。作り手が気付かないミスに当日気付かされることも。細かなプリントミスなどもあってはならないけれど起こる。そのとき大切なのは参加者を惑わせないように、素早く素直に訂正・修正すること。そして深く反省する。
2012-01-04 17:18:33【リアルイベントの作りかた17】作り方ではないんですが。「プロ」って何だろうと考える。「プロ=何かをきちんと身に付けて生かしてる人」は、実は自分の得意分野だけでなく何でもできてしまう。それは、ある何かのプロになったというより、プロになることの方法を見つけた人だからなんだと思う。
2012-01-24 17:39:02【リアルイベントの作りかた18】新しい道を作るには、師のやっていることが出来るようになってから。師に物申すのは、その人と肩を並べてから。真似から入ってもいい。ピカソだってベラスケスの模写をした。観察しましょう。学びましょう。盗みましょう。ただし、素直で真摯な気持ちで!
2012-01-26 19:27:09【リアルイベントの作りかた19】どんなに「私はこういう人、こういう考え方」と主張しても、他者が持った印象はその人にとって真実であって、こちらでは変える事はできない。他から聞こえてきた自分の感想・印象は真摯に受け止め次へと進む。これは個人の話だけでなく「作品」でも同じ事が言えます。
2012-01-27 20:58:25【リアルイベントの作りかた20】仕事のパートナーの選び方。「話が通じる」「信じられる」「一緒にいて楽しい」。そして結構重要なのが「タイミングが合うこと」。電話とか打合せのタイミング、合わない人っていますよね? それはストレスになりますよね。ストレスは仕事の大敵ですよ。
2012-01-29 16:14:40【リアルイベントの作りかた20続き】若くしてホテルの副総支配人になった、賢くてステキな親友は「私は仕事の出来る奴より運のいい奴と仕事する!」と良く言う。「仕事をするなら仕事のできる奴がいいけれど、それより『運』だってのがミソ」だそうです。彼女曰く私はどうやら運がいいらしい。(笑)
2012-01-29 16:20:17【リアルイベントの作りかた21】トリックや謎を仕掛ける時は、大胆で不可能と思われる事をすぐに打ち消さない。どうやったらそのトリックが可能なのか考えて考えて、修正したり方向転換していく。アイディアは出るもの。諦めたら斬新なことなんて生まれやしない。
2012-02-02 22:14:58